日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「クインテットIV 五つ星の作家たち」に行ってきました(2018.1.13~2.18)@損保ジャパン美術館

2018年02月03日 | 美術館・博物館
「クインテットIV 五つ星の作家たち」に行ってきました(2018.1.13~2.18)@損保ジャパン美術館


またまた次の雪が降る前にと(笑) ようやくまったり見てきました「クインテットIV 五つ星の作家たち」@損保ジャパン美術館♪

『(前略)ポール・ゴーギャンは「芸術とはひとつの抽象なのだ」と言明し 絵画に思想・哲学的要素を取り入れましたが 5人の作家たちはゴーギャンの革新性を無意識に踏襲し 理知的な線と感覚的な色彩とを組合せ 世界を写すことと自己を表出する振幅の中で制作しています

私たちと同時代に制作された 手法と環境も異なる5人の作品を見ることは 「時代精神」に立ち会うことにほかなりません
具象と抽象の狭間の深い闇の中で 光を求めて彷徨い続けているのが現代作家たちであり 私たち自身でもあるのです(後略)』

いつもより少し広く感じられる美術館会場には5人の作家の作品がそれぞれ飾られており ますは船井美佐氏の立体作品 子どもが遊べるようにできていて 作家も子育て中の方のようで ちっちゃな遊び場スペースのようで嬉しくなります♡

 

次は竹中美幸氏の 35mmフィルムを彩色加工したスタイリッシュな作品 

  

また水玉模様のような水彩とパステルの絵 それから「何処でもないどこか」という作品は 水彩に樹脂を水玉のように丸く貼りつけた 雨の窓のような不思議な作品でステキです

 

そして室井公美子氏の この世とあの世の境目をあらわすかのような抽象的な油彩の作品の数々 紫色の油絵が多く 第4回目となる今回のテーマ「具象と抽象の狭間」をとてもよく表しています 

 

そして 田中みぎわ氏は 故郷の熊本で幼い頃過ごした川の思い出を 墨や胡粉等でにじみの出る麻紙や半紙にあらわした 日本画のような大きな作品の数々に圧倒されました 
白と黒だけであらわした川辺 故郷の風景など...この作家はカタログに収録されていた5人のインタビューの中でも異色で テレビやラジオもなく 自然と触れ合うことを大切にする生活の中で 自らが自然と作品との触媒となるように創作活動を続けられており 実に考えさせられました 最新のものを常に追っている日々の中で こんな純粋な創作活動ってできるのだろうかと...

 

そして最後に チラシの写真で一番に目をつけていた青木恵美子氏の 実に立体的なアクリル絵の具の花びらの「INFINITY」シリーズ!! これはどうやって作ったんだろうかと...花びらの形をしたアクリル絵の具が立体的に「置かれて」いて 平面の絵というよりは花びらの立体造形のようなのです♡ 色も 白 赤 青 各色それぞれに魅力的です

 

 ← ここまで立体的に!!

「継続的な作品発表実績があり 将来有望な5人の中堅作家たちを紹介するシリーズ企画第4 弾」とのことで 今回初めて見に行ったのですが ひとりひとり個性が光っており また生き方もさまざまで 魅入ってしまいました

「クインテットIV 五つ星の作家たち」
は こちら 2月18日(日)まで!



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古代アンデス文明展に行ってきました(2018.1.30)@国立科学博物館

2018年01月31日 | 美術館・博物館
古代アンデス文明展に行ってきました(2018.1.30)@国立科学博物館


次の雪が降る前にようやく行ってきました「古代アンデス文明展」!!

平日午後は結構混んでいました 写真撮影OK ただし最後のミイラの部屋等一部は撮影禁止
世界遺産としては マチュピチュ ティワナク ナスカの地上絵などが紹介されていました

文化の時系列展示

第1章 アンデスの神殿と宗教の始まり
コトシュ遺跡 (ペルー南部) 骨で作った笛など
カラル遺跡(世界遺産) ペルーの北 3000a.C.-1500a.C.


第2章 複雑な社会の始まり

チャビン文化
(世界遺産) 1300a.C.-500a.C. ペルー北部
チャビン・デ・ワンタル (世界遺産) 祈りの場でした 自分の首を斬る土器を見てびっくり!
クントゥル・ワシ遺跡 800-550a.C. ペルー北部

第3章 さまざまな地方文化の始まり
モチェ文化 200a.C~800 ペルー  ジャガー神を表すマスク 太陽の神殿 月の神殿 
ナスカ文化 200a.C.~650 ナスカの地上絵は水の儀式(雨乞い)であったという説 カワチ神殿 

第4章 地域を越えた政治システムの始まり

ティワナク文化
の遺跡(世界遺産) 石の文化だった ボリビア
山上の巡礼地 500~100 ティティカカ盆地
ワリ文化 650~1000 ペルー
シカン文化 800-1375 ペルー 灌漑農業 ロロ神殿 金属加工に優れていた
儀式や装飾品に使われた装飾つきのツボが可愛い(^.^)

チャンカイ文化
(ペルー) 北にチムー帝国 南にハチャカマラ宗教地に挟まれる
土器や織物


第5章 最後の帝国 チムー王国とインカ帝国
チムー王国 1100-1470 ペルー
インカ帝国 15世紀~1572 ペルー・ボリビア・エクアドル  ケチュア像 カパックニャン王の道(ワリ文化)
チャンチャン遺跡(世界遺産) ペルー

1532年
に インカ帝国最後の皇帝アタワルパが スペインの征服者ピサロに殺された 40年間インディオたちは抵抗したが 金はスペインに奪われ 殆ど残っていない 美術品としての金の価値は見過ごされた

 文字はなかったので 結び目で数字をあらわした


第6章 身体から見たアンデス文明

変形頭蓋 
前頭後頭扁平型と円錐型に分かれる 子どもの頃から頭を縛り形を変えていった
開頭術(トレパネーション) 
 パラカス文化 小さいものは頭蓋穿孔で 頭蓋骨に大きな穴があけられたものを見て驚愕した 

遺体を体育座りにさせてミイラを包む(ファルド) ワリのミイラ チリバヤのミイラ(900-1440) 内臓を抜く等の人工のミイラと 自然のミイラ(乾燥地帯のためそのままでもミイラ化する)

人身供儀
 (インカ、子どものミイラ) モチェ文化のいけにえの儀式では 人形を壊してそれと同じようにいけにえを殺戮したという

チリバヤ文化
 900-1440 ミイラと頭蓋骨変形
アンデスのミイラ思想 死者は生者とともに生活していると考えられ お供えもされた 
男児のミイラとその副葬品は 身体を包んでいる布は何度か取り換えられたようです
ミイラを開梱している映像は すぐそばにそのミイラがあったのでちょっと怖かった...

