今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ベッド下の住人

2017年07月29日 | (故)みう(おかあさん)
あるブログを見ていたら、「子ニャンを飼い始めたとき何もしないでいると家庭内ノラになる」と書いてありました。その部分には(笑)となっていたけど、笑えないのが今のみう。いまだにわが家の住人(猫)、というよりは"ベッド下の住人"です。

そのブログでは早く人(保護者)に懐かせる方法として、こんなやり方を紹介しています。しばらくはケージに入れて育て、頻繁に手を入れてお世話したりスキンシップを図る。そうすれば自然に、人を親のように慕うようになりますよと。なるほど、ニャンコは可愛くて人の心を癒して、だから一緒に暮す意味があるんだね。なんてったってペットだから。

でもみうとニャーは、わが家の家族なんです。ペット(=愛玩動物)なんかじゃない。だから本人(猫)たちのしたいようにしてもらう。もちろんルールは守ってもらうし、リードとか最低限覚えてもらうことはあるけど。

             
            ニャーが外に出たときはドアを全開に
       でも(ニャーの所在が気になって)なかなか出られない

             
            「やっぱりベッド下は落ち着くニャン」

みうのために立てた6つの目標。まだまだクリアまでは遠い道のりです。ただ、毎日一緒にいると気づかないけど、少しづつ進展している。何よりリビングに下りてくる時間が長くなったし、ニャーは依然怖くても近づけるようになったし、1階で少しご飯を食べるようになったし・・。そうそう、最近は探し物に夢中になることもなくなりました。

             
         リビングにいる時間はどんどん長くなってます

中でも最大の変化は、リビングにきたときは保護者に遊んでほしそうな顔をするようになった。何しろ今では猫じゃらしで遊び相手をするのが日課なんです。まだまだ不慣れで遠慮がちではあるけど、保護者の動きに少しづつ注目し始めたようだ。

             
                   じゃれるみう
             「これがなかなか楽しいんだニャン」

人間社会で生活していたノラ時代のみう、自然には興味の的が尽きないし、人間とのかけひきもいろいろあったに違いない。でも基本は孤独、独りで生きてきたのです。それに人間が意思の疎通を図る対象だとは夢にも思ってなかったろうし、そもそもそんな高次元のテクニックを教わるはずもない。だからみうが、保護者とのコミュニケーションを会得するのに時間がかかるのはやむを得ないことなんです。

             
                  外にはニャーが
           「あたしも早く出してほしいんだニャン」

それに対して、ノラだったとは言え元は家猫(推定)のニャー、いつも保護者に注目して、呼べば返事どころかワンコのように駆け寄ってくる。そのニャーでさえ、こっちが寝るときは遠慮して布団の上には乗ってこない。布団の周りの、ベッドの脇や出窓で(くっついたつもりになって)寝ています。当たり前のように布団に潜り込んできたかつての3匹とは違う。

うん、それはそれでいいんです。冒頭に書いたブログのようにニャンコを育てるのも、当家のようにニャンコの自己を尊重するのも、ニャンコに無理をさせずそれで幸せに思うのなら、どっちだっていいんです。ニャンコには環境の変化に順応する能力があるからです。

             
   こんなこともありました:垂れていたニャーの尻尾にじゃれたみう
             ニャーが「何だ?」と見下ろすと
               そ知らぬ顔で知らん振り              

かくしてみうは、家庭内ノラとも言うべき"ベッド下の住人"になりました。しかし外生活の時代に、あんなにくつろいだみうは見たことがない。みうの部屋は北東向きで、朝には日が当たってしかも風通し良好、さらに冷房付きという絶好の部屋。ドアをあおり止めで固定すれば、広いベッドの上に出てのびのびとしています。

そう、本人(猫)が必要と思ったり興味を覚えたときだけ、リビングにでもどこにでも出てくればいい。それでも1年や2年という年月が経てば、きっとニャーともども、冬になれば布団の中に潜り込んでくるに違いない。

何だか今の2匹を見ていて、妙にそれだけは自信があるのです。

             
           保護者お出かけにつき2匹でお留守番
     (みうが両手を前に伸ばしているときは相当くつろいでます)
      さて、この後どうなったのか、本人(猫)たちのみぞ知る

コメント
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