今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

家裏の2匹、新年のご挨拶

2022年01月19日 | サクラ(新顔)
サクとキーたん
今年もよろしくお願い致します
サクラ(左:付き合い歴3年半)とキジロ(右:付き合い歴3年)

初来訪の頃はともに子猫だったので、4才と3才半を過ぎた年頃でしょうか。
この2匹になってから家裏は静かで安定しています。

今朝はついに出ました。庭の気温-6℃。
昨夜キジロがやって来る頃は既に氷点下、結局現れませんでした。
キジロは勝手口に来ても鳴かないでただ待つだけ。
この寒さでは、足が遠のくのも無理ないです。


極寒の中、こっちが気付くのをじっと待つキジロ

一方のサクラは家裏の寝床を使用中。
夕方気温が下がって来ると中に入り、朝9時頃に動き出す。
雨や曇りの日は一日中入っているときもあります。
で、すぐ近いせいか、勝手口下に来て無言の催促をすることが増えた。

夕方、カイロを替えにいくと面倒臭そうな顔をするサクラ

キジロもサクラも、"本家"は別にあるらしい。
サクラは町内で時折見かけるけど、キジロは近所の人もまず見ないそうだ。
この時期、2匹とも夜来たときは背中が氷のように冷たいので、必ずお湯を出して食事中は手のひらでしっかりと温めてあげてます。
ということで、ドアの中からならいつでも抱いて保護できる状態。

寒い夜が続くとたまに昼間やって来るキジロ

さて、サクラやキジロが来たことをどうやって気付くか。
頻繁に勝手口の外を確認するというのもあるけど、やはり限度ってものがある。
実は中の猫たちの様子でわかるのです。
特にニャーとちび太。
他の猫は鈍いのか興味がないのか知らん顔。

ニャーはやっぱりリーダーの自覚か、家周りの点検に余念がない。
勝手口に誰か来れば真っ先に飛んでいく。
サクラには好意的のようだけどキジロには警戒しています。
ちび太は、とにかくサクラが気になって仕方ない様子。
もしかしたら好きなのかも。
キジロにはニャー同様やや警戒気味かな。
いずれにしても、中の猫たちにとっても家族同然となっている2匹です。

カイロ交換を待つサクラに警戒心は殆どない
(思えば随分変わったもんだ)

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この子は・・・

2022年01月17日 | チキン,キリン,ポニー
じゃーん
さて、誰でしょう

2年半前に保護してわが家に2ヶ月ほど滞在した
キリンです
当家と親交のあるお宅に引きとられていきました
今の名前は「みい」ちゃん、♀で現在5.6Kg

店前のベンダーの下で衰弱していたところを
小学生の姉妹が店に運んできたのがチキン
親兄弟は探したがいなかった
のはずだったが、2週間後に店で保護したのがキリン
状況からしてチキンの妹分だと

保護当時のキリン

生後1ヶ月ほどの子がよく2週間も生きていたものだと
当時は外暮らしだったテンチビ(レオ)のご飯を盗み食いしていたらしい
チキンより一回り小さかったけど
チキンのように弱ってはいなかった

流し目が特徴の理知的な顔立ち
当初チキンを引き取るはずだったその里親さんが
一目見てキリンに変えた


里親家に旅立ちの頃

チキンとはまさに兄妹
大の仲良しだった
わけもわからず不安そうに連れていかれた顔が印象に残る
でもその翌日には、大食漢ぶりを発揮したそうだ

里親さんは大の猫好きでしかも育てのベテラン
こんなに立派な淑女?に育てて頂きました
感無量


チキン(左)と

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ハンストする猫

2022年01月15日 | ケン(ちびたん)とコミケ
猫がずるいのか、自分が甘いのか。
どうにも "してやられた感" が否めないこの頃です。
しかも相手は、まだ子猫のちびたん。

膝の上でゴロゴロ状態(昨年11月、保護してひと月過ぎた頃)