最後のアンデス文明のシアターは画面も大きくて見ごたえがありました 

同じ日であれば常設展も見られますが 午前から出かけていたので常設展まで見られませんでした 日本館は外国人が多かったです 

まぁ見に行けてよかった...いつもイタリア美術ばかりなので 世界遺産検定も受けてることだしネ!(^^)!

カテゴリ「アンデス文明の世界遺産」: ウマウアカ  カラル遺跡 クスコ
サマイパタの砦 サン・アグスティン チャビン・デ・ワンタル  チャン・チャン
ティエラデントロ  ティワナク  ナスカの地上絵 マチュ・ピチュの歴史保護区
リオ・アビセオ国立公園

アンデス文明展
は こちら 2018年2月18日(日)まで!!


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「デンマーク・デザイン展」に行って「ヒュッゲ(hygge)」を感じてきました(2017.12.20)@損保ジャパン美術館

2017年12月28日 | 美術館・博物館
「デンマーク・デザイン展」に行って「ヒュッゲ(hygge)」を感じてきました(2017.12.20)@損保ジャパン美術館
 

行ってきましたクリスマス前の「デンマーク・デザイン展」!!

12月10日欧日協会の「2017年を振り返って」の恒例セミナーで 今年流行った言葉として出たのですよ hyggelig ← デンマーク語からの外来語で 「ヒュッゲの」つまりドイツ語でgemütlichkeitを指す言葉です 
主に若者に使われているhyggelig は居心地のよさを表す言葉で 暖炉の前に座り本を読んだりお喋りしたり...という まったりした時を持つというわけ(#^.^#)
この単語が即分かったのはクラブツーリズムの世界遺産講座の北欧編で「ヒュッゲ」について習ったのでピンときた!

 *       *        *

デンマークは 北欧デザインの中でも数々の巨匠を輩出し続けるデザイン大国なのだそうです
シンプルな美しさと機能性 技術力にすぐれた高いクオリティが特徴で 誰もが良質で快適な住まいを持つことを推奨してきた福祉国家だからこそなのですね!

19世紀から ミッド・センチュリー(20世紀中頃)に至る 家具 食器 証明器具等を見てきました

第1章 国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン

ここではまずロイヤルコペンハーゲンの19世紀の磁器等が展示されており 歴史を感じました

第2章 古典主義から機能主義へ
深皿やピッチャー等 またテーブルランプ そしてテキスタイル等がありました

第3章 オーガニック・モダニズム - デンマーク・デザインの国際化

ここでは Y字型チェアがとても大きくて 初めてオーガニック・モダニズムを知りました
そして アーネ・ヤコブセンアントチェアは 背中と椅子の部分が初めて一体化した形の椅子とのことです 1952年に作られました
彼は デンマーク古典主義からインターナショナル・スタイルに移行したのだそうですが そのデザインがとても気に入りました! 頭の両側のスペースが大きく取られていて安心♡

また デンマーク生活協同組合連合会の家具開発部門責任者のバアウ・モーウンスンが 安価でよい椅子を設計したことも知りました

なんといっても ポウル・ヘニングスンペンダント・ランプの形が松ぼっくりに似ていて 光がちゃんと下の方にやさしくあたるような形になっているのですよね... この板の角度がなんともいえず優しく感じました♡

ヴェアナ・パントン
は チラシにもある真紅のハート型のハートコーンチェアを作りました これは目を惹きましたね~

デンマーク・モダニズム
は1970年代に始まった シンプルで使い勝手がよいデザインです 小物やブローチ カトラリーや台所用品などもありました こんなキッチンに憧れます( *´艸`)

レゴブロック(無限連結式ブロック玩具)もありました 懐かしいですね~ レゴは leg godtよく遊べ」というデンマーク語(Danish)から来ているのだそうです


第4章 ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン

ナナ・ディツェルは女性設計者で トリニダード・チェアは 休暇で訪れたカリブの島の椅子のイメージだそうです 

そして最後の特別出品コーナー ここで実際に座ったチェアは 外国の方の身体に合わせた大きなチェアでうっとり... そしてそのうしろの壁には テキスタイルタイルが貼られていて 壁という空間を立体的にアレンジしたKVAdrat(クヴァドラ)社のウールの感覚に なんともいえず魅せられました...  

   ← テキスタイルタイルは まるであじさいの花畑みたい...♡

年末のせわしなさが一瞬ふっとんだヒュッゲのひとときを 忘れません...

デンマーク・デザイン」展は こちら ← 12月27日(水)で終了

 *       *        *


さてでは 2017年11月25日に放映された「世界ふしぎ発見!デンマーク」についてです:

デンマークは 国民(260万人)の幸せ度が高い 「世界幸福度ランキング」で2016年1位(2位はスイス) 2017年2位(1位はノルウェー)なのです 日本は51位

税金は高いがきちんと反映されていて 教育費・医療費も無料 選択の自由があり ただし物価は高い (ペットボトルの水が400円くらい) 消費税25% 国民負担率70%(直接税、社会保障費) という高負担・高福祉の国です
 
暖炉のあるリビングで ゆったりと家族と過ごすのが「ヒュッゲ(hygge)」とのこと 

デザイン王国デンマーク 森の幼稚園 スモーブローという名物オープンサンドイッチ  

自転車専用ハイウェイ(首都圏13エリア)があり通勤・通学は半数が自転車  2050年までに化石燃料廃止を目指している

クリスチャニアバイクという 子どもや荷物を載せるリヤカーのような自転車もある
自転車専用のスマート信号もつく 逆に自動車税150% 通勤時間が2/3に減り 医療費や環境保全費が削減されたという マイナスをプラスにするのがデンマーク流

スーパーキーレン
に5年前にできた公園は 50か国以上の住民の出身地を象徴する遊具を取り入れたところ 治安がよくなり住民の交流のきっかけとなった 日本からはタコの滑り台♪

住宅ローンの優遇制度
があり 蚤の市で家具も揃う 広々とした家 週末の家族でのお菓子作り 平日は午後3~5時に仕事から帰宅 ←うっそ~デンマークはみんなそうだって!!古代ローマ時代も午前中しか働かなかったし(笑) 

教育費も貯金していなくて 大学生は生活費も税金から出る 「税金が高くとも有効に戻ってくるなら暮らしに支障はない」とのこと 

ヒュッゲ(hygge)
とは: 居心地がよいこと ささやかな幸せを大切にすること 日常の大変さからの避難 なのだそうです

(日々ただ忙しくしているだけの私たち日本人は...とても到達できないと思う...)

