どうも僕の気分は、天候に左右されるみたいだ。
雨が降ると、気分が落ち込んでくる。
やっぱり、そんなときは音楽を聴くのがいい。クラッシックがいいかな。
クラシックの中でも、とくにうっとりと聴き入ってしまう曲がある。
モーツァルトのピアノ協奏曲20番だ。それも内田光子さんの演奏が最高です。
というか、ピアノ協奏曲に関しては(特に20番)、内田さん以外はあんまり聴く気がしない。
それくらい、内田光子さんの演奏が好きだ。
モーツァルトのピアノ協奏曲は、明るい長調が多い。
しかし、20番はめずらしく短調の曲だ。
第1楽章は、不穏な嵐の中にいるような出だしで、重く暗い雰囲気で始まる。
しかし、しばらくすると美しいピアノソロが、静かに入ってくる。
激しい嵐が穏やかになり、美しい風景があらわれてくる。
第1楽章は、内田さんのピアノソロが入るところまで、ぜひ聴いてくださいね。とにかく感動します。
第2楽章は、美しい楽曲で人気がある。僕も悪くないと思っている。
しかし、僕は、第3楽章の最初の激しいピアノのソロの部分が、一番だ。
もう好きどころか、愛してると言っても良い。好きすぎて、心がかき乱される。
11年前にも同じような内容のブログを書いていて笑える。人の好みは変わらないようだ。
そのピアノ・ソロの部分は、激しい恋愛をしてしまった男が、恋い焦がれている女性を思い浮かべ、頭をかきむしって苦悩している姿を、想像してしまう。
ぜひ、第3楽章のピアノ・ソロを聴いてみてください。好きになると思います。
35分くらいかけて、この曲を聴き終わる。すっかり気分が落ち込んでいることを忘れている。
本当に不思議だ。音楽って素晴らしいですね。
内田さんの演奏するピアノ協奏曲20番のyoutubeの動画をアップしておきます。
前にこの動画を友人に教えたところ、内田さんの指揮が面白すぎて、演奏に集中できないとの指摘がありました。
その気持ちはよーく分かります。僕だってちょっと笑ってしまう。
しかし、僕が指揮しても、感情が入りすぎて、あんな感じになると思いますよ。ほんとに。
ただ、演奏は超一流です。それだけは保証します。
Mozart: Concerto for piano and Orchestra (d-minor) K.466, Uchida