日本サルデーニャ・オンラインミュージアム / Museo Online Giappone Sardegnaのオープニングイベントにzoomで参加しました(2021.10.19)@サルデーニャの建築と文化展実行委員会
新宿の工学院大学で10月19日に開催された「日本サルデーニャ・オンラインミュージアム 地中海の中心に浮かぶ島サルデーニャの建築と文化展(Museo Online Giappone Sardegna)」のオープニングイベントに zoomで参加しました
コロナ下のため オンラインでのミュージアムをオープンされたとのこと これは 2020年に刊行された「NICHE(ニッチ) 07 地中海の中心に浮かぶ島、サルデーニャへ!」(工学院大学建築学部同窓会NICHE出版会編)をベースにしたコンテンツが紹介された 大変すばらしい公式サイトです
このサイトには 私も習ったことのある サルデーニャ出身のGiovanni Piliarvu氏(カメラマン・日本サルデーニャ協会会長)も担当され 氏の美しい写真満載です!
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この日の基調講演では 陣内先生の「サルデーニャの水の信仰」について興味深いお話を伺いました
先生の「地中海の聖なる島サルデーニャ」という著書を読んだことがあります 地べたに座って歓談する女性たち 木製のバルコニー 一階に家畜 二階が住居 宗教行列と それに使われたノヴ ェナリオ(Novenario)...
また 「La Sardegna vista dai giapponesi」という本が4か国語(日本語 英語 イタリア語 サルデーニャ語)で出版されているそうです
サンタ・クリスティーナの聖なる井戸(il pozzo sacro nuragico di "Santa Cristina")についてのお話 田園の教会(chiese campestre)のお話もとても興味深かったです
マリア・ライ氏がウラッサイの山を芸術展示にしたことについても紹介されました
藤森氏の 「ヌラーゲ遺跡や墓地にみる巨石文明」の基調講演では 先生のドルメン メンヒル 巨人墓 ネクロポリス 巨石文化等の世界的な研究と サルデーニャのヌラーゲの巨石文化についてご紹介いただきました ヌラーゲはお墓ではなく人が住む住居だったのですね
アルベロベッロのトゥルッリはヌラーゲに由来していると とある旅行番組で見ましたが そのようなこともおっしゃってました
日本にも縄文時代の古墳で発見された女性の土偶がありますが マルタ島やトルコ等で発見されたものとよく似ていますね! ガイア信仰を表すものではないかとのこと 興味が尽きません...
そしていよいよラストに ISOLA会長・カメラマンのジョヴァンニ・ピリアルヴ氏の 「サルデーニャと日本について」のお話に移りました
15年前に来日した頃 サルデーニャはまだ日本ではほとんど知られていなかったというエピソードに始まり このオンラインミュージアムやワールドツアーが サルデーニャをさらに知ってもらうきっかけになればとの熱いメッセージに感動しました💖
できれば工学院大学に直接足を運びたかったです 知り合いも来ていたかも☺
工学院大学HPのお知らせは こちら
公式サイト: 日本サルデーニャ・オンラインミュージアム 地中海の中心に浮かぶ島サルデーニャの建築と文化展」 Sardegna in Giappone Museo Online.
写真: 世界遺産 スー・ヌラージ・ディ・バルーミニ(Su Nuraxi di Barumini)