相席食堂で見知らぬ人とおしゃべり 子どもと老人がゲームをしたり 政治の思惑を超えた人々のつながりが ヒュッゲの一つでもあります
 
2017年
日本とデンマークの外交樹立150周年 ロイヤル・コペンハーゲンも記念に日本の植物のモチーフを発表 

19世紀の敗戦 領土減少から立ち直ったデンマーク人の強さを表す言葉は「外で失ったものは 内に見つかるだろう」(作家 ホルスト) とのこと
酪農大国となったデンマーク ロラン島のオーガニック農園の 伝統を取り戻し 豊かな大地を取り戻す試み デンマークの古代から続く茅葺き屋根に使うススキは 日本からの養殖 

そんなデンマーク人の強さを作るのが 実は「森の幼稚園」なのです
子どもたち(25人いた)は 広い森の中で自然と遊び のこぎりやペティナイフやスライサーを平気で使ったりしますが 大けがはないとのこと 文字も計算も小学校入学まで教えずフルに五感を使い鍛えて 人と自分が違うことを学ぶのだそうです

独身の30才男性には 胡椒が贈られるのだそうです 人生にスパイスを!!とのこと(笑) 

また 広島市は 日本にヒュッゲを伝えてきており 広島アンデルセンのパン屋さんが紹介されました ここのデニッシュがデンマークに里帰りしているそうです♡
2030年までに現金が廃止されるとのこと これにはビックリ!! キャッシュレス社会は犯罪が防げるからだそうです

* 写真は デンマーク・デザイン展の入り口 ここで記念撮影しました♪

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日本・デンマーク国交樹立150周年記念「デンマーク・デザイン」が開催されます(11.23~12.27)&世界遺産講座で聞いた北欧のお話あれこれ@クラブツーリズム

2017年11月09日 | 美術館・博物館
日本・デンマーク国交樹立150周年記念「デンマーク・デザイン」が開催されます(11.23~12.27)&世界遺産講座で聞いた北欧のお話あれこれ(2017.7.19)@クラブツーリズムの旅の文化カレッジ


日本・デンマーク国交樹立150周年記念 「デンマーク・デザイン」が開催されます
2017年11月23日(木・祝)~12月27日(水)
休館日 月曜日(ただし12月25日は開館)
於 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(西新宿)

快適でモダン。伝統と機能美。ヒュゲ(※)を愛する、暮らしのかたち
※デンマーク語で「温かな居心地のよい雰囲気」という意味の言葉

日本でもおなじみのアンデルセン童話やレゴなどを生んだ北欧の国デンマーク
九州ほどの小さな国土に約570万人が暮らし 世界で最も幸福な国として知られています

デンマークは、近年人気を集める北欧デザインの中でも、数々の巨匠を輩出し続けるデザイン大国でもあります
シンプルな美しさと機能性、技術力に支えられた高いクオリティは 現代までのデンマーク・デザインの大きな特徴をなしています
そこには、誰もが良質で快適な住まいを持つことを推奨してきた福祉国家としてのデンマークの姿勢がうかがえます

本展では デンマークのデザイン博物館の学術協力のもと 19世紀後半からミッド・センチュリーを経て現在に至る 家具 食器 照明器具 日用品等を一堂に展示し デンマーク・デザインの魅力に迫ります

展覧会は こちら


* 2017年11月25日(土)の「世界ふしぎ発見!」(TBS)では デンマークが取り上げられます ヒュッゲについて 税金は70%取られるが 様々な公共施策(教育、福祉その他)がすべて無料 それだけじゃない国民の「幸福度」が日本の比ではないとのこと...
 
このお話は実は 家族が通っていた大学の学園祭(11/5)で「世界ふしぎ発見!プロデューサーによる特別講演会」で 「世界ふしぎ発見!」の重延プロデューサーから直接会場で聞いたお話です ← 私はどこにでも顔出すんです(''◇'')ゞ

実は「ヒュッゲ」と聞いて 先日聞きに行った世界遺産講座の北欧のお話をパッと思い出しました 以下はそのレポートです:

  *      *     *


㈱クラブツーリズムテーマ旅行部顧問で 夕刊フジにも「世界遺産旅行講座」の連載をされている黒田講師による クラブツーリズムの旅の文化カレッジ「知れば旅が楽しくなる【世界遺産講座】」(水曜夜、毎月)に参加しています♪ 

観光情報以外にも 歴史とか世界遺産を深く掘り下げた講座で 「光っているところを観るだけでなく なぜ光っているかを考察し 気づきの喜びを知る旅」を提案するというコンセプトの講座で あらゆる方面の豊富な知識に毎回驚嘆しながらも 楽しく学んでいます ← 世界遺産検定も受けることだし...

世界中を添乗員として駆け巡り 国内外のあらゆるところをみてまわり それらを講座で披露してくださる 貴重ですね~ スーパーな方で驚きです!!
中でも第4回の北欧について かいつまんでご紹介しますと:

ノルウェー フィンランド スゥエーデンの基本情報の紹介 世界一幸せなデンマーク人とは? これは2016年国連の幸福度調査で北欧4カ国はすべてトップ10入りし 1位のデンマークでは「人生がつらい」と感じる人は1%というデータ!!

これは税金による富の再分配ができており福祉が充実し 経済的に平等と感じていることが大きく 必死で働く必要がない 大学も無償だとのこと

またデンマークには 「Hygge(ヒュッゲ)」という「居心地のいい時間や空間」という特有の概念があるとのこと たとえば暖炉の側でまったりと家族や友人が歓談したり交流したり 笑うというのも大切で 独りの人でも瞑想するのがよいそうです 歓談は認知症予防にもなりますね
それがデンマークでは何百年も継承されてきたのですね ← 実はここの話のところで 年に数回しか笑わないというこの私はガックリ(笑)...( ;∀;)

また 北欧の夏至祭があり 5月には花が乏しいので夏至の時期に一年で最大の祭りをやり たき火を飛び越えます

その他 フィンランドのスメオリンナ要塞(星形要塞) ← あらゆる方向に隙がないので多いらしい 2017年に決まったイタリアの世界遺産にも星形要塞がある!

スゥエーデンのローベン島にある ドロットニングホルム宮殿(王妃の小島) ノルウェーのフィヨルド(ガイランゲルフィヨルド ネーロイフィヨルド等)  ヴァイキングの真実の姿について (海賊として知られているが主に交易をしていた 略奪は最後の手段) ヴァイキングの船 ノルウェーのベルゲンのブリッゲン地区(ハンザ同盟の4大拠点のひとつで干しダラを輸出し ドイツから岩塩を輸入した) ノルウェーのウルネスの木造スターブ教会等(船をさかさまにした形)について ご紹介いただきました

ガイランゲルフィヨルドには「セブンシスターズ」の滝がありますが これは世界遺産クイズのテレビにも出てきたので あっわかった!!(笑) 

 ←フィヨルドの地図

講座は こちら 

   *     *       *

さて その後の話になりますが...
スゥエーデンには寝たきりがほとんどいない」という話を聞きました 公的介護が行き届いているからとのことです

 詳しくは こちら


「スウェーデンは寝たきりになる人がほとんどいない いたとしても終末期ケアが行われる数日から数週間の短期間だけ」 これはつまり無理な延命はしていない(昔はしていたが変わった)ということなのです 私も身近な問題なので考えさせられてしまいました...
日本でも2011年から胃ろうはぐっと減りましたね 

でも税金の再分配が公平だと信じているって 幸せなことですよね...日本はこうはいかないなぁ~  

* 写真は ノルウェーのフィヨルドの街 オーレスン (死ぬまで行きたい街ベスト10!)


