こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

どうなる米、牛、豚・・・ 情報不足に不満続々 政府のTPP説明会

2015年05月16日 16時57分28秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「どうなる米、牛、豚・・・ 情報不足に不満続々 政府のTPP説明会 (2015/5/16)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
「関税に関する具体的な説明がない」「新しい情報がなかった」――。
政府が東京都内で一般向けに初めて開いた15日の環太平洋連携協定(TPP)説明会で、出席した農業者や農業関係者から情報開示が不十分といった不満の声が相次いだ。
米や牛肉・豚肉など農産物重要品目の関税交渉について政府から具体的な説明はなく、生産現場の不安は募る一方だと主張。
地方で説明会開催を求める意見も出た。

説明会には、農業や医療、インターネットなどの関係団体をはじめ、市民ら約400人が参加。
TPP交渉について初めて政府から説明を聞く人も多く、配布資料を手にして話に聞き入ったり、交渉を左右する米国の大統領貿易促進権限(TPA)法案の見通しなどの質問が相次いだ。

ただ、農家経営に影響する重要品目の関税問題については、政府担当者が「国会で承認されるように交渉を行っている」と述べるにとどまった。

不十分な説明に、若手農家からは不満の声が上がった。
前日に田植えを終えたばかりで駆け付けた新潟県田上町の稲作農家、佐藤潤一さん(29)は「TPPの良い効果ばかりを強調した説明会。米など重要5品目に関わる話はほとんど聞けなかった」と不満を漏らした。
地域農業を担う覚悟で真剣に耳を傾けたが、「将来を見通す上で参考になる話は全くなかった。説明会を開いたという実績づくりが目的だったのではないか」と批判した。

神奈川県藤沢市の園芸農家・小川幸夫さん(41)も農産物については「はぐらかされた」との印象を持った。
1時間を超える説明のうち、米や牛・豚肉について触れたのは5分未満。
知的財産など他の交渉分野で配布されたような説明資料もなかった。
「全分野について一度に説明しようとするのが無理な話。分野ごとの説明会を開くべきだと、メールで政府に提言する」ときっぱり。

JAグループの出席者も、要領を得ない説明に納得がいかない。
JA佐賀中央会水田農業対策課の木下直樹課長は「一般論に終始しており不十分な内容だ。地方でも開催してほしいが、その際は内容を改めてほしい」と要望する。

畜産団体の50代男性職員も「これまで公に議論されたもの以外に、新しい情報はなかった」と受け止めた。

農業分野以外からでも、説明不足を指摘する意見が出た。
日本看護協会の奥村元子さん(56)は「海外の看護師が日本でも容易に就労できるのか興味があったが、具体的な話はなかった」とがっかり。
日本の国家資格なしでの就労は、医療サービスの低下につながると不安視しているだけに「交渉を注視していきたい」と関心を示していた。
(細田勇治、山崇正)
というもの。

新しい情報が出てこないのは、初めから判り切っていた。
そして、バホーマンスは無事に終わった。

文句を言っても、もうどうにもならない。
これからを見ていても、方向は変わらない。
TPP交渉を出来るようにしてしまった段階から、今の事までは、全て見えていたはず。
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TPP一般向け初の説明会 内容に踏み込まず 政府

2015年05月16日 16時49分23秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「TPP一般向け初の説明会 内容に踏み込まず 政府 (2015/5/16)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
政府は15日、環太平洋連携協定(TPP)交渉に関する一般国民向けの説明会を東京都内で開いた。
交渉が最終局面にある中、情報開示を求める声が高まっていることを受けた対応で、一般向けは2013年の交渉参加以来、初めて。
約400人が参加。
焦点の農産物関税をめぐる交渉で具体的な説明はなく、重要品目の聖域確保を求めた国会決議については国会で承認されるように交渉を行っているとするにとどめた。

説明はTPP政府対策本部の渋谷和久内閣審議官が行い、交渉内容の説明部分も公開で、質疑応答を含め1時間半にわたって行った。
政府が5月に公開した交渉中の協定案の概要資料に基づき説明した。

農産物関税をめぐる各国との交渉は、協定案には盛り込まれていない。
渋谷氏は交渉状況について国会決議や国内の状況の厳しさを交渉相手国に伝えているとし、「牛肉や米などで報道が出ているが、米国との交渉は行ったり来たり。全てパッケージだ」と説明した。
会場からは「東京だけでなく全国各地で開いてほしい」といった要望が出た。

