TPP交渉が大筋合意となったことから、当然自分はコメントをするものだと、多くの人が思っていたようだ。
なのに自分が一向に投稿しないことから、「なぜ、何も語らないのですか?意見が聞きたいです」というメールが入った。
TPP交渉によって、日本の農業が売れるだろうダメージについて、自分はずっとブログやFacebook等で言い続けてきた。
なので、実際に合意となったことから、怒りのコメントすると誰もが思ったのだろう。
しかし実際は、まったくコメントしていないのだから、不思議といえば不思議だろう。
正直、具体的に伝わってこないので、コメントできないというのが真実。
今まで散々言っているので、産地などに対しては、言い尽くしたというのも本当のところ。
2年間は漂流するだろうと思っていたのだが、いきなり合意となったことで、これ以上の提案は無意味というか、提案しても時間切れで意味がないというもの本音。
だから公の場ではコメントしていない。
でも、ブランド化している産地については、産地の崩壊をさせないために、打ち合わせの場で、より突っ込んだ対策を伝え始めている。
合意によって、すべての産地を助けることは出来なくなってしまった。
大規模ほど、価格競争に巻き込まれてしまうことだろう。
業務用米として動いていた産地は、一瞬にして売り場を失うかもしれない。
安い外国米が売られ始めれば、量ばかり求めて作られたお米を、わざわざ求める消費者はいないだろう。
時代は激変する。
TPPは「パンドラの箱」
そして今回は、パンドラの箱は複数ある。
そのすべての箱から、災いが噴き出てくる。
蓋が開かないようにすることは、もうできない。
これは、何度も何度も言っている。
だから、早急に対策を練ってもらいたかった。
TPPが合意してしまえば、お米だけのことでは済まない。
お米を作る土を肥やしてくれる畜産も、今回の合意により、同時に崩壊していく。
お米と畜産が崩壊し始めれば、環境保全型農業・循環型農業・地域リサイクル農業は不可能となる。
結果として、産地のこだわり・特徴などは失われ、安心・安全の保障も皆無となる。
安心・安全が言えなくなった農業に、生き残るすべはない。
そして、農業を失った地域に、人は必要とされない。
当然、産地に明日はない。
農業が崩壊したとき、今の政権は屁理屈だけはいうだろう。
言葉だけの対策は言うだろう。
でも、農業は1年ではどうにもならない。
作物を作るための土を作るために、何年もかかることを無視している。
どれだけの手間暇がかかるのかということも、1つも考えていない。
土がなければ、食物プラントとでも言うかもしれない。
技術的には不可能ではないだろう。
でも、そうなってしまったら、何のために「和食」を世界遺産にしたのか。
「和食」を世界登録した際の基準は、なんだったのだろうか。
日本のすべてが、根底から大きく揺らぐ。
なのに自分が一向に投稿しないことから、「なぜ、何も語らないのですか?意見が聞きたいです」というメールが入った。
TPP交渉によって、日本の農業が売れるだろうダメージについて、自分はずっとブログやFacebook等で言い続けてきた。
なので、実際に合意となったことから、怒りのコメントすると誰もが思ったのだろう。
しかし実際は、まったくコメントしていないのだから、不思議といえば不思議だろう。
正直、具体的に伝わってこないので、コメントできないというのが真実。
今まで散々言っているので、産地などに対しては、言い尽くしたというのも本当のところ。
2年間は漂流するだろうと思っていたのだが、いきなり合意となったことで、これ以上の提案は無意味というか、提案しても時間切れで意味がないというもの本音。
だから公の場ではコメントしていない。
でも、ブランド化している産地については、産地の崩壊をさせないために、打ち合わせの場で、より突っ込んだ対策を伝え始めている。
合意によって、すべての産地を助けることは出来なくなってしまった。
大規模ほど、価格競争に巻き込まれてしまうことだろう。
業務用米として動いていた産地は、一瞬にして売り場を失うかもしれない。
安い外国米が売られ始めれば、量ばかり求めて作られたお米を、わざわざ求める消費者はいないだろう。
時代は激変する。
TPPは「パンドラの箱」
そして今回は、パンドラの箱は複数ある。
そのすべての箱から、災いが噴き出てくる。
蓋が開かないようにすることは、もうできない。
これは、何度も何度も言っている。
だから、早急に対策を練ってもらいたかった。
TPPが合意してしまえば、お米だけのことでは済まない。
お米を作る土を肥やしてくれる畜産も、今回の合意により、同時に崩壊していく。
お米と畜産が崩壊し始めれば、環境保全型農業・循環型農業・地域リサイクル農業は不可能となる。
結果として、産地のこだわり・特徴などは失われ、安心・安全の保障も皆無となる。
安心・安全が言えなくなった農業に、生き残るすべはない。
そして、農業を失った地域に、人は必要とされない。
当然、産地に明日はない。
農業が崩壊したとき、今の政権は屁理屈だけはいうだろう。
言葉だけの対策は言うだろう。
でも、農業は1年ではどうにもならない。
作物を作るための土を作るために、何年もかかることを無視している。
どれだけの手間暇がかかるのかということも、1つも考えていない。
土がなければ、食物プラントとでも言うかもしれない。
技術的には不可能ではないだろう。
でも、そうなってしまったら、何のために「和食」を世界遺産にしたのか。
「和食」を世界登録した際の基準は、なんだったのだろうか。
日本のすべてが、根底から大きく揺らぐ。