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「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」に行ってきました(2017.10.5)@東郷青児美術館

2017年10月12日 | 美術館・博物館
「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」に行ってきました(2017.10.5)@東郷青児美術館


とてもモダンでロマンチックな東郷青児の絵をまとめて見られる貴重な機会でしたので 行ってきました特別回顧展@東郷青児美術館!! 

2017年9月16日(土)~11月12日(日)
休 館 日: 月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館、翌火曜日も開館)
於 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(西新宿)

東郷青児(1897-1978)は その大衆性 モダンでロマンチックな優美さ 油絵の職人的な完璧さと装飾性で知られています

チラシやポスターに使われているのは 代表作のひとつ「バイオレット」(1952/写真参照) 50代で描かれたモダンな女性像ですね 紫のイヴニングドレスをまとった女性の目の描き方(薄い瞳の色 濃い睫毛) そして赤く厚い唇(他の絵にも共通しており西洋風) ステキです...


でも 鹿児島で生まれた彼は まだ19才の頃 保守的な絵画の審査に反発してできた二科展で 二科賞を受賞したのが「パラソルさせる女」(1916)という絵で 入ってすぐに見られますが これは未来派 キュビズムと呼ばれる ものをバラバラにしたようなピカソ風の描き方をしています 実際彼はパリ留学(1921-1928)の時にピカソとも交流し 未来派展にも出品していたとのこと
 
シュールレアリスム(超現実派)
の絵として 帰国後の二科展に出した絵が「超現実派の散歩」(1929)で これが不思議なことに 月夜に 宙に浮いたような白い男が 黒い靴下と手袋を片方ずつつけていて... この黒い靴下はのちの女性を描く作品でも描かれてゆくようになります

日本で初めて「未来派風」と呼ばれた前衛的絵画から パリの異邦人の郷愁を漂わせる 構成美と抒情性を兼ね備えた代表作《サルタンバンク》(ピエロを描いた) そして 戦後に広く親しまれた女性像まで 「東郷様式」と呼ばれたスタイルがどのように作られたのかが 展示されていました

今回は 初公開のプライベートコレクションもありました 親交を結んだ川端康成や 宇野千代等の人々との交流を示す本等の資料も興味深かったです 彼のプライベートな女性遍歴についても事前に読んでいきました 彼は「美しくて冷ややかな女の顔が好きだった」とのこと

中でも見どころは フランスに帰化したのちにベルナール藤田と名乗った藤田嗣治と 対で制作した 京都の丸物百貨店の大装飾画です 
丸物って知ってる人いるかなぁ? 私が幼い頃(1960年代前半)丸物というデパートがあって 日曜日には両親と 丸物にフルーツパフェとホットケーキを食べに行くのが何よりの楽しみだったものです♡ 
藤田嗣治は「海の幸」 東郷青児は「山の幸」という大装飾画を丸物の大食堂に飾ったそうで 実に圧巻でした 

他にも 関東大震災(1923)で仕送りが途絶えたため様々な仕事をした時代に描かれた 挿絵やポスター 挿画 彼が装丁した本 箱の装飾画なども展示されていました 精力的になんでも描いた時代だったのですね モザイクタイル絵「裸婦」もステキでした

後半の「四重奏」「バレリーナ」(チラシ裏)もステキですね 

彼の収蔵品コーナーには グランマ・モーゼスGrandma Moses(1860-1961)という 年を取ってから絵筆を持ったという女流画家の作品が展示されていて 人生まだまだ後半でも勝負!!と感じさせてくれました!(^^)!

激動の時代に抜群の知名度を誇った画家の多彩な仕事ぶりを 美術作品約60点に出版物や写真などの資料とあわせて見ることのできた展覧会でした

青児のアトリエ(1931完成)は バウハウスの影響を受けたシンプルなデザインで 当時は木造の家が多かった中で斬新なスタイルでした

また 戦後は海外でも二科展を開くため 海外を旅し 80才で亡くなるまで世界中を旅していたそうです 

    *       *       *

ちなみに フランスの印象派モネの「睡蓮の池と日本風の橋」の絵について 興味深い記述を見つけました:

60才82才の時に2枚描かれたこの絵は大きく違います 72才で白内障の手術(当時の技術は低く視力もあまり戻らなかった)のあとで モネは「もはや色もわからず 中間色は全く見えない 青や紫や濃い緑などは黒く見える」と78才で述懐していたといいます

そして82才で描いたこの絵は 60才の時の絵とは大きく違っていたのです...
妻や次男の死のショックという説もありますが 著者である眼科医は(画家でもある)白内障の影響と指摘しています 加齢による目の病気について調べていたところなので とても興味深かったです ^^) _旦~~

視力を失わない生き方 日本の眼科医療は間違いだらけ」(光文社新書/深作秀春著) ← まさに目からウロコでした! 若いうちから目は気をつけましょう~ 

生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」は こちら

このあと福岡・大阪でも開催されます 詳しくは こちら




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「生誕140年 吉田博展 山と水の風景」を堪能してきました(2017.8.3)@東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

2017年08月04日 | 美術館・博物館
「生誕140年 吉田博展 山と水の風景」を堪能してきました(2017.8.3)@東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館


ひさびさに行ってきました西新宿の東郷青児記念の美術館!! 2010年に「ウフィツィ美術館 自画像コレクション 巨匠たちの秘めた素顔 1664-2010」展に行って以来でした~ けっこう混んでいました

「絵の鬼」と言われた明治から昭和にかけての画人 吉田博(1876~1950)は今回初めて知りましたが ダイアナ妃やフロイトも魅了した画家で 「ヴェニスの運河」という油絵は 夏目漱石「三四郎」にもその描写が出てくるということです

水彩 油彩 木版画 そして写生帖収集品等が200点も展示されており たっぷり堪能し満喫してきました(^O^)/
弟子の絵はなく 本人の作品だけがたっぷり... ←海外の大御所の画家だと弟子の絵がけっこう多いでしょ...