政府はこれまで、交渉の節目ごとに業界団体向けの説明会を都内で開いてきた。
一般も含めた各地での説明会は、都道府県が開く説明会に担当者を派遣するなどして対応している。
というもの。

内容はともかく、これで政府としては、「説明した」と言う事にはなる。
TPAの行方で若干変わるが、TPPの結末は既に出ている。
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15年産米 概算金上げに意欲 事前契約で相場形成 全農

2015年05月16日 16時42分30秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「15年産米 概算金上げに意欲 事前契約で相場形成 全農 (2015/5/16)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
JA全農は15日の自民党農業基本政策検討プロジェクトチーム(PT、宮腰光寛座長)の会合で、2015年産米の概算金の引き上げに強い意欲を示した。
売り急ぎ防止対策による14年産米の一時保管量が当初予定の20万トンを上回る35万トンに上る見通しとなり、足元の需給環境が改善していると強調し、「一円でも高い概算金設定を目指す」との方針を示した。

この日の会合で全農は、概算金の引き上げには需給改善が不可欠と強調。
抜本的な需給改善へ、JAグループが目標とする飼料用米60万トン達成に向けた積み上げを引き続き進める必要があることも強調した。

14年産米の売り急ぎ防止対策は、国が昨秋に打ち出した緊急対応の一つ。
米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)の基金の残金を活用してJAなどが米を保管する経費を助成し、販売を今秋以降に遅らせる。

全農は15年産米の事前契約を14年産比1.4倍の140万トンに伸ばす目標を説明。
その際の契約価格として、農水省の米の安定取引研究会が提案した「5中3平均(最高と最低の年を除いた3年の平均)」などを提案、概算金引き上げに向けた相場観をつくるとした。

全農は売り急ぎ防止対策によって「現段階でコシヒカリを中心に需給は相当引き締まってきた。昨年とは環境が違う」と強調。
事前契約でも、こうしたことを訴えながら契約価格の引き上げを目指し、概算金設定への相場観をつくる方針だ。

全農の各県本部が概算金設定で必要以上に弱気にならないよう、全農本所が設定の考え方を統一的に示すことも説明。
実需者に適正価格の実現に理解を訴える取り組みや流通コストの削減なども進める他、公平性ある指標価格の在り方を検討する方針も示した。 

[解説] 需給改善が不可欠

JA全農が2015年産米の概算金引き上げに意欲を示した。
ただ実現には米の需給改善が不可欠だ。
生産者側にも、6月末の営農計画書提出に向け、飼料用米の推進などで生産数量目標より生産量を減らす「深掘り」の努力が求められる。

米価は需給で決まる。
これが原則だ。
概算金だけを高く設定しても、需給が緩めば実際の販売価格は上がらない。
共同計算が赤字となり、結局、生産者やJAの負担となった例も過去にあった。

今回、全農が概算金の引き上げに意欲を示したのも、国の売り急ぎ防止対策などを受け、需給環境が一定程度改善しているとみるためだ。
しかし15年産米価を左右する来年6月末の民間在庫量は、全国で生産数量目標(751万トン)を達成した場合でも211万トンと試算される。
近年は、この在庫が200万トンを上回ると米価が下落する傾向にある。

このため、実際に概算金や販売価格を上げるには、飼料用米への転換などによる「深掘り」で、抜本的な需給改善が不可欠だ。
農水省が生産数量目標よりさらに絞り込んで示した「自主的取組参考値」(739万トン)を達成すると、来年6月末の民間在庫量は199万トンとなる見込みだ。

農水省は「深掘り」分に産地交付金で10アール5000円を追加助成し、これを促す。
JAグループは、15年産の飼料用米の生産目標を60万トンとして各都道府県に配分する。
だが、取り組み状況はまだ不十分だ。
農水省の調べでは、4月末現在で自主的取組参考値までの深掘りが見込まれるのは16都道県。
JAグループの飼料用米目標をほぼ達成するのは2県にとどまる。

田植えが終わった地域もあるが、主食用品種を作付けした場合でも、6月末に国に提出する「営農計画書」で飼料用米として申請できる。
主食用から飼料用への転換なども含め、生産者側の需給安定に向けた努力なしに米価回復は見込めない。
というもの。

意欲は判るし、そうしなければならない。
しかし、机の上の計算と、消費地の動きは一緒ではない。

TPPとTPAさらにEPA。
1つでも見誤ると、回復どころではなくなる。
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北海道米プロジェクトは、ここからスタートした

