昨日、新潟県からNPOの生産者がアポイントなしに訪ねて来た。
お米の売行きが思わしくないとの事。
それはそうだろう。
縁故米の氾濫だけでなく、生産者のネット販売、さらなふるさと納税も重なり、消費地のお米の流通は、完全に止まってしまっている。
ガタガタしているのは、価格の安さが全ての、業務用米だけである。
どうしてよいか、本当に困っている用だったので、1時間ほど、消費地の現実から、次のお米の世界、産地としてやらなければならない事、お米を売るとは?等の話しをした。
恐ろしい、怖い、難しい、大変ただ。
出てくる言葉が、話していくうちに、変わってしまった。
作れば売れる。
そんな時代は、もう2度と来ない。
消費地にお米を売りたいと思うのであるば、自分たちを蹴落とす位の覚悟が必要である。
もうすぐ30年になる。
お米の世界が変わる。
新品種の限界もくる。
消費は、さらに減る。
TPPも動く。
お米の流通は激変していく。
消費地は、全てウェルカルでは無くなる。
自分勝手に動いている生産者。
バラバラな産地。
将来が見えない産地。
消費地にとって、ブラスになりそうもない産地については、冷たく切り捨てる。
そうしなければ、消費地のお米の流通は、さらに荒れて、後退してしまうから。
自分で販売していくのであれば、覚悟を決めるべきである。