今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

寿命の話 ~ニャーよ、お前といつまでも~

2021年01月20日 | ニャー
20年くらい前、自分は出張が多くてわが家のワンニャンの面倒は殆ど見てなかったけど、それでも子供たちが何かと病院に連れて行くときによく付き合わされた。当時通っていた病院は何時間も待たされるので大変。覚えているのはその待合室に張られた啓発ポスター。中でも「猫の平均寿命は8歳」と書かれたポスターが記憶に残る。そのポスターには「ノラ猫除く」とも書いてあった。

わが家の旧3匹組:(左から)くも、テツ、ハナ(1993~2016)

猫の寿命に関する記述は資料や調査元が明確なものだけでもネット上にたくさんあって、どれも数字的にはさほど変わらない。日本獣医師会の「家庭動物(犬猫)の高齢化対策」という少し古い報文によると、確かに2000年頃の猫の寿命は8才くらいだがその前後で急速に伸びている。また当ブログでよく参考にしているペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の平均寿命は2014年に14才を越え 2018年には15才を越える。ここにきて伸び率が低下したとは言え、まだまだ急速に伸びているのです。まあ、人間(日本人)の寿命も結構伸びているわけですが。

いずれにしても当時は3匹組の余命もそんなものかと思っていたのですが、結果的にハナは22才まで、テツは19才まで、くもは15才まで生きた。2000年当時からすればみんな随分長生きしたことになる。

昨日は裏の公園を散歩しながら、自分はあとどのくらいニャーのお世話をするのだろうかと考えた。ニャーは今年の春で7才になります。診てもらった先生の見立てには幅があったのでその中央値ではありますが。今は完全家猫の平均寿命は16才と言われているけど、10年後にはさらに2,3才は伸びているのではないか。だとすれば、ニャーには少なくとも20才くらいまでは生きてほしい。それが親心というものだ。

今や絶対的な信頼関係でオジンの"分身"になりつつあるニャー

つまりあと13年。となると、最後まで一緒に過ごせるかどうかはニャーじゃなくてこっちの問題だ。ただ生きるのではなくて、(被介護猫になるかもしれない)ニャーの世話を続けるということだ。うーん、頑張って13年か。厳しくはあるが不可能じゃない。しかしちび太の場合はあと16年、一番若いチキンとポニーで18年となると・・。

ノラの自由を奪う代わりに家猫として安全安心を提供する。その安心安全は一時的なものではなく一生続くべきものだ。だからこそ問題となる老齢保護者の問題。自分も例に漏れず、さすがにあと18年となると厳しそうだ。気力でこなせる話でもないし。

やっぱりニャーの一の子分はちび太(左)だ

しかしわが家にはオバン(古女房殿)がいる。他力本願ではあるけど、彼女は自分より若いし平均寿命も長いし、何と言っても極め付きの女性長寿の家系だ。自分に何かあった場合は後を託せる。万一夫婦揃って事故に遭った場合などは子供たちに託すしかないが、猫たちが余生を平穏に暮らせるよう、少なくとも最低限のことは頼んである。でも、火事や大地震が起こったら?

これに関しての情報も多い。公的なものとしては環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」というのがある。でも正直なところ、役に立つものはなかった。

ニャーもトシとって、他の子たちと遊ぶことはなくなりました(右はキーとチキン)

というのも、わが家で緊急避難を要する場合、素直に保護されそうなのはニャーとちび太くらいのものだからだ。頑張って少し追いかけ回せばシロキとリンとチキンかな。キー、クウ、ポニーはまず確保することすらできないだろう。つまり避難できるかどうかが問題なのだ。いざとなれば外に開放するしかないのだけど、彼らがノラになって生きていけるとはとても思えない。

これは本当に悩ましい問題だ。あるサイトに冗談半分?で書いてあった、「最強の対策はとても頑丈で防火仕様の家に住むこと」くらいしかないのかもしれない。いやはや、冗談どころではない。真剣に考えねば。今も自分の横で寝息を立てているニャーの信頼に応えるためにも。

