こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

全農あきたが飛んで来た

2015年10月26日 17時38分04秒 | Weblog
土曜日の秋田県庁からの報告を受けて、自分が全農あきたに対してブチ切れて、それをブログなどに投稿した内容を、誰からか聞いたか、直接見たのだろう。
14時の取材前に「少し時間を・・・」という電話が入ったので、「今は文句しか言いようがないけど、それでも良ければ」ということで会うことにした。

大人気ないといえば、その通り。
でも、許せることと、許せないことがあるのも事実。

今回自分が爆発しているのは、自分に泥をかけたことよりも、和穀の会や協力してくれた米屋に対して、あまりにも無礼だからである。

米屋が、お米の評価や販売状況などの情報を産地に教えるというのは、後々米屋にとっとは損となることがある。
自分もそれは判っている。
でも、産地から生まれるお米のためには絶対に必要な情報であり、この情報によって、お米の将来が変わってくる。
なので、自分が仕掛けているブランド化計画の名のもとに、和穀の会を通じて全国の米屋にお願いしていた。

「今後も米屋のみの販売という考え方も変わらない」と言ってはいるが、流通については和穀の会以外もあるとのこと。
その米卸には「米屋限定での販売である」などの説明はしているそうであるが、それが取り扱う米屋にまで届いているかどうかは確認できていない。
説明も、すべてがシッカリと決まって書面等になっている訳ではなく、全農から米卸の担当への口伝え程度らしい。

「あきたエコライスでの栽培に限定」と言ったって、そんな栽培方法、消費地では誰も知らない。
当たり前のこととして、知られていないのであれば1つも価値は無い。

これの、どこがブランド化計画なのであろうか。
産地として、本当にブランド米に育てたいと考えているのだろうか。

自分としては、お披露目をするのであれば、協力してくれた和穀の会と米屋の中で進めてほしかった。
なぜ、全く自分たちと関係ない米屋なのだろうか。
なぜ、バカの一つ覚えみたいに百貨店なのだろうか。

おまけに、自分たちには事前の連絡すらなかった。
お披露目当日であっても、自分たちにはお米は届いていなかった。

自分としては、自分のブランド化計画として、秋田県の2つの新品種を考えていた。
だからこそ、わざわざ秋田県庁まで出向いて、自分としての思いやブランド化計画について、2JAとも打ち合わせをしている。

秋田県庁にも全農あきたにも、何度も何度も繰り返して言ったいたはず。
「この2品種は、何が何でも失敗できない」って。
「失敗してしまったら、次のスーパーあきたこまちは、二度と生まれなくなってしまう」と。

なのに、なんだ。
このグダグタは。
完全に士気が下がる。

全農あきたは「考え方は、全く変わっていない」って、何度も繰り返し言っていた。
自分としては、全く変わっていないという以前に、「ブランド米にしようとする考え方が出来上がっていない」と思っている。

今度は、本所の方から直接説明に来るとのことだが、県内でのお披露目は問題ないが、都内でのお披露目もしてしまった。
1か所でも売ってしまったら、今年の販売計画は、もう組み立てられない。
売ってしまってからの販売計画は、1年間修正できない。
この1年間が売れればよいのだが、途中で失速してしまったとしたら・・・
もう来年はない。

こんなことになると判っていたら、雑誌などには紹介しなかった。
紹介してしまった回数分、傷口が大きい。
来年紹介した方が、この2品種は、生き残れる可能性が高かったと思う。

2品種とも生き残ってもらいたいと思っているから、文句を言いながらも自分は販売を続けていくが、全農あきたは、これからのことについて、どんな説明をするのだろうか。
どうせ説明する内容は同じだろうな。
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取材2つ

2015年10月26日 16時23分24秒 | Weblog
今日も朝9:00から取材、14:00からも取材。

最初のは、「特A」の話題もありながらも、ブランド米が急成長している原因などについて。
2回目のは、「某品種の現状と将来性について」。

どうして「特A」を目指すのか。
とうしてブランド米を作りたいのか。

そもそも「特A」って?
「ブランド米」ってなに?


産地の将来に必要なことは?

結果として、両方ともそんな感じの取材になった。
というか、勝手に、そっちに話を持って行っただけなんだけど・・・

はたして、どんな記事内容になるのかな?
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