一番魅入ったのは木版画です 「陽明門」という作品は96回も色を重ねて刷られたといいます すごい細かい色彩表現にここまでやるのかと驚嘆しました!! いくら見ても見飽きません

また 木版画では 朝 午前 霧 夕方 夜等 様々な時間ごとに表現した複数の作品が展示されていて 表現の違いを見比べてみるのもとても興味深く 「瀬戸内海集」「隅田川 東京拾二題」等がそれです 

といっても若い頃は水彩画が主で 木版画を始めたのは40代のようです それ以前に吉田博は1899年 若干23才でアメリカに渡り成功しています このあたりのエピソードがとても興味深く 黒田精輝らが国費で渡仏していたのに対して 自力でまずはアメリカにわたり成功し その資金で長期に渡欧し絵を描きためて...
その軌跡は この明治時代に世界へと旅立っていった様々な分野の先人たちの気概を感じされてくれます そう 時代を背負って渡欧していった森鴎外や 先日話を聞いた「明治期のイタリア留学 文化受容と語学習得」の明治期の若者などの... ちなみに吉田博には渡米前に勝算があったようですね
詳しくは こちら

桜の花びらの描き方が淡いピンクで 雨に濡れそぼったような 光に淡く光るような描き方です また子どもや市井の人の描き方も当時そのままに着物姿で 明治時代の街並みが懐かしいですね~ 
また 山を愛し山岳画家としても有名で なんと自分の子どもに「穂高」と命名しているのです!! ← 同じく画家の妻との名づけをめぐるバトルが...( `ー´)ノ

← 山岳の木版画(撮影コーナー)

吉田博は何度か外遊し 50代ではインドやアジア諸国にも出かけています インドでは満月の日にあたるように旅程を組んでいったという念の入れようです
夏には日本アルプスに登ってスケッチをし 秋から冬にかけては木版画を作成し...というサイクルでたくさんの作品を作り続けてきました
 
さて第二次世界大戦では 陸軍省嘱託従軍画家として3回中国に行き 戦闘機に乗って急降下爆撃の油彩を描いていますが 戦争漫画の一シーンのようでもありました 

戦後は 欧米での知名度が高かったせいか 吉田博のアトリエは進駐軍の芸術サロンのようになったそうです

最期の作品「農家」(木版)「初秋」(油彩)は枯れたような趣があり 画家の生涯を知った後では感無量ですね...

写生帖は細かい字と共にスケッチがびっしり描かれており原点を感じさせます 私はスケッチを見るのが大好き♡ 完成品よりもずっと生き生きと描かれていることが多いのですよね

そしてラストの「収蔵品コーナー」では ゴッホの「ひまわり」等を見てきました これは2010年に初めて行った時に見てサークルの皆もびっくり!!

写実ひとすじの彼は 木版画でここまで細かく空気までをも表現できるのかと驚きました 日本近代絵画史に大きな足跡を残した吉田博の叙情豊かな作品を堪能致しました!(^^)! 

2017年7月8日(土)~8月27日(日)まで開催中です

生誕140年 吉田博展 山と水の風景」展は こちら

版画 incisione, stampa
木版画 incisione su legno, silografia
版画家 silografo



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「ミュシャ展」に行き壮大な「スラヴ叙事詩」を見てきました(2017.4.7)@国立新美術館  

2017年04月22日 | 美術館・博物館
「ミュシャ展」に行き壮大な「スラヴ叙事詩」を見てきました(2017.4.7)@国立新美術館


 
スラヴ叙事詩」全20点が一挙公開となるのはチェコ国外世界初であり おそらく私の生きているうちにはもう二度とないだろうと思って 行ってきました「ミュシャ展」!!

2013年の「ミュシャ展」にも行きましたが 今回は会場に入って最初にどーん「スラヴ叙事詩」20点が展示されておりこちらがメイン 後半の展示の絵が小さくて小さくて(笑)

前回のミュシャ展は 最初がアールヌーボーの小さな絵(ジスモンダなど)の女性画がメインで 最後に「スラヴ叙事詩」のごく一部の展示だったので 美しく愛らしい女性の絵を描く画家なんだなぁ~と思っていたのですが 今回の「スラヴ叙事詩」一挙公開を見てから ミュシャ(Alfons Mucha/ムハ)の見る目が変わりました

民族の誇り 故郷への思い そして戦争に勝った後であっても喜びではなく累々たる屍の前で祈る民衆たち またスラブ民族の賛歌をテーマとした作品群に圧倒されました

また 当時ラテン語で書かれていた聖書を チェコ語に翻訳したシーンをモチーフにした絵もありました 
ブルガリア皇帝シメオン1世」で描かれたブルガリア皇帝シメオン1世は ビザンチンの書物をスラブ語に翻訳させたため スラヴ文学の創始者と言われたそうです 翻訳をする人たちが描かれていて 母国語で聖書を読めることの大切さが表されています 

そして 「クロムニェジージュのヤン・ミリーチ」という作品で描かれたヤン・ミリーチは 娼婦を改心させて修道院を建てて修道女にしたそうで 白衣を着た女たちが描かれていました 

ヴォドニャヌイ近郊のペトル・ヘルチツキー」という絵は 描かれた当時第一次大戦中だったため 戦争の悲惨さが描かれたとのことで 累々たる屍が描かれています
ロシアの農奴制廃止」の絵は1914年に描かれた作品ですが 「ヨーロッパのいかなる地域よりはるかに遅れて、ロシアの農奴制は1861年にようやく廃止された。」とあります ←イタリア統一の年!

最後の作品は「スラヴ民族の賛歌」で 画面のそこここに今までの歴史が描かれていて圧巻でした (チラシには「スラヴ民族の神格化」とあります)



壮大な絵画群とスメタナの「わが祖国」の「モルダウ」の調べに しばし日常を忘れました これで生きているうちに見られてめでたし めでたし♪

ミュシャ展は こちら
(2017.3.8~6.5)

2013年のミュシャ展は こちら




* 開館時は待ち時間もなく入れましたが お昼近くなるとだんだん混んできました 大きな絵は見られましたが 小さな絵は混雑時は見ずらいため「イヤホンガイド」を借りました
絵の説明プレートの字も相変わらず小さいですが 絵の横と下の2か所に設置されていたのは改善点でした

あと うっかり火曜日に行ってしまい なんと「休館日」!! (なのでその足で明治神宮に行きました~) そして金曜に出直しました(笑) ←休館日だけはしっかりチェックしましょう~($・・)/~~~
 






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「春日大社 千年の至宝」展に行ってきました(2017.1.17~3.12)@東京国立博物館&春日大社についてイタリア語で話す

2017年01月23日 | 美術館・博物館
「春日大社 千年の至宝」展に行ってきました(2017.1.22)@東京国立博物館&春日大社についてイタリア語で話す



世界遺産でもある春日大社の「至宝」を見に 1月22日(日)に家族と行ってきました「春日大社 千年の至宝」展 
始まったばかりの「ティツィアーノ展」は もう少しあとになります~

式年造替(しきねんぞうたい)」という 20年ごとの社殿の建て替えの時に (2016年が60回目となる 1200年間続く儀式) めったに見られない貴重な古神宝などが見られました 
中でも本殿の一部を再現してあり 上野にいながらにして春日詣でを体感できるというもの  (でも現地に行った方が霊験あらたか...?)

