今日の話は、エロい話です。
僕のイメージとかけ離れた内容になりますが、いいですか?
そんなイメージがあればですが。
「欲情の文法」という新書をパラパラめくっています。官能小説に関する本です。
意外と面白いので、ちょっと紹介しますね。
「文章だけで人を欲情させ、興奮させるエンターテイメント。それが官能小説である。ただのエロ小説だと思ってもらっては困る。あの文章の中にはあらゆる人の感情を操るノウハウが詰まっているのだ」
「この世は、全て感情や心理で動いていると言っても過言ではない。そして、その感情や心理を突き詰めると、結局は『性』に行き着くのではないだろうか。そこまで言えなくても、性には人間の感情や心理が凝縮されているのは間違いない」
ほんと、そう思いますね。僕たちは口には出しませんが、性的なものにけっこう動かされています。
だから、人間を知るために、性的なものから目をそらすのはよくありません。
ということで、エロ話に入りましょう。
著者が、2つの文を並べて、どっちが興奮しますかと聞いています。
1、高校時代に今の女房と家でセーラー服のままで縛ってセックスをしたことがある。それが初めての緊縛体験だった。
2、高校時代、好きだった女の子を家に呼び、セーラー服のまま縄で縛ってセックスをした。それが初めての緊縛体験だった。そして、その女の子が今の女房である。
二つの文の違いですが、1は最初に女房とセックスしたと言っている。2は女房であることを隠して、最後のオチに使っている。
まあ、興奮するのは2ですよね。
1のように先に女房と言ってしまうと、女房とはすごいことしてるのが当たり前なので、興奮度はさがります。
これは順序を変えるだけで、読者の興奮度をコントロールする技です。
普通の文章においても、参考になりますね。意図的に、情報を隠して最後のオチに使う。
ところで、著者の書く官能小説の主人公は、18歳の男の童貞が多いそうです。
何も知らない無垢な少年が、大人の女性の体を知り、成長していく物語を書きたいというのがその理由です。
それに関しては、ああそうなんだと思うだけです。特に感想はありません。
ただ、童貞って、性的にコントロールしやすいですよね。そこにエロさは感じます。
それに関連して、面白い話があります。
著者がトークショーにやってきたオタクの童貞に、「誰に手ほどきを受けたいか?」と質問するそうです。
そうすると、だいたい年上と答える。
そして「アニメの中で年上の誰がいい?」と聞くと、意見が2つに分かれるそうです。古い本だから、キャラクターもすこし古いかもしれませんが。
一人は、峰不二子。これは定番で、グラマーな悪女。僕もこのタイプかな。
もう一人は、「天才バカボン」のバカボンのママだそうです。えーって感じがしますよね。
すいません、本に書かれているままに書きますね。僕の意見ではありませんよ。
「バカボンのママは、バカボンとはじめちゃんの二人の子供を生んでいるから、少なくとも2回は中出しされたことになる。あの何かあったら、すぐに飛んでいってしまうようなバカボンのパパが、最低2回は中出しした。ということは、バカボンのママはリードが上手な女性なんだろう」
たしかに、あのバカボンのパパを欲情させるには、かなりの技術が必要ですよね。
さすが、目の付け所が違う。
それで、気づいたんですが、両方とも同じ声優さんなんですね。
増山江威子さん。増山さんの声には、童貞を刺激する魔術があるんですね。
ちなみに増山さんは80を超えていますが、現役です。美声魔女ですね。
そう言われてみれば、僕もあの声好きです。上品でエロい声だと思います。
こんな感じでエロ話を始めると、いくらでもできそうなので、このへんでやめておきますね。
ドン引きされると困りますから。
それでは、またね~。