無農薬、無肥料、不除草で栽培している生産者のお米の取材を考えているのですが、取材協力して頂けませんか、というマスメディアからのメールが入っていた。
田んぼやお米の写真も添付されていたが、田んぼの中の、稲の株は小さく、茎も細く、田んぼ全体を見ると、お米を栽培しているのか、雑草とヒエを栽培しているのか判らない状態。
田んぼの状態から見て、説明には無かったが、多分不耕起だろう。
完全に、解釈を間違えた○○農法のようである。
したがって、お米は張りが無く、小さく細く、艶もなく、明らかに栄養不足。
収量は、一般的な田んぼの半分らしい。
このお米を、田植えから収穫。
さらに、生産者が自ら消費地に出向き、飲食店やスーパーへの売り込みまでを追跡したい。
収量が無い事から、販売価格は1キロ1200円を考えている。
地域の将来を考え、環境保全を考えた地域ブランド米を手掛けている自分なら、このお米のブランド化が出来るのではと考えて、自分に連絡をしてきたと書いてあった。
内容は理解したが、「田んぼの状態やお米の品質から判断して、自分の能力では100%無理です」とメールした。
マスメディアとしては、確かに面白そうな内容なんだろうけど、このお米は酷すぎる。
明らかに、流通させるべきでは無いレベル。