2015年05月16日 16時13分19秒 | Weblog
先ほど、一般財団法人北海道農業近代化技術研究センターで実験されている「ふれあいインターネット農園」のライブカメラが動き出したことを伝えた。
その時に、コントロールパネルを見せていて、薄く操作方法が表示されている画面の中に、L型の建物(裏側ではあるが・・)が映っている。



実は、自分が動かしている「北海道米プロジェクト」は、この建物の2階で初めて発表されて、今に至っているのだ。



JA等と計画を実行する場合は、そのJAの会議室などを使う場合が一般的。
なのに自分の「北海道米プロジェクト」は、ホクレンの建物やJAの会議室を使わず、一般財団法人北海道農業近代化技術研究センターの会議室を使用していた。
なぜかと言うと、1つのJAを有名にするとか助け上げるというのではなく、北海道の農業の全てを活性化させていくというのが「北海道米プロジェクト」の根底にはある。
そのためには、一般財団法人北海道農業近代化技術研究センターで、あえて発表したいという思いもあったからだ。

一般財団法人北海道農業近代化技術研究センターは、石狩川の清流を取り戻すための公害闘争の終結が、財団設立の原点。
よって、財団設立の理念に基づき、「水」と「土」を中心としたさまざまな調査研究業務を行ない、不特定多数の方の利益の増進に寄与すべく、調査研究の成果の情報を発信している。
つまり一般財団法人北海道農業近代化技術研究センターは、地域の農業生産の安全・安心を確保し、農業生産性向上のための生産基盤、生活環境基盤の整備を支援しているからだ。

その建物内で発表された「北海道米プロジェクト」は、スタート時から一般常識から外れた、壮大な計画だったのだ。

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ふれあいインターネット農園のライブカメラ

2015年05月16日 15時41分17秒 | Weblog
自分が勤めていた、北海道の一般財団法人北海道農業近代化技術研究センター(名称変更がありました)で、「ふれあいインターネット農園(貸農園)」の実験が始まっている。
(既に31区画の全てが契約された事で、受け付けは終了)

●開催の趣旨は
北海道の豊かな自然と広大な大地のもと、安全・安心な農産物栽培を通じて、都市と農村の新たな交流の可能性について探るため、北海道・深川市に『ふれあいインターネット農園』を開設します。

●運営の仕組みは
当財団内に設置した農園を、東京及び大阪周辺の都市住民の方に、家庭菜園として利用いただきます。
農園利用者は遠隔地に居住していることから、日常的な栽培管理については財団が行います。
作物の生育状況については、随時インターネットで見ることができるよう農園内にライブカメラを設置します。

●農園の場所は
「ふれあいインターネット農園」のある深川市は、高速道路利用で札幌から約90分、旭川から約30分の位置にあります。
周辺には、特徴のある展示で人気を集める「旭山動物園」やラベンダーで有名な「富良野・美瑛」などもあります。

●農園の規模は
農園の区画数は30、1区画当たりの面積は、30㎡~35㎡です。
料金は1区画、年間3,000円で1人2区画までの利用が可能です。
2区画利用の場合、料金は年間5,000円となります。

●利用期間は
農園の利用は1年を単位としますが、同一区画を継続して利用することも可能です。

●栽培作物は
栽培する作物は、財団が作成する作物リストの中から利用者が選択します。
なお、苗及び種子の代金は、利用者の負担となります。

●栽培管理は
作物栽培のために必要な管理作業は財団が行い、その費用(通常使用する肥料・薬剤代金を含む)は財団が負担します。
なお、自然災害などにより発生した作物被害は、財団はその責を負わないものとします。

●交流施設は
利用者が農園を訪れた場合に利用していただくため、交流施設を設置します。
交流施設の利用は、利用者及びその家族などに限ります。
宿泊は1日1家族とし、月1回1週間を限度に利用することができます。
利用料金は宿泊人数に関わらず、1日10,000円とします。

●収穫物は
収穫物は、原則としてすべて利用者に帰属することとしますが、詳細については農園の利用契約の中で定めます。
収穫物の利用者宅への配送は、年1回については無料、2回目以降は実費をいただきます。

というものである。

その農園では耕起作業が終了し、これから作物の値付けがはじまる。
そこで、作物の生育状況が随時インターネットで見ることができる「農園内にライブカメラ」が動き出した。