春日大社は 奈良時代初め(768年)に 国家の平安と国民の繁栄祈願のため奈良県に創建されました 
一番見ごたえがあったのは 国宝の 金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたのたち)で 柄や鍔(つば)に金無垢で模様を掘り出してある黄金の太刀です この複製を作る過程がテレビでも紹介されました

また 60回目の式年造替で御摘下(ごてっか)*された獅子や狛犬 また重要文化財の 舞楽面 納曾利(なそり) これは龍が舞い遊ぶ様を表したとされる舞で使われた 舞の動きに合わせて顎が動く面ですが とても面白かったです

* 御摘下 = 神に奉られていた御道具などが役目を終え、神殿から下ろされること

そして 鼉太鼓(だだいこ) いわゆる火焔太鼓と言われる 雅楽で使われる大きな和太鼓が展示されており壮観でした 日本最古の鏡もありました

予習をしていかなかったのでイヤホンガイドを実は初めて使ったのですが 読むのと聞くのと観るのと家族と話すのとが同時で疲れてしまい(笑) 集中できないのと 混んでいると長い話を聞いていられないので 家で予習してから展示説明を読んだ方がいいかなと... それとイタリアの展覧会は80点くらいですが これは219点もあり数が多く疲れるので 第6章までの中からどこを重点的に見るかをあらかじめ決めておくとよいかもしれません 

  記念撮影コーナー (釣灯籠)

見どころ:

第1章 神鹿の杜 
春日鹿曼荼羅がいろいろ また「鹿図屏風」はチラシでは色鮮やかですが 実物は殆ど色は落ちていました 祭神である武甕槌命が鹿に乗って春日の地に降臨した様を表してある「鹿島立神影図(かしまだちしんえいず)」は印象的でした


第2章 平安の正倉院

 本宮御料古神宝類など 弓矢 太刀 琴
お目当ての「国宝 金地螺鈿毛抜形太刀(きんじらでんけぬきがたたち)」(1月17日(火)~2月19日(日)展示期間)は 「柄(つか)や鍔(つば)などの多くの金具は金無垢に文様を彫り出し、鞘(さや)は金粉を蒔き、螺鈿で雀を追う竹林の猫を表現しています。まばゆく輝く黄金の太刀です。」とのこと 実物は長い時を経ています
 
第3章 春日信仰をめぐる美的世界
 
春日曼荼羅 御堂関白記や書状 中でも 「重要文化財 文殊菩薩騎獅像および侍者立像(もんじゅぼさつきしぞうおよびじしゃりゅうぞう)」は興福寺に伝来したもので 春日大社の祭神のうち、若宮は文殊菩薩と同体と考えられており 神と仏の一体化を象徴する作例で見事でした

第4章 奉納された武具 
国宝の大鎧がすごい だんだんと見ごたえがあるものが増えてきます 太刀 腰刀(短い刀) 鎧金具など


第5章 神々に捧げる芸能 

祭礼絵巻物 屏風 太平楽装束 伎楽面 能面 舞衣など 12月に行なわれる若宮おん祭(国の重要無形民俗文化財に指定)等の祭礼の際に神前に奉納された舞楽や能など 芸能に関わる作品がありました 映像もあります 雅楽を見に行ったことがあるので身近に感じました

特に 納曽利装束(なそりしょうぞく) [前期展示:2017年1月17日(火)~2月12日(日)]と 重要文化財 舞楽面 納曽利(ぶがくめん なそり)が面白かった


第6章 春日大社の式年造替
 社内院絵図 絵馬 特に2016年の御造替は60回目を数え 今回の御造替で御徹下(ごてっか)され注目を浴びた獅子・狛犬(第一殿)が展示されておりました


さて 奈良の春日大社については 1月28日(土)には 春日の大とんど 2月3日(金)には 節分万燈籠 3月13日は春日祭(非公開)

また 春日大社国宝殿にて 「春日大社第六十次式年造替記念展」が開催中です(2016.12.3~2017.3.27) 

後醍醐天皇奉納 重要文化財の葡萄鏡や 千年前の名刀が初公開されます

3月31日まで 春日大社 正遷宮初参り として 20年ぶりに新装なった 国宝 御本殿の特別参拝 (4月以降も予定)もあります
詳しくは こちら



「春日大社 千年の至宝」展は こちら

見どころは こちら


今 江戸城の天守」展も開催中です 2017年1月4日(水)~3月31日(金)@東京国立博物館 ミュージアムシアター(東洋館地下1階) 
こちらは実物はもうないため 図面 絵図 現存する文化財や伝統技術を手掛かりに再現過程を試みています ミュージアムシアターで「江戸城の天守」が上映されています (500円、40分)

映画と一緒で 続きますね~(*^^*)

    *     *     *


春日大社についてイタリア語で話す
:

Il grande santuario Kasuga (春日大社 Kasuga-taisha) è un santuario Shintoista situato a Nara, nella Prefettura di Nara, in Giappone.

Fondato nel 768 e ricostruito diverse volte, è il santuario della famiglia Fujiwara.

L'interno è famoso per le sue lanterne di bronzo e le molte lanterne di pietra (tōrō/燈籠) che conducono al (~に導く) santuario.

Lo stile architettonico Kasuga-zukuri prende il nome dall'area più sacra (神聖な), detta honden(本殿), del santuario, il quale assieme alla (~と一緒に) vicina foresta Primordiale (原初の) Kasugayama è registrato tra i patrimoni dell'umanità dell'UNESCO, come parte dei "monumenti storici dell'Antica Nara(古都奈良の文化財)".

Il sentiero(細道) per il santuario Kasuga attraversa (横切る)il parco del Cervo(鹿) (dove i cervi addomesticati (飼いならされた) vagano liberamente).

Più di mille lanterne di pietra sono disposte lungo la via.
Il giardino botanico Manyo è adiacente al (~の近くに) santuario.
(wikipediaより)

春日大社のイタリア語は こちら


春日大社(かすがたいしゃ)は、中臣氏(のちの藤原氏)の氏神を祀るために768年に創設された奈良県奈良市にある神社。旧称は春日神社。神紋は「下がり藤」。
全国に約1000社ある春日神社の総本社である。武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする。
ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されている。 (wikipedia)

 *     *     *


Grande Santuario Kasuga

Costruito come santuario tutelare(保護する) dei Fujiwara, influente (影響力のある) famiglia di Nara, Kasuga è uno dei siti scintoisti più famosi e fotografati.

Il primo edificio fu realizzato nel 710, ma in linea con i principi scintoisti di purezza (清浄) e rinovamento (復興、再生), la struttura del Kasuga, come quella del grande santuario di Ise(伊勢神宮), è stata demolita (取り壊された) e ricostruita identica (同一に) ogni vent'anni (20年ごとに)*.
*式年遷宮のこと
("Giappne" le guide comdadoriより)

*1月からNHKラジオで 「ニッポンを話そう!」再放送中です 再放送でようやく理解できるくらい内容は高度です~( ;∀;)

* NHKドキュメンタリー「春日大社 よみがえる黄金の太刀~平安の名宝に秘められた技~」を見ました(2017.1.31) 金無垢で作られていた鞘と刀の身がぴったりと入った瞬間 ドキドキしました 素晴らしい伝統芸術です!!

