今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ノラの矜持(プライド)

2016年11月26日 | 猫と暮らし猫を知る
あなたならどちらを選びますか?
1.とにかく"今"を大切にして、毎日を思い切り謳歌する太く短いが楽しい人生
2.精進と我慢を重ねて、その中に生活の充実と楽しみを見出す穏やかで長い人生

と、聞かれても、まじめに考えたら直ぐには答えられませんよね。楽しいってどのくらい楽しいの? とか、穏やかってどんな風に穏やかなの? とかいろいろ考えちゃうし。

ましてやニャンコに答えられるはずもないのですが、でもノラたちは、時として答えざるを得ない立場に立たされちゃうわけです。ただ相手が人間だと、彼らの意思を汲んでもらえるかどうかは別ですが。

このカテゴリーの記事の中で、ノラのことやノラを取り巻く社会についてたくさん書いてきました。でもそれらは常に、(当然のことですが)人間の目線で語られています。 実は本人たちは単純明快、野生の法則に従って生きてるだけなんですね。そこに人間社会が関わってきた、彼らからみればそれだけの話です。

否定も肯定もない。自分にできる対応をして、できなければ従う。でも、どんなことがあっても、ノラたちが野生の矜持を捨てることはないのだと思います。

ノラの最終的な幸せは家猫になること、果たして本当にそうなのか。
最近のシャッポを見ていて、今までひたすら信じていたことが少し崩れてきたような気がします。 保護するだけが全てじゃない。人間社会での地域猫の活動は、ノラたちにとっても理にかなってる?

      
         外を見るのが日課になったニャー

ちなみに冒頭の質問の答え、店のスタッフの間ではほぼ半々に分かれそうです。もっと多くの人たちにインタビューしたらどうなんでしょう? それが、ノラへの接し方や育て方にも影響する。
まさに十人十色、そんな人間と付き合うニャンコたちの順応力も、たいしたもんだと思います。

追伸:
シャッポは今朝、いつもの場所に準備した箱の中で爆睡していたと連絡あり。
2日続けての取り越し苦労でした。

      
          シャッポよ、お前は何を思う


※後注:この記事は「ノラたちの幸せを願って」カテゴリーから移動しました。

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