"某県某地域で、14年間、無肥料無農薬でコシヒカリを作っています。
添付した写真は、昨年の稲刈り直前の田んぼです。
山奥の棚田のために収穫量が少なく、有名でもないために価格も安く、貯金を切り崩して生活している状態なのです。
このままでは、数年で限界がきてしまい、米作りを諦めるしかありません。
何か良い解決策はありませんでしょうか。
というメールが入っていた。
添付されていた棚田のロケーションは良いのだが、稲が細く小さく、株数も少なく、見るからに地力がなく、栄養不足な稲である事が一目瞭然。
多分、周りの田んぼの半分程度も収穫出来ていないだろう。
親や知り合いから、技術などを教えて貰っていないのだろうか?
地域の生産者との交流はないのだろうか?
一人ぽっちでお米を作っているのだろうか?
差別化やこだわりという考え方で、無農薬無肥料栽培しているのであれば、愚かでしかない。
稲だって生きているのだから、沢山の栄養は必要。
明らかに、何かを間違えている。
そして、根本的な問題として、生活出来なければ、農業をやる意味がない。
何処から、何から話をしたら良いのか、流石に解らないので、未だに返信していない。"