 


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「フェルメール光の王国展」に行ってきました(2015.6.30まで開催中)@歌舞伎座はす向かいの永井画廊

2015年04月28日 | 美術館・博物館
「フェルメール光の王国展」に行ってきました(2015.6.30まで開催中)@歌舞伎座はす向かいの永井画廊


4月初めに 銀座にある歌舞伎座に一幕ものを見に行った時に はすむかいにある永井画廊で「フェルメール光の王国展」という展覧会があるのをたまたま見つけて 早速入ってみました(2015.6.30まで開催中) 歌舞伎座に入る時は(実は生まれて初めてだったので?)おどおどきょろきょろしていたけど フェルメール展はよく見に行くので力強い足取りで入りました(笑)

フェルメール 光の王国展」(火曜休廊、6/30まで開催、1,000円)は 最新のデジタルリマスティング方式で 原寸大で再現した絵を同じ額装で展示してあり いや~ゆっくり堪能できました 写真撮影もOK!!(フラッシュは×)

絵のモデルについて 「真珠の耳飾りの少女」は通っていた女中であるとの説があり 小説や映画にもなっていますが これは11人の子だくさんだったフェルメールにはモデルを雇う金がなく 長女マリアだったのではないか また黄色いガウンをまとった異なる顔をした少女は次女エリザベートではないかとのこと(諸説ありますが)

その他 なぜいつもこの窓から光が差し込む構図だったのか これは透視法(遠近法)の実験を続けていたという説ですが また壁に飾られた地図作家ヨハン・ブラウの大きな世界地図の秘密 2枚しかない男性の絵のモデルと言われるレーウェンフックの残された精密なスケッチとフェルメールとの奇妙で親密な関係等 フェルメールの秘密に迫ります 

東洋文庫(文京区駒込駅・千石駅下車)でも4月22日~8月9日まで「大地図展 -フェルメールも描いたブラウの世界地図が開催されます

フェルメール 光の王国展は こちら 小さいビルをエレベーターで上がりながら鑑賞します
詳しくは こちら


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ルーブル美術館展に行ってきました(2015.3.20: 6.1まで開催中)@国立新美術館(六本木)

2015年03月25日 | 美術館・博物館
ルーブル美術館展に行ってきました(2015.3.20: 6.1まで開催中)@国立新美術館(六本木)


六本木にある国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展」に行ってきました

ランチは六本木駅すぐの ちょうど美術館に行く途中にあるイタリアンのお店 Gaston & Gasparで うにパスタと 具材とソースを選べるオリジナルパスタセットにしました♪ ここはズッキーニクラブの加盟店でもあります


さて国立新美術館は8年前にできたとてもモダンな美術館で 平日午後はそれ程混んでもおらず堪能いたしました 

ルーヴル美術館ならではの風俗画の歴史を一望する初の本格的展覧会とのこと

絵画の世界では まずは歴史画が頂点に立ち 次に肖像画 そして風景画 静物画 その下に風俗画が置かれています 

風俗画は人々の日常生活を描いた絵画で 身分や職業もさまざまな人々の日常が生き生きと描かれています また一方では日常の装いの中に 複雑な道徳的・教訓的な意味が込められているものもあります

ティツィアーノ レンブラント ルーベンス ムリーリョ ル・ナン兄弟 ドラクロワ ミレー
等の巨匠たちの絵画がルーブルからやってきました

フェルメールの「天文学者」が待望の初来日(チラシに使われてますね) これは天球儀に手を置く天文学者の男を描いた作品で フェルメール作品三十数点の中で唯一の男性が主役とのこと いつも小さい作品のためか見づらかったのは残念...

さて 16世紀のヴェネツィアの画家 ティツィアーノ・ヴェチェッリオの麗しき金髪の女性を描いた「鏡の前の女」(チラシに使われてます) これはやはりたくさんの人が絵の前に立っていました  
彼女のうしろに鏡があり 彼女の後ろ姿が見えます 絵画よりもあらゆる角度から鑑賞できる彫刻との対比で いろんな角度からの鑑賞を試みたのでしょうか 金髪 大理石のような白い肌 そしてふくよかな体つき 赤い唇などは 当時の理想の女性の姿のようでもありますね

その他にも ルーブルに初めて入ったスペイン絵画のひとつ ムリーリョの「物乞いの少年」(蚤をとる少年)や マセイスの「両替商とその妻」で 金貨の重さを計る夫のしぐさを見つめる祈祷書を読む妻 この絵は キリスト教で正義を象徴するてんびんと 欲深でお金をかせぐことの対比が描かれているようです (お金を勘定する夫婦とか高利貸しの絵は 今来ているボッティチェリ展にも展示されています)

他にも面白かったのはホントホルストの「抜歯屋」(にせの抜歯屋?) シャルダンの「サルの画家」などでした 

次にすぐとなりの「日本アンデパンダン展」(公募展)も見てきました♪

フェルメールといえば 歌舞伎座のすぐそばの「永井画廊」で 2015.3.13~4.12まで「フェルメール 光の王国展」(フェルメール作品をRe-createしたものを展示)をやっているのを見つけました(^^)/


ルーヴル美術館展は こちら(2015.2.21~6.1)
 


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「ルーブル美術館展」が開催されます(2015.2.21~6.1)@国立新美術館(六本木)

2015年02月14日 | 美術館・博物館
「ルーブル美術館展 日常を描くー風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄」が開催されます(2015.2.21~6.1)@国立新美術館(六本木)


巨匠たちが描いた人々の日常の風景「風俗画」をテーマとした展覧会は 膨大なコレクションを持つルーブル美術館であればこそ実現したものです

フェルメール「天文学者」は初来日 レンブラント ルーベンス ドラクロワ ミレーほか 16~19世紀半ばの西洋風俗画80点を紹介

イタリアの作品は16世紀ヴェネツィア派のティツィアーノ ボローニャ派 アンニ―バレ・カラッチなど

2015年2月21日(土)~6月1日(月) 火曜休館 (5月5日 26日は開館) 
  10:00~18:00  金曜、5月23日(土) 24日(日) 30日(土) 31日(日)は20;00まで

於 国立新美術館 企画展示室1E(六本木)
1,600円 (前売り・団体1,400円)

* 6月16日(火)~9月27日(日) 京都市美術館にて巡回展開催

展覧会は こちら

作品紹介は こちら


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ラファエル前派展が開催されます(2014.1.25~4.6)@森アーツセンターギャラリー

2014年01月20日 | 美術館・博物館
ラファエル前派展が開催されます(2014.1.25~4.6)@森アーツセンターギャラリー



それは 懐古か、反逆か? テート美術館の至宝 ラファエル前派展
 英国ヴィクトリア調絵画の夢


1848年 英国の若い作家たちは ラファエロを規範とする保守的なアカデミズムに反旗を翻し それ以前の初期ルネサンス芸術に立ち返るべく「ラファエル前派兄弟団」を結成した。
本展では英国アート界に大旋風を巻き起こした、このスキャンダラスなムーヴメントと その後の展開を 余すところなくご覧いただきます

