サミット 次回はシチリア島 伊首相表明 難民対策アピール(2016.5.26)@毎日新聞
【ローマ福島良典】来年の主要国首脳会議の議長国イタリアのレンツィ首相は25日、リビアから地中海を渡って欧州を目指す難民・移民の「玄関口」に位置するイタリア南部シチリア島で来年のサミットを開催すると発表した。
伊勢志摩サミット出席のため日本に向かう機中、自身のホームページで明らかにした。
レンツィ首相は26日開幕の伊勢志摩サミットで、命がけで欧州入りを試みる「声なき人々」のために難民問題を提起し、対アフリカ戦略構築の重要性を力説したいとの意向を表明した。
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* * *
G7 難民対策、EU「最優先」 受け入れ分担を要請(2016.5.26)@毎日新聞
【ブリュッセル八田浩輔、ローマ福島良典】欧州連合(EU)は、難民・移民を巡る問題を今回の主要7カ国(G7)首脳会議における「最優先課題」(EU筋)と位置づけ、緊急かつ長期的な国際協力の必要性を強調してきた。
トルコやレバノンなどシリア難民を多く受け入れ、欧州への防波堤となっている国への経済支援や、国際社会全体で難民受け入れを分担するよう要請している。
内戦が続くシリアなどから欧州にたどり着いた難民・移民は昨年だけで100万人を超え、受け入れ態勢を巡ってEU加盟国の足並みが乱れた。昨年9月までに「玄関口」にあたるイタリアやギリシャの難民16万人をEU加盟国で分担することを決定。うち2万人を今月中旬までに移動させることを目指していたが、実際に移動したのは18日現在で1500人にとどまる。
一方、シリア難民の多くは周辺国のトルコ、ヨルダン、レバノンに集中し、トルコだけでも270万人以上が滞在。難民に対応するための財政負担が急速に膨らんでおり、周辺国は悲鳴を上げている。
昨年11月のパリ同時多発テロや今年3月のベルギー同時テロの容疑者は難民・移民の主要ルートに乗ってシリアから欧州に戻ったことが判明しており、周辺国への支援はテロの水際対策としても重要な意味を持つ。
また来年のサミット議長国イタリアには、アフリカなどの戦争や政情不安を逃れた難民・移民がリビアから地中海を渡って押し寄せている。
今年に入ってイタリアに上陸した難民・移民は4万人を突破。
今春、トルコからエーゲ海に浮かぶギリシャの島々に渡り、バルカン半島を北上する「バルカンルート」が閉鎖された影響も出始めているとみられる。
イタリアのレンツィ首相が難民危機解決の切り札として提唱しているのは、欧州レベルでの「移住協定」と呼ばれる政策だ。欧州共同債を発行して、難民・移民の「送り出し国」であるアフリカ諸国の開発を促進し、欧州流入にブレーキをかけようというアイデアだ。
将来の負担増を嫌うドイツは欧州共同債の発行に反対しているが、国際移住機関(IOM)などは「移住協定」を「正しい方向」と評価、EU加盟国にレンツィ構想への賛同を呼びかけている。
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* 次のサミットはシチリアなんですね びっくり~Σ(゜Д゜)
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【ローマ福島良典】来年の主要国首脳会議の議長国イタリアのレンツィ首相は25日、リビアから地中海を渡って欧州を目指す難民・移民の「玄関口」に位置するイタリア南部シチリア島で来年のサミットを開催すると発表した。
伊勢志摩サミット出席のため日本に向かう機中、自身のホームページで明らかにした。
レンツィ首相は26日開幕の伊勢志摩サミットで、命がけで欧州入りを試みる「声なき人々」のために難民問題を提起し、対アフリカ戦略構築の重要性を力説したいとの意向を表明した。
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G7 難民対策、EU「最優先」 受け入れ分担を要請(2016.5.26)@毎日新聞
【ブリュッセル八田浩輔、ローマ福島良典】欧州連合(EU)は、難民・移民を巡る問題を今回の主要7カ国(G7)首脳会議における「最優先課題」(EU筋)と位置づけ、緊急かつ長期的な国際協力の必要性を強調してきた。
トルコやレバノンなどシリア難民を多く受け入れ、欧州への防波堤となっている国への経済支援や、国際社会全体で難民受け入れを分担するよう要請している。
内戦が続くシリアなどから欧州にたどり着いた難民・移民は昨年だけで100万人を超え、受け入れ態勢を巡ってEU加盟国の足並みが乱れた。昨年9月までに「玄関口」にあたるイタリアやギリシャの難民16万人をEU加盟国で分担することを決定。うち2万人を今月中旬までに移動させることを目指していたが、実際に移動したのは18日現在で1500人にとどまる。
一方、シリア難民の多くは周辺国のトルコ、ヨルダン、レバノンに集中し、トルコだけでも270万人以上が滞在。難民に対応するための財政負担が急速に膨らんでおり、周辺国は悲鳴を上げている。
昨年11月のパリ同時多発テロや今年3月のベルギー同時テロの容疑者は難民・移民の主要ルートに乗ってシリアから欧州に戻ったことが判明しており、周辺国への支援はテロの水際対策としても重要な意味を持つ。
また来年のサミット議長国イタリアには、アフリカなどの戦争や政情不安を逃れた難民・移民がリビアから地中海を渡って押し寄せている。
今年に入ってイタリアに上陸した難民・移民は4万人を突破。
今春、トルコからエーゲ海に浮かぶギリシャの島々に渡り、バルカン半島を北上する「バルカンルート」が閉鎖された影響も出始めているとみられる。
イタリアのレンツィ首相が難民危機解決の切り札として提唱しているのは、欧州レベルでの「移住協定」と呼ばれる政策だ。欧州共同債を発行して、難民・移民の「送り出し国」であるアフリカ諸国の開発を促進し、欧州流入にブレーキをかけようというアイデアだ。
将来の負担増を嫌うドイツは欧州共同債の発行に反対しているが、国際移住機関(IOM)などは「移住協定」を「正しい方向」と評価、EU加盟国にレンツィ構想への賛同を呼びかけている。
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