豊科の折り返し地点では軽く朝食をいただくことにした。今回は腹が減ろうと減るまいと必ず食事をしてハンガーノックを抑えることを念頭に置いているからだ。食べたものはロールパン3つにコロッケパン1つ、そしてみかん缶。
さてと、最後のセクションに向け出発だ。Fさん、Bongoさん、yoneちゃんの3人が出た後、直ぐに追従。そして国道に出る前になぜか追いつくことができた。そうだそうだ、しばらく3人の後についてゆこう。
松本の市街地ではなぜか失速中のリュウさん。眠くて眠くて仕方がないのだと。そんな失速中のリュウさんを抜いてしまうなんておそれ多くて・・・・。 でもこの先こんなことは絶対ありえないのでスンマセン、心置きなく抜かせていただきます(^^;
本当に微妙なのぼり基調の道をゆき、高出交差点に左折し塩尻峠道へ入る。ここから8.5キロは完全な上り。スピードはあげることなくまったりと登っていく。Fさんもどこかのホムセンで仮眠しているようだ。Bongoさん、yoneちゃんははるか先方に。湘南自転車オヤジはマイペースでね。
塩尻峠までの道はほぼまっすぐに作られ現在高速道路みたいに車が飛ばしまくっている。昔の峠道の面影はどこかにないのだうろうか?前回の400ではそんな疑問があったので、今回少々周りを見渡して見た。そしたら、ありましたよ!こんな狭くてカーブのきつい道が。でもこのほうが車抜きなら自転車に優しい勾配だと思うけど。。。
4人そろったら諏訪湖まで慎重に下ってゆく。そして富士見峠手前のコンビニで休憩。Gパン氏にピナレロ氏も合流。どうやら我々がお尻らしい。少しの休憩で出発し富士見峠を越えたらスーパーダウンヒル。そして、穴山橋のPC6で再び休憩。ここでFさん30分の昼寝申告をしてきたが、安全係数をかけると、もう時間に余裕がないので即バッサリ!聞く耳持たず!県道に入り下り基調。昨年はここで遭難してしまったのだが、どこをどうやって遭難したんだ・・・。
R52に出たらもの凄い向かい風。yoneちゃんが先頭を引き 3人+2人は向かい風と闘うのだ。そして悪戦苦闘しているとき、突然左のガードレールがゴーンと鳴り響いた。ナニナニ?何かがあたったのか?それとも車?しばらく考えながら走っていたがもしや?と思い振り返ると後ろの2人がストップ。見に行くとピナレロ氏がカードレールの先端曲線部に激突してしまったらしい。鈍い音がしていたのは彼のヒザが直撃していたからだ。脚は動いていたから大丈夫でしょう。自転車も・・・・大丈夫みたいだ。よかった、ここまで来てリタイアではきっとピナレロ氏は残念がるに違いない。
上沢の交差点に入る前に再びコンビニ停車。こまめに休み疲れをためないで進んでゆく作戦だ。ここまできたらこのトレインでゴールを目指すのが暗黙の約束事になっいた。
R300に入り、ちょっとしたアップダウンで前3人に千切れてしまいスピードアップを図ろうとした矢先、いきなりバランスを崩したのでアレアレ?とおもったらブヨブヨ感。なんと大魔王様お出ましです。ちきしょ~この大切な大会でなにも出てこなくたっていいっしょ!抜かして行った二人には「パンクです!大丈夫、先に進んで!」と声をあげたが、さすがに焦りの渦に巻き込まれていた。チューブを引っ張り出し漏れの原因を追究すると、昔の古傷のパッチしたところから漏れているじゃないの。どうやら劣化してしまったようだ。ブルベなどの大会に出るときはあらかじめ新品のチューブを投入すべきだと実感した。 それよりも昨晩の新野峠付近で大魔王様襲われたらと思うと・・・・・・むしろ大魔王様に感謝しなくてはいけないのかもしれない(^^;
ところで、先行した3人組に掲示板を通じ先に行くよう伝え、自分の居場所は?おぉぉ芝川21キロ手前。急がねば。掲示板を通じおいちゃんさんから早く稲子を脱出しないと真っ暗闇になるというアドバイスをいただいた。マジすか(@@; 真っ暗闇は昨晩の山岳路で十分。そう思うと痛くなり始めた左足首なとかまってられない。脳内麻酔をかけ時速27キロキープね。身延の坂やコンニャロ坂もうりゃ!気合気合でクリア。
そして、芝川の本日最後のPC7に着くと3人+2人は待っていてくれた。これにはもの凄くうれしかった。でも左足首が痛い・・・バンテリンは何度塗り重ねても、もう効かない・・・・。
残りはあと35キロ程度。既に夕方を回りつつある時間帯。これからは暗くなってくるので車からは見えにくくなる。更なる気を引き締めてゆかなくてはいけない。芝川のPCを出発。下り基調の道を進み、富士川橋で左折。すっかり暗くなってしまったので、スピードががくっと落ちてしまった。が、それでも25~28ロキープでBongoさんが先頭になり引っ張ってくれる。途中、細長い落下物に乗り上げこけそうになったがなんとかバランスをキープして事なきを得た。
車がこないと結構暗い松並道路をゆき、やがて少しづつ町明かりが戻ってきた頃、沼津市街地の端っこに入ってきた。そして→伊豆市の標識が出てきた時のこと、ようやく戻ってこれた安堵感と念願のSRに・・・・。そう思うと3人には申し訳ないが、実はシンガリで湘南自転車オヤジ涙目になり、ウルウルしてしまったのだ。いやいやいけない、あと約4キロある。ここで何かが発生したらもともこもない。だから再び気を引き締め2段階右折をし進路を南にとった。クールダウンしているSご夫妻を抜き、朝飯食べた松屋を通過し、20時30分過ぎに遊泳場へ見事に4人でゴール~\(^o^;)/~ やりました、念願のSR取得です!湘南自転車オヤジ、これでまた自分の自転車歴史を塗り替えることができました。もう左足が千切れそうで動けません。這いつくばるようにして本部に入り手続きを済ませ、皆さんからSRおめでとうのお言葉をいただき感謝!ありがとう! 完
追記
毎度のことながら、スタッフのみなさん大会運営本当にご苦労様でした。一人では絶対に走ることができない600キロ・・・ブルベだからこそ走れるのもと毎回実感しております。皆さんに感謝しております。