日本農業新聞e農ネットに「どうなる米、牛、豚・・・ 情報不足に不満続々 政府のTPP説明会 (2015/5/16)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
「関税に関する具体的な説明がない」「新しい情報がなかった」――。
政府が東京都内で一般向けに初めて開いた15日の環太平洋連携協定(TPP)説明会で、出席した農業者や農業関係者から情報開示が不十分といった不満の声が相次いだ。
米や牛肉・豚肉など農産物重要品目の関税交渉について政府から具体的な説明はなく、生産現場の不安は募る一方だと主張。
地方で説明会開催を求める意見も出た。
説明会には、農業や医療、インターネットなどの関係団体をはじめ、市民ら約400人が参加。
TPP交渉について初めて政府から説明を聞く人も多く、配布資料を手にして話に聞き入ったり、交渉を左右する米国の大統領貿易促進権限(TPA)法案の見通しなどの質問が相次いだ。
ただ、農家経営に影響する重要品目の関税問題については、政府担当者が「国会で承認されるように交渉を行っている」と述べるにとどまった。
不十分な説明に、若手農家からは不満の声が上がった。
前日に田植えを終えたばかりで駆け付けた新潟県田上町の稲作農家、佐藤潤一さん(29)は「TPPの良い効果ばかりを強調した説明会。米など重要5品目に関わる話はほとんど聞けなかった」と不満を漏らした。
地域農業を担う覚悟で真剣に耳を傾けたが、「将来を見通す上で参考になる話は全くなかった。説明会を開いたという実績づくりが目的だったのではないか」と批判した。
神奈川県藤沢市の園芸農家・小川幸夫さん(41)も農産物については「はぐらかされた」との印象を持った。
1時間を超える説明のうち、米や牛・豚肉について触れたのは5分未満。
知的財産など他の交渉分野で配布されたような説明資料もなかった。
「全分野について一度に説明しようとするのが無理な話。分野ごとの説明会を開くべきだと、メールで政府に提言する」ときっぱり。
JAグループの出席者も、要領を得ない説明に納得がいかない。
JA佐賀中央会水田農業対策課の木下直樹課長は「一般論に終始しており不十分な内容だ。地方でも開催してほしいが、その際は内容を改めてほしい」と要望する。
畜産団体の50代男性職員も「これまで公に議論されたもの以外に、新しい情報はなかった」と受け止めた。
農業分野以外からでも、説明不足を指摘する意見が出た。
日本看護協会の奥村元子さん(56)は「海外の看護師が日本でも容易に就労できるのか興味があったが、具体的な話はなかった」とがっかり。
日本の国家資格なしでの就労は、医療サービスの低下につながると不安視しているだけに「交渉を注視していきたい」と関心を示していた。
(細田勇治、山崇正)
というもの。
新しい情報が出てこないのは、初めから判り切っていた。
そして、バホーマンスは無事に終わった。
文句を言っても、もうどうにもならない。
これからを見ていても、方向は変わらない。
TPP交渉を出来るようにしてしまった段階から、今の事までは、全て見えていたはず。
内容は以下の通り
「関税に関する具体的な説明がない」「新しい情報がなかった」――。
政府が東京都内で一般向けに初めて開いた15日の環太平洋連携協定(TPP)説明会で、出席した農業者や農業関係者から情報開示が不十分といった不満の声が相次いだ。
米や牛肉・豚肉など農産物重要品目の関税交渉について政府から具体的な説明はなく、生産現場の不安は募る一方だと主張。
地方で説明会開催を求める意見も出た。
説明会には、農業や医療、インターネットなどの関係団体をはじめ、市民ら約400人が参加。
TPP交渉について初めて政府から説明を聞く人も多く、配布資料を手にして話に聞き入ったり、交渉を左右する米国の大統領貿易促進権限(TPA)法案の見通しなどの質問が相次いだ。
ただ、農家経営に影響する重要品目の関税問題については、政府担当者が「国会で承認されるように交渉を行っている」と述べるにとどまった。
不十分な説明に、若手農家からは不満の声が上がった。
前日に田植えを終えたばかりで駆け付けた新潟県田上町の稲作農家、佐藤潤一さん(29)は「TPPの良い効果ばかりを強調した説明会。米など重要5品目に関わる話はほとんど聞けなかった」と不満を漏らした。
地域農業を担う覚悟で真剣に耳を傾けたが、「将来を見通す上で参考になる話は全くなかった。説明会を開いたという実績づくりが目的だったのではないか」と批判した。
神奈川県藤沢市の園芸農家・小川幸夫さん(41)も農産物については「はぐらかされた」との印象を持った。
1時間を超える説明のうち、米や牛・豚肉について触れたのは5分未満。
知的財産など他の交渉分野で配布されたような説明資料もなかった。
「全分野について一度に説明しようとするのが無理な話。分野ごとの説明会を開くべきだと、メールで政府に提言する」ときっぱり。
JAグループの出席者も、要領を得ない説明に納得がいかない。
JA佐賀中央会水田農業対策課の木下直樹課長は「一般論に終始しており不十分な内容だ。地方でも開催してほしいが、その際は内容を改めてほしい」と要望する。
畜産団体の50代男性職員も「これまで公に議論されたもの以外に、新しい情報はなかった」と受け止めた。
農業分野以外からでも、説明不足を指摘する意見が出た。
日本看護協会の奥村元子さん(56)は「海外の看護師が日本でも容易に就労できるのか興味があったが、具体的な話はなかった」とがっかり。
日本の国家資格なしでの就労は、医療サービスの低下につながると不安視しているだけに「交渉を注視していきたい」と関心を示していた。
(細田勇治、山崇正)
というもの。
新しい情報が出てこないのは、初めから判り切っていた。
そして、バホーマンスは無事に終わった。
文句を言っても、もうどうにもならない。
これからを見ていても、方向は変わらない。
TPP交渉を出来るようにしてしまった段階から、今の事までは、全て見えていたはず。