自分も区画を借りていて、その生育状況については、随時発信していこうと考えている。
ここで収穫された作物は、「ふれあいインターネット農園」の意義を伝えていくためと、日ごろのご愛顧の感謝の気持ちから、ご来店のお客様にプレゼントいたしますので、お楽しみに。
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秋に向けで進んでいるお米

2015年05月16日 11時21分26秒 | Weblog
現在、秋の新米時期に向けて、こだわり・差別化ブランド米として、以下の産地と品種が動いていますので、紹介いたします。

・秋田県 秋のきらめき(新品種)県・JAかづの・米穀店計画
・秋田県 つぶぞろい(新品種)県・JA秋田しんせい・米穀店計画
・宮城県 やまのしずく(新品種)JA栗っこ(一迫地区)・米穀店計画
・宮城県 東北194号(初販売・新品種)JA栗っこ(一迫地区)・米穀店計画
・茨城県 ふくまる(新品種)県・JA(指定あり)・米穀店計画
・長野県 風さやか(初販売・新品種)県・市・JA北信州みゆき・米穀店計画
・鳥取県 コシヒカリ(初販売)役場・JA鳥取西部・米穀店計画
・高知県 ディスカバー農村漁村 土佐天空の郷ひのひかり(初販売)公社・米穀店
・高知県 ディスカバー農村漁村 土佐天空の郷にこまる(初販売)公社・米穀店

・新潟県 世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ(販路拡大)市・JAさど・米穀店
・新潟県 朱鷺と暮らす郷コシヒカリ8割減(販路拡大)市・JAさど・米穀店
・新潟県 北魚沼コシヒカリ8割減 レベルSS・SA(販路拡大)JA北魚沼・米穀店
・新潟県 北魚沼コシヒカリ5割減 レベルSS・SA(販路拡大)JA北魚沼・米穀店
・新潟県 北魚沼こしいぶき5割減 (販路拡大)JA北魚沼・米穀店

・島根県 島の香り隠岐藻塩米コシヒカリ(グレードアップ)JAしまね・隠岐地区本部・米穀店
・島根県 隠岐世界ジオパーク 島の香り隠岐藻塩米コシヒカリ(グレードアップ)JAしまね・隠岐地区本部・米穀店
・島根県 巨木・ご神木・棚田米つや姫(グレードアップ)JAしまね・石見銀山地区本部・米穀店
・島根県 石見高原ハーブ米きぬむすめ(グレードアップ)JAしまね・島根おおち地区本部・米穀店
・高知県 土佐天空の郷ひりひかり・土佐天空の郷ひのひかり(白雲の彼方)(グレードアップ)公社・米穀店
・高知県 土佐天空の郷にこまる・土佐天空の郷にこまる(白雲の彼方)(グレードアップ)公社・米穀店
・高知県 四万十厳選にこまる(グレードアップ)JA四万十・米穀店
・佐賀県 逢地ひのひかり・夢しずく・さがびより(グレードアップ)JAさが・佐賀松浦・米穀店
・佐賀県 天川コシヒカリ(グレードアップ)JAさが・佐賀松浦・米穀店
・佐賀県 伊万里深山米夢しずく(グレードアップ)JAさが・JA伊万里・米穀店
・佐賀県 天使の詩(グレードアップ)JAさが・城田西・米穀店

・石川県 コシヒカリ(検討中)
・山口県 コシヒカリ(検討中)

これ以外については、計画が更新・修正などが進んでいませんので、現状維持の予定です。
また、皆さんが気にしている某新品種については、諦めるしかなさそうです。

しかし、これらの産地と品種、さらに今まで作り続けていたブランド米で、カバー以上の効果が出ると思いますので、よろしくお願いいたします。
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本をいただいた

2015年05月16日 10時46分31秒 | Weblog
FacebookつながりのSさんから「痛快 コシヒカリつくり 著者:井原 豊」さんの本を、贈っていただいた。

「コシヒカリの時代は終わった」と、以前から言い続けている自分は、途中から「コシヒカリ」についての勉強をほとんどしていなかったので、実は知らなかった本なのである。

なのだが、初版が1989年3月5日と古いのに、2010年4月20日には第27刷という人気の本。
どうして、知らなかったのかが、逆に疑問。

少し前に大量購入した土の本で、結構時代遅れとなっている自分が判ってしまい、ちょっとめげていたことから、気分を変えるには最高の本である。
早速、今晩から読みたいと思っている。

Sさん、ありがとうございました。

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