湘南自転車オヤジのまったりサイクリングは今日も明日も絶好調 (^^)/

毎週湘南地方をポタポタと徘徊してるよん。アマチュア無線はCWで主にQRV (^^)v

沼津400(^^; その3

2009年04月28日 | ブルベ

続き

後輪を開く前に、もう一度空気圧を高め耳を当ててみる。どうせ、開腹してもタイヤに刺さった異物は発見できないだろうから・・・・。かなり圧を高め、耳を当てくまなく聞いてみるが、道を走る車の雑音等でなかなか場所が判明できない。募るのは焦りだけ。
そんな時、何気にタイヤを接地させゆっくり転がしていたら、ある部分でプチプチと音が(@@: お!今のがそう?地面が湿っていたのが幸いし、漏れた空気がプチプチしてくれたのだ。
どこどこ?おぉぉぉここか~。大発見。確かに小さなガラス片が見事にパセラに食いこんでいる。しかし、爪でかき出そうとしてもできない。こんなときは何かツールを使わないと綺麗に摘出できないだろう。そうだ!備えあれば憂いなし、備えなくて憂いばかり!こんな時こそ100均で購入したミニはさみを活用しようじゃないの。
傷つけない程度にグリグリとやったら小悪魔は見事にあぶりだされてきた(^^)v てんめ~のせいで復路も苦しむところだったぜ。替えチューブはもう一本あるが、これは万が一のバースト時にとっておきたいところ。だから、パンクしたチューブはパッチを貼って対処。
気温が低いので、ゴムのり乾燥時間は7分と十分すぎるほどかけた。修理中、宮古夫妻が出発。「頑張ってくださいね~」こころ温まる応援に湘南自転車オヤジは大感激(^^) さ!復路に向け出発。
今度こそ空気は抜けないぞ、と時間を見ると22時40分。クローズが22時24分なので、かなり遅い。 ふと気がついてしまった。
次のPCまでは平地は基本的に上り基調。そして、塩尻峠の8.5キロは完全上りじゃないの。そしてPC4スタートはこんな時間。普通に走っていたらきっとタイムアウトになる可能性が大きい。幸い、雨が上がったので、少しペースを上げつつ上り基調の市街地を時速30キロちょい切る程度で巡航してゆく。やっぱり、スピードアップには天候が重要なファクターとなってくる。

高出の交差点で一度ストップ。


外すことのできないのが、ここのマックのコーヒーMサイズ(^^; ここで気分転換し、8.5キロの上りにとりかかる。ちょっと心配な後輪は全く空気抜けなどなく、順調そのもの。やっぱりあのガラス片が正真正銘の小悪魔だったのだ。 上り始めてからすぐに霧雨状態に。でも先ほどの雨と比較したらかわいいもの。速度はツーリングペースだけど、コンスタントにペダリングできるのはとてもうれしい。区間サイコンが重ねてゆく距離をカウントしながら、慎重に残りの距離と時間を計算してゆく。う~ん、やっぱりまずいな。もしかして次のPCでは微妙な時間(僅かに3分程度)でタイムアウトになりそうな予感。
上りながら考えた。もしDNFになったらどうしよう。もう電車はないから走れるところまで走り、始発の身延線に身を委ねるべきか?脚はくるくる回るけど、頭の中も次の打つ手をくるくると考えてしまっていた。
ところで、今年に入り、3回のブルベ中2回もタイムアウトになる恐怖にさらされている。なぜだろう?答えはただひとつ、速く・そして早く走ろうとしない自分がいるからだ(^^; でも、このギリギリ感覚が自分の中でまたブルベを面白くしているのも事実である(^^;

程なく、塩尻峠に到着したらすぐに下りにかかる。今度は街灯が整備されているから飛ばしてゆく。大社前を右折。ここからまだ7キロ程度あるけどやばいやばい、時間がないぞ。
カウントしてゆくサイコンと刻んでゆく時間を分単位で追いかけ計算しながら、信号でストップしたら、次は猛ダッシュ!そして最後1キロ切ったところでローソンの看板が見えてきた。もう恐ろしくてサイコン時計は見ることができない。ただひたすら漕ぐしかないのだ。
そして店内に飛び込んでゼリーを手にしレジに行き購入。恐る恐るレシートを見てみると・・・・・・・・・・おぉぉぉぉ・・・クローズ5分前を切っていた(@@; とりあえず首の皮一枚つながり希望が持てた。
赤唐辛子号の所で感慨深くレシートを見つめていたら、建物の影からいきなり出てきた女性ライダーにびっくり。「間に合いましたか~?」 「はい、なんとか5分前に。」 宮古さんだった。なんだかとても嬉しかった。