「家庭内ノラ」の立場にますます磨きをかけてきた。
近づくどころか、目が合っただけでさっと部屋から逃げ出す始末。
かつてケージ暮らしの頃は抱かれて喉を鳴らしていたのが嘘のよう。
ご飯をくれる人という認識はあるらしく、支度中は他猫と一緒につつましく待っている。
でもいざ差し出せば「シャーッ!」、そして一目散に逃走。
なのでちびたんのご飯はいつも「置き餌」です。

興味と警戒=陰(部屋の外)から見つめてきます

最近は、どうやら危害を加えない相手ということがわかってきたらしい。
で、安心したのか、穏やかになるどころか逆に攻撃性が出てきた。
油断すると爪出し猫パンチを食らいます。
まあ、育て方のまずさがブーメランで返ってきたようなものでしょうか。

先日、そのちびたんが突然食べなくなった。
それまでは華奢な身体の割には他猫の倍は食べる大食漢。
拒食がまる1日くらいになると、こっちも気になってくる。
何しろ突然のこと、真っ先に考えたのは異物誤飲か口内の傷。
どっちにしても通院しないとわからないし、レントゲン検査も必要になる。
と、思案しながらとりあえず流動食などいろいろ試してみた。

すると突然、食べ始めたのです。
実はちびたんとシロキは大食漢なので、最安の缶詰を増量に使っていたのですが、
結局、その増量を止めただけで食べ始めた。
今では従前より量はやや少なくなったけど、他猫と同じように問題なく食べてます。

猫社会ではまずまず、リビングでもしっかりくつろいで

あれはハンストだったのだろうか。
いやいや、猫に「欺く」だとか「交渉する」だとか、そんな思考はありません。
あくまでも自分の気持ちに忠実、行動は嘘偽りなく気持ちを反映する。
本音一直線の純情、でもそれだけに厄介なこともある。
食べないときは本当に食べない。
人間のように、背に腹は代えられないからいざとなったら食べる、なんてことがない。
食べないときは食べ物として認識してないので、死んでも食べないのです。

2階の出窓で日向ぼっこが日課(右はチキン)

つまりハンストのつもりではなくても、結果的に最強のハンストだ。
妥協の権化のような人間がかなう相手ではない。
かくしてちびたんに限らず、サクラにモドキや家猫たちも、ご飯のグレードをどんどんつり上げてきたのです。
ああ、その一方で、いまだに嫌な顔ひとつせずに最安缶詰でも食べてくれるシロキ。
手間もかからないし、なんと保護者孝行なのかと後光が差して見えるのです。

リビングで日向ぼっこ(ニャーとちびたん、手前のシロキには後光が??)

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JFE敷地人工島の地獄・哀れな猫たちのその後

2022年01月13日 | ノラたちの幸せを願って
「JFEよ、猫の命を粗末にするな」を書いたのは昨年11月3日のことでした。
自分がこの問題を知ったのは同日付のFRIDAY DIGITALの記事。
食べ物がない人工島の鉄工所に1000匹のノラ猫が放置されているという記事。
その悲惨さは詳しく読むまでもなく想像できるが、さらに極寒の冬という追い打ちが迫る。
誰だってその行く末を案じるのが人情だ。



部外者の立ち入りはJFEに禁止され唯一の門は固く閉ざされている。
12月になって、鉄工所の有志作業員によって数匹が救出されたと毎日新聞が報じた。
JFEはそれを禁止し、関わった作業員を処罰し、さらに脅しをかけたと。
しかしその後の情報がない。
JFEや川崎市をはじめ関係各所に確認してもなしのつぶて状態だった。

一方先のFRIDAYにも、JFE野良猫で検索しても盛んに出て来る名前があった。
「幸 アニマルサポート」
見ると個人のブログのようだったので、とりあえずは敬遠した。
初めは大手報道の方が客観的に把握できるし、個人のブログは得てして思い込みもあるので避けたのです。
しかし事態はひっ迫しているはずなのに、それ以外の報道は知る限り皆無。
それで、先のブログを改めて見返したのです。


