クレモナ弦楽器製作者協会 展示・試奏会&クレモナ弦楽四重奏団&クァルテット・ゴルトベルク コンサートに行ってきました(2024.12.20)@イタリア文化会館
今年最後のイタリア文化会館でのイベントに 寒い中行ってきました
ホワイエで クレモナ弦楽器製作者協会 展示・試奏会が行われており クレモナ弦楽器製作者協会(Consorzio Liutai “Antonio Stradivari” Cremona)の各工房で造られた20挺が展示されており 関係者の方々が試し弾き等されていらっしゃいました 私は楽器の演奏はしませんので見るだけです
作り手の職人さんの紹介文が英語で書かれておりました クレモナは 2012年にクレモナのバイオリン制作技術(La liuteria tradizionale cremonese) がユネスコの無形文化遺産に認定された街でもあります🎻
(A.ジェレヴィーニ先生の本によると ヴァイオリン制作はすでに街の宝であり ことさらに大騒ぎすることはなかったそうですが)
クレモナ弦楽器製作者協会の各工房で造られたヴァイオリン🎻 Violini cremonesi prodotti dalle botteche di “Consorzio Liutai “Antonio Stradivari” Cremona”
同
同
パンフレットより: (前略) クレモナでは 通りやヴァイオリニストの練習の音が聞こえる家々、弦楽器が命を得る工房、至るところに弦による音楽が息づいている。弦楽器職人たちは、今日でも芸術性と職人技の結晶である楽器制作を行っている。(後略)
クレモナ弦楽器製作者協会(Consorzio Liutai “Antonio Stradivari” Cremona)は こちら
* * *
そして夜には クレモナ弦楽四重奏団&クァルテット・ゴルトベルク コンサートが開催され こちらもまたまた満席でした😊
まずは2021年に結成された クァルテット・ゴルトベルク(Quartetto Goldberg)の4名が ハイドンの弦楽四重奏曲第76番ニ短調「五度」Quartetto per archi in re minore, op. 76 n. 2 “Quinten” (Le quinte) を演奏してくださいました🎻
爽やかな風のような 若い演奏者たちによるとても新鮮な演奏に心が洗われるようでした
休憩をはさんで クレモナ弦楽四重奏団(Quartetto di Cremona)の登場です🎻 2000年に結成されたこちらのメンバーの4名はぐっと年齢が上の方ばかりで 演奏するメロディーには重厚さが感じられ 曲もまたシューベルトの弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」Quartetto per archi n. 14 in re minore, D. 810 “Der Tod und das Mädchen” (La morte e la fanciulla) という悲劇的な曲で 身体に沁みわたるかのような響きに酔いしれました すごかった...
コンサートのラストでの挨拶は 英語で?イタリア語で?と聞かれて 自然と母国語であるイタリア語に決まり😊 ものすごいスピードでの心温まる挨拶が始まり だいたい聞き取れたので嬉しかった💕
日本に来て各地で両グループで演奏して廻り 今夜がラストとのこと
そしてアンコールではメンデルスゾーンを 2グループ計8名で演奏してくださいました いつまでも拍手が鳴りやみません...
ポスター
実はここイタリア文化会館では 2011年10月に 『イタリア製楽器の総合イベント「Suono Italia (イタリアの響き) 展」』というビッグイベントが3日間にわたって開催され 私も行きました cobaさん等がアコーディオン等を演奏してくださいました 今もあの夜の思い出は忘れられません
2011年10月に開催された『イタリア製楽器の総合イベント「Suono Italia (イタリアの響き) 展」に行ってきました(2011.10.17-19)』の記事は こちら
これで 今年最後のイベントも 無事終了しました
クレモナ弦楽器製作者協会 展示・試奏会(2024.12.20)は こちら
イタリア文化会館コンサートシリーズNo.19 クレモナ弦楽四重奏団&クァルテット・ゴルトベルク コンサート(2024.12.20)は こちら
素晴らしいコンサートを開催してくださいましたイタリア文化会館(Istituto Italiano di Cultura) 様 シュタウファー・アカデミー(Accademia Stauffer)様に 心よりお礼申し上げます