気をあらため、走り始めたらチェーンのシャリシャリ音が気になり始めてきた。そうだ、注油をしなくては。持参してきたフィニッシュラインの金シリーズを滴下。これで軽くなったぞ(^^)v

富士見峠を越えたら25キロのスーパーダウンヒル。いつもなら楽しめるけど、今夜は寒いので25キロもいらん!5キロでいいのだ。そんな勝手な思いを募らせながら下ってゆくとこれがまた長いのなんのって。下りで区間サイコンを確認するのも珍しい(^^;

ようやく、円野で右折。ここからが真っ暗に匹敵する。しかもまた湿りっぽくなってきてところどころ霧も出てきた。でも、その切れ間から見える甲府盆地の明かりが僅かながらの励みになっている。下り基調そして真っ暗基調のK12をゆき4時12分、PC6に到着。
よかった~数名のライダーがまだ居た。お!ナント!コンビニ内でおいちゃんさんがスポット的な場所で仮眠している。気がつかなかったな~この場所(^^)
ここで、再びチリトマトヌードルを食べる。こんな時にいただくこのヌードルは凄くうんまいな~、サイコー!

さ!ここからは貯金を貯めてゆこう。だんだん夜が白んできた中、K12を進んでゆき、R52に出る頃にはすっかり夜が明けていた。ここからがある意味ゴールデンタイムなのだ。自分が参加してきたブルベのなかで、くたびれ果てた夜明けをむかえることができるのがこの400キロだから。実に素晴らしい体験ができるからだ。
夜明けの富士川とR52。自分ひとりではなかなか体験できないこの雰囲気。いい感じだ。


上沢交差点に入る前に、デイリーに立ち寄る。アンパン、ジャムパン、缶コーヒーで朝食。身延山?雨上がりの早朝は実にすがすがしい。ここで、でっかいウン○をし軽量化を図ったら身も心も軽くなった(^^; さ、ゆくぞ!


晴れて爽やかな朝の中、対岸の緑に染まった山々を見ながら富士川沿いを南下し、8時25分、最終PC芝川に到着。ここでも何名かのライダーが居て嬉しかった。昨年、一昨年は誰もいなかったもんな~。ここでは、ウィダーゼリーときしめんをいただき、太陽の陽の光に湿ったウォーマー類や靴下、シューズを干し最終セクションに向け休息。雨具を脱ぎ荷物の整理をし、自慢のニッカーを履いて出発。

富士川を渡り、K380に入ったら、強烈な西風に背中を押される。ここへきて天候がアシストしてくれた。けど、たまに乱れる風流で煽られることもしばしば。気をつけないと。



なが~い直線を走ってゆき、沼津市街地に入り、三園橋を右折。あ!ゴール直前でミスコースしている(^^;  
そんな時、突風に煽られ縁石に突っ込みそうになってしまった。危ない危ない。ゴール直前でヘマこいては全てが台無しになる。30秒ほど停車し心を落ち着かせ再スタート。

渋滞気味の道を進むと、遊泳場の小さな看板が見えてきた。そして、門をくぐったら赤唐辛子号が砂を巻き上げないよう押して本部へゴール!11時。

よかった~。一時はタイムアウトになるところだったけど、なんとかあの5分に救われてここまでたどりつくことができた。
このコースのブルベ、毎年1時間ずつ後退しているけど、来年当たりは今度こそタイムアウトかもしれない。そんなことを考えながら、レシートを整理しスタッフにブルベカードごと渡したら、正真正銘のゴールを味わうことができホッとしたのであった。





スタッフのみなさん、今回もありがとうございました。この次はいつお世話になるのかまだ不明です。でもまたの機会、お世話になりますのでよろしく御願いします。今回なにげにキツく、程よく悶えました(^_^;

コメント (6)
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