結論から言うと、この幸(ゆき)さんという方は素晴らしい。
鉄工所の作業員から相談を受けて以来、全身全霊でこの問題に取り組んでいます。
川崎市の犬猫愛護ボランティアで一昨年に社団法人「川崎かぎしっぽ」、昨年に「幸アニマルサポート」を設立。
娘さんと活動しているとあるがどのくらい仲間がいるのか、
あるいは行動力が卓越しているのか、かなり大規模に展開しています。
ブログ内容も客観的な事実を並べているので参考になる。
今後はこちらのブログを参照して頂き、自分も応援していこうと思う次第です。
何とか当の猫ちゃんたちが全員救出されますように。

注)自分は幸さんとは何の連絡もとっていません。「拡散希望」とあるので勝手に紹介させて頂き、膨大な数の写真の中から差支えのなさそうな2枚を転用させていただきました。

※幸さんのブログ。昨年9月18日の記事以降この問題に取り組んでいます。

※当初クラウドファンディングを立ち上げた時の紹介文。(プロジェクトは終了しています。)


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2022年 年頭の抱負

2022年01月11日 | ご挨拶・解説・お知らせ
当ブログの中核をなすシリーズ「ノラたちとの共存を目指して。」
昨日、その予告編に番外編6と場外編6を追加しました。ブログを始めて間もなく書いた1回目の記事では、全8回のタイトルを予告してその内容も頭には入れていた。当時は問題の全体、つまり書くべきことが見えていたつもりだったのです。

しかしその8「殺処分0に向けて」を前にして筆が止まり、代わりに番外編6記事、場外編6記事を追加することとなった。いずれもその8を書く前に認識しなければならないテーマだ。何故ならそれらのことを乗り越えないと「殺処分0」は実現しないからです。その道筋さへ得られれば、完結章「ノラのいない社会」が現実的に見えてくる。

当家にたくさんの思い出を遺してくれた3匹組の亡き後、ノラたちを少しでもサポートしたい、保護して幸せにしたい、そう思って始めたこのブログと保護活動。しかしその数の多さにまず途方に暮れた。里親さん探しもうまくいかなくなり、結局、現在は家に9匹店に2匹、外で世話している常連さんは3~4匹に及ぶ。保護を始めた頃には思いもよらなかった状況だ。


一方ノラの問題は当初考えていたよりも遙かに奥が深く、まるで一見浅いがどこまでも沈む底なし沼だとわかってきた。保護に奔走するボランティアさんがいる横で、いまだに猫捨てが横行している。司法が、検察警察が、報道がそれを黙認しているからです。何故なら、私たち人間社会そのものが猫捨てを黙認しているからです。

社会が変わらない限りノラの問題は解決しない。ノラたちの幸せはやって来ない。それじゃあ今いるノラたちにとってあんまりだと、ボラさんたちの活動は続く。疲弊しないことを願うばかりです。一方自分はどうかと言うと、既にアップアップの状態だ。

譲渡会しかり、ネットの里親さん探しサイトもしかり、組織的な保護団体の大きな拠り所になっている。とにかく"数"をさばかなくてはならないのだからさもありなんだ。自分のような細々とした個人保護活動家には出る幕もなさそう。実際ちび太、チキンにちびたんと、このところの里親さん探しは不発に終わった。リン一家やポニーに至っては人馴れすらうまくできてない。



自分にとって最大の問題は自身の年齢だ。自分は、もし保護団体に譲渡を申し込めば制限により拒絶されちゃう年齢です。しかも里親さんを見つける能力もない。では自分は、もうノラの保護はできないということだろうか。お腹を空かした子猫が迷い込んで来ても、見て見ぬ振りしろということか。ちびたんは、放っておけばよかったと?

いまだに増幅し続けるノラの数。コロナでさらに増え続ける飼育放棄。それでも売り続けるペットショップ。現存ノラ保護団体だけでは手におえるものではない。全国に散在する自分のような個人保護活動やその予備軍を取り込むことが必須条件なのだと思います。

自分は、ノラたちを幸せにする道筋探しを諦めません。残り少なくはあるけど、自分のライフワークだと思っています。今年はそれに加えて、自分が今後もノラ保護を続けていく道を開拓していこうと思います。ノラたちとの共存、いや、ノラそのものがいない社会を目指して。

「右目尻に"ものもらい"ができちゃいました」(ニャー)

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