こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

自分の声は届いているか

2010年01月28日 12時08分31秒 | Weblog
日曜日には京都で、幅広い米穀業界の人たちに対して、「米の現状」などについて話して、昨日は新潟で「新潟米の現状と、今後の新潟米のあり方」などについての話をしてきたのだが、気になるのが、聞いている人たちの反応だった。

「判ってる?」

今、米業界がどうなっているのか
消費地では何が起こっているのか
価格が上がることがあるのか
ブランドは無くなってしまっうのか
産地は生き残ることが出来るのか

等など、事態は最悪となっているのだ。

なのに自分が壇上から見ていて、一人ひとりに危機意識が無いように見えてしまうのは、何故なんだろう。

いや、聞きにくるのだから、それなりの危機意識は持っているのだろう。
しかし、その先が無いのだ。
どうするつもりなのか。何をしたいのか。何をするつもりなのか。
それらが、ほとんど伝わってこないのだ。

「判ってる?」
自分が米業界にしてあげられることは、ほんの少しだけ。
生き残りたかったら、自分たちでも考えなければ・・・
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戦いに参入してしまったら

2010年01月28日 11時26分30秒 | Weblog
先週土曜日にプライベートでトラブルが勃発したにも関わらず、日曜日、水曜日、金曜日は地方へ行かなければならないし、その合間にも玉川島屋への納品と産地との打ち合わせも入っていて、まさに抹茶区茶な1週間である。

そのため、山のように洗濯物もたまってしまったため、今から洗濯を始めることにした。
とはいっても、洗濯石鹸も無くなっていたので、薬局の開店を待って、買いに行ってきたのだが、そこで「いい加減らにしろよ」と言いたい現状が起こっていた。

何が起こっているのかというと、昨年末に「21年産 新潟県コシヒカリ」が5kg1800円で販売されて、かなりシックだったのだが、今回は、そんなものではなく、「21年産 茨城コシヒカリ」が5kg1280円で販売されていたのだ。

とりあえず、最低の最低ルールは守っているようで、「限定販売」の「お一人様1袋のみ」なのだが、それでも「なんなんだ、このクソ値は」。

景気の問題もあるし、産地の現状もあるから、自分の牙城であっても許していたのだが、こんな価格や販売方法が、これからも繰り返されるのなら、やはり戦いを始めなければならないかもしれない。

自分の立場として、乱売などはしないと決めているのだが、敵が自分の思いも汲み取らずに挑んでくるのなら、それなりの対抗策をしなければならなくなってしまうのは当然。

最後の防壁ともいわれている自分が、この戦いに参入してしまったら。
たぶん米業界は崩壊してしまうだろう。
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