ホクレン経由で、JA新すながわから30年産米「ゆめぴりか」のブランドシートが届いた。
JA新すながわカエル倶楽部(会員11名)が栽培しているのが
高度クリーン栽培タンパク6.3%以下ゆめぴりか
高度クリーン栽培タンパク6.8%以下ゆめぴりか
JA新すながわ特別栽培米生産組合が栽培しているのが
特別栽培米ゆめぴりかタンパク6.3%以下
特別栽培米ゆめぴりかタンパク6.8%以下
したがって、ブランドシートは4タイプあり、それぞれに「豊作・普通作・不作・凶作」がある。
ブランドシートと共に、「生産者の生産体系は昨年とほぼ変わらないことから、昨年とやることは一緒で「努力を怠らない」こととJAは考えているため、内容も昨年から変更はございません」というコメントが付いていた。
さてさて、それで良いのかな?
その考え方だと、「特A」から落ちてしまうのも時間の問題。
今回の食味ランキングの「魚沼」と同じ事になってしまうはず。
以前言っていたはず、「JA新すながわ ゆめぴりか」が目指しているのは、粘りや味だけが飛び出た、消費者が食べ飽きる5角形ではなく、味・見た目・香り・粘り・柔らかさのバランスが良い、食べ飽きない完璧な5角形。
それを追求するために必要なのが、現在の「ゆめぴりか」の「タンパク質含有量の7.4%以下」ではなく、「ゆめぴりか」誕生の時の「タンパク質含有量6.8%以下」が最低でも必要となり、他の地域に真似出来ない「究極ゆめぴりか」のためには、「タンパク質含有量6.3%以下」が絶対となる。
「極低タンパク」や「低タンパク」にするための栽培方法は、JA新すながわカエル倶楽部もJA新すながわ特別栽培米生産組合も、既に完成していると思う。
なので、それについては自信を持ってもらって良いと思う。
しかし、自分は言っていたはず。
「足りないものがある」と。
今回提出してきたブランドシートの栽培方法に変更が無いという事は、その一言を、JA新すながわは、既に忘れているのだろう。
それでは駄目だ。
「足りないもの」を忘れてしまっているのなら、何時まで経っても、北海道の魚沼にはなれない。
日本一の産地にはなれない。
絶対に、「ゆめぴりか」の可能性を教えてくれた、山口さんのお米を超えられない。
「JA新すながわ ゆめぴりか」を取扱ってくれている全国の米屋を回っていて、「JA新すながわ ゆめぴりか」の評価はとても良いはずである。
なので、どうしても今のままで良いと思ってしまっているのかもしれない。
まだ、「高度クリーン」も「特別栽培米」も、どちらも完成はしていない。
なので、ここで満足してもらっては困る。
「足りないもの」とは何なのか。
良く考えて欲しい。