ダイフクを知っているスタッフは今も半数以上いるし、お客さんにも多い。
ポン、ニャーの次に店にやって来た古株だけど、ニャー、チビ、シャッポの時代は悪役だった。
3匹時代が終わり、テンちゃんやモドキやちび太の時代になってもダイフクは健在。
しかも子猫にやさしい一面などが判明し、ダイフク株は急上昇。
怪我が多く虐待に遭ったりとご難が続き、スタッフの間に「ダイフク応援団」ができた。
そうなんです。ダイフクだって、店の子になりたかっただけなのに。
しかし2018年正月に両後足を引きずって歩く痛々しい姿を見て以来、ぷっつりと消息を絶った。
その4か月後の5月、さらに4ヶ月後の9月に一度づつ顔を見せたが、それが最後になった。
足の状態は、まだ直っていなかった。
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毛並みよくきれいな猫で、歩く姿に筋が通ってかっこよかった当時のダイフク
2日前のことです。
あの白黒猫の事故死情報以来モドキを確認できないし、他の子たちも見ないまま。
重く嫌な雰囲気がどんよりと漂っていたその晩、店の妻からラインが来た。
「例のハル似?の子が来てる。」妻がその猫に会うのは初めてだ。確認の写真がついていた。
その写真を見て、違うと思った。いや、それより何より・・。
まさか、ダイフク?
薄汚れてボロボロの顔に、紛れもないダイフクの面影があったのです。
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その顔はボロボロになって汚れていた
慌てて何枚か写真を送ってもらい、過去の写真と照らし合わせて、
間違いない、ダイフクだ!
妻に伝えると、「そうか、どこかで見た顔だと思った。」
ダイフクは事務所脇の下駄箱の横から来たと言う。
事務所脇の通路は、今でも「ダイフク通り」と呼んでいるのです。
お腹が空いていたのだろう、ガツガツ食べて帰ったらしい。
仕草も昔のままだったとか。
本当に本当に、よくぞ生きていてくれました。
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痩せ細り、手足に怪我をして、耳もボロボロだった
次の日(昨日)は自分の出番。
SCの全体工事が始まり、朝から店頭と店の真後ろで騒音と振動が物凄かった。
ココレオは朝解放した途端に姿を消してしまい、行方不明に。
午後15時頃になって、例の指定場所にダイフクがいた。
その日はまず抗生物質、その顔からビタミン類の欠乏を推察して総合栄養食を与えた。
「シャーッ」とは言うけど手を鼻に近づけても攻撃して来ない。
何杯も何杯もおかわりして食べた。
そう言えば昔もそうだった。それでダイフク用に大きなどんぶりを用意したのです。
16時前になってココレオがそれぞれ帰って来た。
2匹とも観葉室に入ったので、時間は早いが慌てて閉じ込めた
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ご飯を待つ姿も昔そのもの
今日は朝からダイフクが例の場所にいた。
朝一番に来たHさんが、機転を利かせてココレオを開放しなかった。
「ニャンコ大食い選手権」(過去記事)で東横綱に輝いたダイフク、それはもう凄い食べっぷり。
真後ろの工事を気にしながら、10時半頃になってようやく店裏へと消えた。
我慢の限界に達していたココレオを開放。
今日は心配した鉢合わせもなく、ココレオは夕刻遅めだったが中に入った。
と、19時半頃になってまたダイフクが。
置き餌では足りずまた大量の追加、抗生物質も与えました。
いやはや、5年ぶりに再会した感慨に耽る暇もないほどの忙しさでした。
もともとダイフクは昼にやって来るタイプだった。
このままではココレオとの勃発は時間の問題。
早急な対策が必要になりました。
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歩く姿は、やはり背筋が伸びてカッコよかった
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