日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」展(2016.1.16~4.16)@江戸東京博物館&モナリザに3層の下絵発見?

2015年12月09日 | イタリアの美術館・博物館
『糸巻きの聖母』初公開「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」展が開催されます(2016.1.16~4.16)@江戸東京博物館&モナリザに3層の下絵発見?

レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦』展
<会期>2016年1月16日(土)〜4月10日(日)。
毎週月曜休館(ただし1月18日、3月21日、28日は開館。3月22日は休館)。
開館時間: 午前9時半〜午後5時半(土曜は午後7時半まで)。入館はいずれも閉館の30分前まで。

<会場>東京都江戸東京博物館(東京都墨田区横網1の4の1) JR総武線両国駅下車

<記念講演会>(1)1月16日=「レオナルド・ダ・ヴィンチ−見えない世界を探る」講師はレオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館館長のアレッサンドロ・ベッツォージ氏
(2)2月6日=「レオナルド・ダ・ヴィンチと空を飛ぶ夢」講師は京都大学名誉教授の斎藤泰弘氏。
両講演会とも午後2時〜3時半、江戸東京博物館1階ホール。定員各250人。聴講無料(本展入場券が必要)。申し込み多数の場合は抽選。

詳しくは こちら

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レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「糸巻きの聖母」が来年1月16日に東京都江戸東京博物館で始まる特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」で日本初公開される。
「見えない世界を探る」ためレオナルドが描き上げた渾身(こんしん)の一作を中心に、直筆ノート「鳥の飛翔(ひしょう)に関する手稿」や同時代の画家たちの絵画を含めた約70点を展示、天才の芸術を総観する

「糸巻きの聖母」は縦48・3センチ、横36・8センチの油彩画。
ぼかしの技法「スフマート」を駆使し、レオナルド円熟期の様式を伝えている。
所蔵する英スコットランドの貴族バクルー公爵家スコットランド・ナショナル・ギャラリー(エディンバラ)に寄託、公開されている。
「門外不出」の作品だが、来年が日本・イタリア国交樹立150周年にあたることもあり、バクルー公爵家が日本での公開を特別に許可した。

「作品の主役は、幼子イエスの持つ糸巻き棒です」。こう解説するのは同展を監修するレオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館館長のアレッサンドロ・ベッツォージ氏だ。
体をひねったイエスは糸巻き棒に左手を添え、天を指さす。「糸巻き棒を十字架とする解釈もありますが、私は古代ローマの人間の運命を紡ぐ三女神(パルカ)に通じる『人間と世界の運命を織る』道具として描かれていると考えます」

一方、母マリアは人類の救済のために自らの命をささげる運命に息子が向かわないよう、左手は彼の体を押さえ、右手は中空で止まる。
ベッツォージ氏は「右手は母なる大地のエネルギーを表しています。『岩窟の聖母』や『最後の晩餐(ばんさん)』の登場人物の手の動き同様、目に見えない魂の動きを、絵画の中のジェスチャーで表現しようとしたレオナルドの研究の成果といえます」と強調する。
その研究の軌跡は同時出品される「手の研究」や「子どもの研究」のデッサンにも見て取れる。

特別展には、レオナルド派の画家による「糸巻きの聖母」の派生作品2点も展示される。両作にはいずれも、聖母子の背後に子供を歩行器に入れる人物群が描かれている。
オリジナルには見当たらないが、バクルー公爵家の許可を受けてロンドン・ナショナル・ギャラリーが透過赤外線調査をしたところ、同様のシーンの素描があることが分かった。

 ベッツォージ氏は「卑近な情景は、構図の神聖さや形而上(けいじじょう)学的なシンボリズムにふさわしくないと判断したのでは」と思いをめぐらしている。


ニュースは こちら

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来年、日本初公開されるレオナルド・ダビンチの名画「糸巻きの聖母」の背景に、子供を歩行器に入れる人物群などの素描があったことが透過赤外線調査で分かった。レオナルドの真筆であることが改めて裏づけられた。
  

<消えた歩行器、なぜ?>研究員の推測は


 絵の所有者である英スコットランドのバクルー公爵家の許可を受けたロンドン・ナショナル・ギャラリーが調査した。
「糸巻きの聖母」には、レオナルド派の画家による派生作品が多くある。そのうちの数点には、聖母子の左後方に赤ん坊が歩行器に入れられるシーンが描かれている。
このため、レオナルド自身の作品にも、このシーンが存在したのだろうと、研究者の間で言われていた。
背景は、後に描き替えられたとみられる。レオナルド・ダビンチ理想博物館のアレッサンドロ・ベッツォージ館長は「赤外線写真と実物を比較することで今作がレオナルドの真筆であるという確信がいっそう深まった」としている。

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「モナリザに3層の下絵発見? 仏研究者「表面の絵とは別の女性」と主張」


レオナルド・ダビンチ(1452~1519年)の代表作「モナリザ」には3層の下絵が存在し、描き直されて現在の絵となった可能性があると、フランスの科学者パスカル・コット氏が中国上海市で8日に開かれたダビンチ関連のイベントで発表した。
 
コット氏は絵に光を当て反射した光を測ることで、絵の下層を調べる技術を開発。
コット氏は下絵に描かれた人物の特徴から、表面の絵とは別の女性だと主張している。

 一方BBCは、別の女性が描かれていたとの同氏の主張に懐疑的な専門家の見方も伝えた。英国の専門家は、下絵は絵画制作過程の一部であるとの考えを示している。(共同)

ニュースは こちら
 


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