今週は地域猫活動やTNRについて所見を述べてきました。
自分も過去に一度だけRの経験があります。リンです。(当時の名はイエミケ)
自分自身はどうだったのか。
当時のやり方を検証する意味で振り返ってみました。
(※当時の状況や自分の考えの詳細は、下に添付した関連過去記事にて見ることができます。)
家裏生活時代のリン一家(奥で足を上げているのがリン)
リンは2017年の10月、ソトチビが連れて来るような形で家裏に顔を出した。
11月には2匹の幼児を連れて来て家裏で暮らすようになった。
ソトチビも毎日通ってきて、親子との共同生活が始まった。
当方も寝床を集合住宅風にアレンジしたり暖房を強化したり、できる限りサポートした。
2018年の2月になって子離れ親離れが近づく頃、リンが発情してソトチビも乱心。
急遽リンを家中に保護したのが2月2日、翌3日に不妊手術を行った。
術後のリン
リンの養生中、当初はドアの隙間から外にいる子供たちと対面させた。
その後温暖な昼間はリードをつけて家裏で過ごさせ、場所と子供たちを忘れないよう努めた。
ソトチビは2匹の子供たちの面倒を見ていたがリンの変化に傷心し、やがて消息を絶った。
2月14日にリンをリリース。
リンは無事、元の生活に戻った。しかし子供たちの親離れが迫っていた。
子供たちが旅立つ前に何とか保護したかった。また、リンの体調も心配だった。
3月2日、嵐の前日に何とか親子そろって保護。
初めはリードに慣れなかったリン
当時は朝にはマイナス5℃まで下がる厳しい冬でした。
結果的にリンの養生期間は2週間。厳冬の折、十分とは言えない期間だ。
やはり不安が拭えなかったのだろう、結局リンも再保護することになった。
Rの後どこかに行かないように、リードまで使って場に慣らしているのも苦肉の策だ。
でも、公園などの猫の場合はそうもいかないだろう。
極寒を避けるとすれば、北国では期間がとても限られてしまう。
冬の間の妊娠を心配するボラさんも多い。
猫本位と言ったってそううまくはいかないよ、そんなボラさんのボヤキが聞こえてきそうだ。
リード付でR後に馴染むリン(向こうに子供たち)
結局最後にものを言うのは、猫たちとの信頼関係なのかもしれませんね。
こちらにできることと言えば、食べ物としっかりケアすることだけ。
仲の悪い子たちがいれば別々に、なんて配慮も必要だし。
猫が好き、そしてノラたちがかわいそう、心からそう思っていなければできないことです。
そう思えばこそ、他のエサやりさんたちにもやさしく接することができる。
そして、術後のノラたちがしっかり養生できる環境も作ってあげられると思うのです。
現在のリン一家(左からリン、キー、クウ)
関連過去記事(クリックするとポップアップ);
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