第10回イタリア料理専門展ACCI Gusto2021に行き「ヴィーガン」のデモンストレーションを見てきました(2021.11.25)@都立産業貿易センター浜松町館
ACCI Gusto2021の 2日目に行ってきました!!
浜松町で降りて 旧芝離宮恩賜庭園の脇を通って歩行者デッキを歩くと 見えてきました産業貿易センター浜松町館!
混雑緩和のための事前予約制で早く行ったので 開会の挨拶から聞くことができました 見事に復活したイタリアン業界の一大イベントです 私は台東館のみで浜松町館は今回初めて行きました
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いつも出展されている かほくイタリア野菜研究会
日清フーズのブースでびっくり! なんとIQF(Individual Quick Frozen)という バラ凍結パスタが紹介されており 茹で時間30秒というのです! 早速ショートパスタを試食させていただきました これはすごいですね
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Molino Oro Granoのイタリアパンいろいろ♪ 北区にあります
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2階では Borsa Olio EVO (イタリア産エクストラヴァージンオリーブオイル商談会)が開催されておりました イタリア各地のオリーブオイルがずらり!!
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マヨリカココッツァ(Maioliche Cocozza)のマヨリカ焼き 絵付け教室もあるそうです💖 写真は絵付師のクラウディオ氏
また OSMICの「一度食べたら忘れられない味」という高濃度トマト まさに赤い宝石で ほんとに美味しかった 🍅
他にもあちこちのブースをまわったり 知り合いにご挨拶したり...
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そして ONODERA GROUP グループエグゼティブシェフ杉浦仁志氏による午前中のデモンストレーション「ヴィーガン」を見ました
まずは ヴィーガンについての説明から ヴィーガンは様々なベジタリアンの区分のうちのひとつ サステイナブル・レストラン・アソシエーションについて
ヴィーガン・レストランの社会的価値について たとえばデンマークのNOMAというレストランでは 1コース5万円の発酵食のコースを提供しており(デンマークは国の施策として予算もつけてあり 世界第2位のクオリティ) 今はもう持続可能な食に働きかけるフェーズに入っている時代なのだそうです
今年9月の「ボキューズドール2021」という世界大会のテーマは 「最高級のヴィーガンとベジタブル料理の出会い」とのこと
食用の植物由来の食材は30万種類もあるそうです
この日のデモンストレーション&試食は「ズッキーニのターバン」
初めて大豆ミートを食べました!!
味と味とをつなぐフードペアリングとなる食材をかけ橋にすること
香りは味に直結すること またこの日は太白胡麻油を使い 香りを押さえてフレーバーを生かしたそうです
キヌアパフを少量 仕上げに乾燥白いちじくをアクセントに 最後はディルの花を添えました
ほんとに数多くのさまざまな食材を巧みに使いながら 細かい作業で複雑な味わいと香りを醸し出してゆくのだなと感心しました
醤油(この日はたまり醤油)は万能だがあえて使わないシェフも多いそうです 塩は精製塩ではなく ミネラルの入った塩がよいそうです
これからの料理人は 野菜の価値をいかに上げてゆくかが勝負なのですね
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これが出来上がった「ズッキーニのターバン」
ベジタリアンやヴィーガンは増えており レストランでもヴィーガン食等を提供しているところも増えています:
CO2 排出量の削減対策ランキング 第3位は「食料廃棄の削減」の8%
第4位は「植物性食品を中心にした食生活」 あまり肉を食べないようにするという対策 牛や豚など家畜の飼育では二酸化炭素だけでなく その20倍以上も温室効果が高いメタンガスが大量に排出され 世界全体で食肉量を減らせば今後30年間でCO2 661億トン分もの削減につながると試算された
出典: 「NHKスペシャル グレート・リセット ~脱炭素社会 最前線を追う~」(2021.11.8放映)
例年開催されていたイタリアイベントが今年も開催を見あわせたこの秋 イタリア料理専門展ACCI Gustoが 様々な対策を取りながらようやく無事に開催できたことを心より嬉しく思います
この場で実に久しぶりに懐かしい方々にお会いできて 本当にそう思いました
第10回イタリア料理専門展ACCI Gusto2021は こちら
すばらしいイベントを開催してくださいました(公財)日本イタリア料理協会様に 心よりお礼申し上げます