オジンの横と膝の上はニャーとリンの定位置
(信頼関係があれば、他の子がオジンにくっついても焼き餅を焼かない)


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初心を懐かしむ

2021年01月17日 | ご挨拶・解説・お知らせ
6年前の秋、旧3匹組の最後となったテツの介護に明け暮れていたとき、
家裏に住み着いたみう(当時「おかあさん」)に随分励まされた。    
それからノラのことを見直すようになり、翌年にかけて店に続けて現れ 
たニャー、チビ、シャッポの世話をするようになった。          
そのチビが事故死。                        
さらにシャッポがニャーを攻撃し始め、ニャーはわが家に避難。    
ひとりになったシャッポはダイフクの影に怯えながらも安全な屋内に   
お泊りすることを拒絶し、その年のクリスマス、唐突に姿を消した。    
4年前の今頃は、足を棒にして毎日シャッポを捜し続けていた頃でした。

さて、先日決意した公園散歩はまだ続いてます。
肉体的に少し余裕ができたのか、歩きながら物思いに耽るようになりました。
思い出すのはシャッポのこと。
あれだけ人懐こかったのに、固い絆で繋がれていると思ってたのに、
結局、何ひとつ不自由ないと思われた店の暮らしに背を向けた。
ノラにとっての幸せとは・・・それ以来の自分の命題です。

とても人懐こかったシャッポは、家猫を拒否してノラの道を貫いた

当時の自分の心境は、ブログを始めた頃に書いたふたつの記事に代表される。
「ノラと家猫の分かれ道」「エサやりおばさん」(2016.10.21,22)
ノラたちの幸せを願ってカテゴリーの前後記事も含めて、振り返ると懐かしい。
当時は随分悩んだな、とか、まだまだ知らないことが多かったんだな、とか。

出会ったノラたちとお近づきになって、ご飯を提供し暮らしの向上を図る。
望めば保護して新しい家族と安全な家猫生活を提供する。
それでノラたちは今よりもずっと幸せになれると、疑いもなく思っていた。

しかし、ノラたちの背負っているものが見えてくるのに時間はかからなかった。
人間社会の構造的な闇。そして人間のエゴ。
彼らは人間が持つ醜い心根の落とし子だった。
拾う神あれば捨てる神あり。
どんなに救っても、ノラを生み出すのはまた人間なのだ。

好奇心旺盛だったアスリート体型の子猫チビ(2016年事故死)

ノラを救うとはどういうことなのか。
あまりにも大きすぎる戦う相手。
それでもここまで来た以上、当時に戻ることはもうできない。

だから、当時が懐かしい。
ノラたちのために何ができるかと一直線に考え、そして夢があった。
何よりバイタリティーがあった。
それだけは、今も失わないでいようと思うのです。

こわもてだけど紳士的で面倒見のよかったソトチビ(2018年行方不明)

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相変わらずの看板猫

2021年01月15日 | レオ(テンチビ)とココ
元旦2日以来のレオとココ、最近はまとめて「ココレオ」と呼んでます。
年末年始の慌ただしさが過ぎて店は閑散期に。
ココレオにとってはようやく平穏な日々の復活だけど、スタッフはこのときしかできない仕事に追われて相変わらず忙しそう。

よく晴れた日、店奥の棚の上でくつろぐココレオ

2匹は殆ど店内で過ごしています。
日差しのある暖かい日は所々で日向ぼっこ、寒い日は暖房の効いた屋内に避難。


昼間は片してある霜除け用シートがお気に入りの場所

もともと人懐こいレオはお姉さんたち(スタッフ)にまとわりついて、お邪魔虫に精を出しています。

切り花の作業台でお邪魔虫

事務所の空調の前に安らぐ場所を見つけました。

よく暑くないなと思うのですが・・(微風にして設定温度も低めです)

