日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「~アドリア海の雫~ 煌めくヴェネツィアンビーズ展」箱根ガラスの森美術館で明日開幕(2012.4.20~11.25)

2012年04月19日 | イタリアの美術館・博物館
「~アドリア海の雫~ 煌めくヴェネツィアンビーズ展」が箱根ガラスの森美術館で明日開幕(2012.4.20~11.25)



箱根ガラスの森美術館にて 「~アドリア海の雫~ 煌めくヴェネツィアン・ビーズ展」が明日から開催されます:

2012年4月20日(金)~11月25日(日)
於 箱根ガラスの森美術館

詳しくは こちら 
いやもう...写真を見るだけでうっとり... 素晴らしい芸術作品です


毎日新聞2012年4月19日付記事「職人の自負と技 時を超え」は こちら


 ベネチアビーズが隆盛を迎えるのは18世紀 1000年の歴史を誇ったベネチア共和国の衰退の時期と重なるとのこと 
ナポレオンの侵攻により海上封鎖され ガラス輸出が遮断されたのち フランスやオーストリア支配下での政治的苦難が続く中でも職人たちはくじけず 知恵を絞りながら欧州の新しいファッション性を敏感にキャッチして製品を開発していったのだそうです

 「コンテリエ」と呼ばれるケシ粒状のビーズを装飾に使った洋服やバッグが大流行し 今回の展覧会に出品される約100点の中にも多数あるとのこと

  今回の展覧会で最も注目したいのが 職人ジョバンニ・バッティスタ・フランキーニ制作の「ランプワークによるネックレスとイヤリング」です
ピンク色の大玉ビーズにドゥカーレ宮殿と尖塔の光景 そしてサンマルコ広場の眺望が精密に描かれており必見です オーストリア皇帝が所望するもフランキーニはそれに応じず ムラーノ島のガラス美術館に寄贈したため 誰の手にも渡ることなく ヴェネツィア職人の技と反骨心と芸術を この地を訪れる人々に伝え続けているのだそうです 

 その他 「モザイク・グラスの大型ビーズ」「ジュゼッペ・ガリバルディの肖像を納めた木製容器」「ビーズ装飾のイブニングドレス」等が展示されています


ムラーノ島は私も昔若い頃訪れました ヴェネツィアングラス制作現場を見学した遠い思い出が 今 脳裏に蘇ります…


*情報をいただきましたイタリア文化会館に心よりお礼申し上げますm(_ _)m
 


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