子供の頃、よく金縛りにあいました。そのころはマジで怖くて、幽霊がそこにいるんだと思っていました。
まず、睡眠中に起こるのが特徴ですね。それで、眠りはじめが多いです。
最初にキーンって金属音がします。
目を開けられるときもあるし、開けられないときもあります。
体は全く動かせなくなります。5分から10分くらい。
でも、ちょっとすると動かせるようになります。
そのときに、近くに誰かが(幽霊ということですが)いるような気配がします。
本当に怖いです。
ただ、この金縛りという現象は、科学的に原因が分かっているそうです。
睡眠麻痺と呼ばれるもので、レム睡眠中に起こるようです。
レム睡眠とは、脳は覚醒していますが、身体が眠っているため、その時に起きると、体が動けないようです。
なるほどね。わかりますよ。科学的にね。今は、なんでも科学ですよね。
でも、違うんです。
僕の場合は、枕元に必ず誰かがいる感じがしたんです。
本当です。信じてくださいね。幽霊みたいなのがいたんです。
それで、ちょっとね、怖いんですが、それが楽しいみたいな感覚があったんです。
子供ながらに、怖いんですが、嫌いでもない。面白い感覚です。
一般的に、人は不安は嫌いですが、恐怖はちょっと気持ちがいいみたいなところがあるそうです。
すこし話が逸れますが、いい占い師は、不安を恐怖に変えるそうです。
たとえば、「将来、ちょっと不安なんです」と相談者がいいますよね。
すると「ああそうですか。今年は、かなり金銭的に苦労する年になりますね」といいます。
これは、不安を具体的な恐怖に変えているんです。
つまり、漠然とした不安を、金銭的に苦労するという恐怖に変換している。
具体的な恐怖にすると、克服しやすくなります。具体的ですからね。
「金銭的に苦労するから、蛇の皮をお守りにしなさい」みたいな感じです。
恐怖は、みんな大好きジェットコースター、みたいなものなんです。
そうそう、金縛りでしたね。
どうして歳取ったら、金縛りにならないんですかね。
図太くなって、神経が摩耗するからでしょうか?
誰か知っている人いますか。