ココは昨秋の失踪から戻って以来、殆ど店から出なくなりました。
レオを慕いつつ、独りで過ごす時間も少しづつ増えてきた。

かつてシャッポやちび太が愛用した枕木の上で

そんな2匹の主な居場所は、夜はもちろん棚下の寝床。
昼間は、やさしいスタッフが特等席を譲ってくれました。

商品ディスプレイ上最も人目を引く重点ポイント。
同時に暖房の温風がほんわかと感じる一番暖かい場所。
そして、動き回るお姉さんたちを見渡せる場所。


「ここが一番お気に入りなんだよな」

ココレオは、スタッフの愛情をたっぷりと浴びて恙無く暮らしております。

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公園散歩 ~2021年頭の決意?~

2021年01月14日 | レオ(テンチビ)とココ
年末年始の慌ただしさもようやく落ち着きました。
今年も妻と交代で、毎日が家と店のニャン世話です。(もちろんメインは仕事。)
まずは暮れからの留守番続きで弱った足腰を鍛えなおそうと、出番のときにSC裏の公園を散策することを決意。早速昨日から始めました。

今回はその散歩コースを簡単に紹介します。
(過去記事「こんなところで暮らしています」も合わせてどうぞ。)

1.SCから出て裏の公園(丘陵)へ
当店の前にあるSC東出口からバス通りに出て、SCの擁壁に沿って遊歩道を曲がる。SC北側擁壁に沿って小川と桜並木の遊歩道を進むと、公園丘陵の東側登り口があります。ここを登るとトシのせいか結構息切れ。この広大な丘陵はSC北に隣接してSCの西側まで続いています。

 
左写真:SCの擁壁に沿った遊歩道から丘陵に登ったところ
写真右手にSCの建屋(その向こうにある当店は見えない)
右写真:左写真の反対方向、丘陵の奥は鬱蒼とした木立  

2.公園の丘陵
鬱蒼とした木立に囲まれた丘陵には何本かの遊歩道があって散策できます。夏でもひんやりとしてフィトンチッド(森林浴)に最適。丘陵のさらに北側は、10年ほど前に開発されて今では住宅街に。丘陵の西側の端からは遠くの街まで延々と見渡せたのですが、今では木立が大きくなって視界が悪くなってしまいました。

 
丘陵には遊歩道が数本あって散策ができる

3.丘陵の出入り口
丘陵には3ヶ所の出入り口(登り口)があって、西側登り口を下りると目の前に広大な池が広がる。この池と丘陵が一体となってひとつの公園になっているのです。とにかくこの街には公園と遊歩道が多いのが特徴。

 
丘陵の西側下り口とその先に見える池

4、公園池
広大な池の中央には砂州をイメージした埋立道(中の道?)があるのだが繋がっていない。その埋立道の両側には葦が群生して水鳥の隠れ場になっている。池にはざっと見て5種類の水鳥がいた。池のSC側には広場や遊具があって子供連れ家族の憩いの場になっている。

 
左写真:左手に丘陵、対岸に憩いの広場、右手中の道の向こうに葦が群生
右写真:憩いの広場で和む家族連れ

SCの東側から出て丘陵と池を回り、SCの西側に戻る。それからSCの裏手(丘陵のある北側)を回って店に戻ります。速足で歩けば30分足らずかな。でも昨日は遠回りしたり観察したりで、45分ほどかけて戻りました。

ニャーたちのお世話はまだまだ続くし、この先新しいノラたちとの出会いも多いだろう。何と言っても身体が資本。ということで始めた健康づくりだけど、この年頭の決意、果たしていつまで続くことやら。


昨日は、散歩から戻るとレオとココがお出迎えしてくれました

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のびのび

2021年01月11日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
キーとクウがストーブの前でくつろいでます
クウはのびのびして思い切りリラックス


と、キーに近寄るクウ



ついに絡んで「遊んで~」


「しょうがないなぁ」とお付き合いのキー
やっぱりキーはお兄ちゃんだ


その後、家族でコタツを独占してくつろいでました


なんだかんだ言ってもやっぱり家族
ところでクウ、一昨年のあの大問題が再燃か
それはまた別の機会に

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