     *           *            *          

19世紀半ば、英国のアカデミズムに反発した若き芸術家たちによる「ラファエル前派」運動とその発展を、英国を代表するテート美術館所蔵の名画72点で紹介する美術展です。
1984年にテート美術館で決定版の展覧会が開催されて以降、研究を通じて意義や位置付けが大きく変わったラファエル前派が、英国、ひいてはヨーロッパの美術史に及ぼした影響を再検証し、展覧する、というものです。
ロンドン、ワシントン、モスクワ、そして東京で開催される、決定版の展覧会です。

2014年1月25日(土)~4月6日(日) ※会期中無休
10:00~20:00
森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52F)
前売り券1,200円他 当日券1,500円


詳しくは こちら


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ドールハウス共同作品展で 古代ローマの泉に心奪われて(2013.8.24~25)@池袋オレンジギャラリー

2013年08月25日 | 美術館・博物館
第4回ドールハウス共同作品展(2013.8.24,25)@池袋オレンジギャラリー



ドールハウス共同作品展で 古代ローマの泉に心奪われて(2013.8.24~25)@池袋オレンジギャラリー


池袋オレンジギャラリーで今日まで開催中の「ドールハウス共同作品展」に行ってきました

入り口を入ってすぐのところにある 古代ローマをモチーフにしたドールハウスの前で 釘づけになりました
マルキア水道前には金物屋」という遠藤大樹氏の作品です

「マルキア水道」について 家に帰ってすぐに調べてみました: 古代ローマ帝国時代に作られた水道橋は有名ですが その中の 初の地上式上水道(前144年のマルキア水道Aqua Marcia)のことだそうです
なんともいえない質感…空気 惹きこまれてしまいました この世界の中に自分も小さくなって入ってしまいたいくらい… 
彼のサイトは こちら

    * * *

会場では毎年のように様々な素晴らしいドールハウスが展示されていました
魚屋さんの氷の箱に並べられたお魚のぬめり 整然と並べられた和菓子 お花屋さんの色とりどりのお花 和風のたたずまいに幼い頃を思い出したり... 夢のようなひとときでした

ワークショップやドールハウス作家の先生方のコーナーがあり ひとつひとつ見てまわりました
とっても小さく(1/12の縮尺だそうです) 緻密かつ正確 そしてとにかく可愛い…ピンセットでひとつひとつつまむ程にかわいらしいパーツが並んでいます 
個包装のおせんべいは1センチにも満たないのに(1/12ですからね!)それは正確に作られているんですね

ここでは知人と毎年顔を合わせております 彼女のアトリエは私の近所にあって ずっと昔から知っているのです(^^)
彼女のお許しを得てこちらに掲載させていただくことになりました この場を借りまして心よりお礼申し上げます 

当サークルでも 手のひらサイズのヴェネツィアのミニマスク講座を開いているのですが(次はいよいよ10月27日(日)午後板橋区にて開催予定) そのマスクがなんと大きく感じられることか!!


ドールハウス共同作品展は 2013年8月24日(土)~25日(日) 11:00~17:00
池袋オレンジギャラリー 池袋ルミネ前徒歩20秒 (西口公園とメトロポリタンホテルの間) 入場無料
詳しくは こちら


来年は「2014年冬のドールハウス展」が2014年2月26日(水)~28日(金)まで 同じ場所で開催されます

また 2013.8.25(日)~8.31(土) 11:00~20:00
東京交通会館B1F ゴールドサロンにて (有楽町駅前)
第11回はがいちよう展&渋谷クラフト倶楽部展」が開催されます(会場のハガキより)
詳しくは こちら


「したいこと やれるときには 老眼で」
おそまつさまでした<(_ _)> 


*8月26日(月) レッスンのあとで早速「第11回はがいちよう展&渋谷クラフト倶楽部展」に行ってきてしまいました!! 芳賀一洋先生を会場でお見かけし このマルキア水道の作品を作られた遠藤大樹氏の作品もじっくり観てきました!! もう勢いでだーっと行ってしまいました~(^^)/


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「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」記念講演会のお知らせ(2013.3.9)

2013年01月17日 | 美術館・博物館
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」記念講演会のお知らせ(2013.3.9)


2013年3月9日(土)~4月21日(日)まで開催されるルーベンス展の「記念講演会」が開催されます:

1.同展監修者による講演
2013年3月9日(土) 14:00~15:30
講師: 中村俊春(京都大学大学院文学研究科教授)
場所: イタリア文化会館アニェッリホール
入場無料 要事前申し込み 定員370名

2.担当学芸員による見どころ解説とアントワープ観光案内
2013年3月15日(金) 14:00~15:30
こちらはベルギー王国大使館(千代田区二番町5-4)にて開催されます
定員100名

(往復ハガキにて2月9日必着で申込みとのこと 申込み多数の場合は抽選)
詳しくは こちら

日本初公開「ロムルスとレムスの発見」についての説明は こちら


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ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年開催のお知らせ(2012.6.13~9.17)

2012年06月01日 | 美術館・博物館
「ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年」開催のお知らせ(2012.6.13~9.17)

「ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年」が開催されます(2012.6.13~9.17):

会期: 2012年6月13日(水)~9月17日(月・祝日)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分 毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日: 月曜日(ただし、7月16日、8月13日、9月17日は開館、7月17日は休館)
主催: 国立西洋美術館、TBS、読売新聞社
観覧料金:
当日:一般1,500円、大学生1,200円、高校生500円
前売:一般1,300円、大学生1,000円、高校生500円
団体:一般1,100円、大学生800円、 高校生500円

詳しくは こちら


 今回ベルリン国立美術館と共同で開催する「ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年」は、イタリア絵画や彫刻と、北方絵画や彫刻を同時に見ることにより、歴史とともに成熟したヨーロッパ美術の流れを肌で感じ取ることができるような構成にしています。

デッラ・ロッビアの優美な聖母とリーメンシュナイダーの素朴ながらも人を魅了して止まない木彫、フェルメールとレンブラント、白い羊皮紙の上に描かれたボッティチェッリの簡素にして妖艶な素描、情念ほとばしるミケランジェロの素描など、絵画、彫刻、素描など合わせて107点をご覧いただきます。どうぞお楽しみに。


フェルメールの傑作が初上陸! ベルリン国立美術館展を紹介する特別番組の放送が決定!! 『ベルリン国立美術館展 TBS特別番組「阿川佐和子と向井理の フェルメール光の傑作」』(仮)
7月14日(土)午後2:00~3:00 放送

詳しくは こちら

*そろそろあちこちの地下鉄でもポスターを見かけますね!!




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