すっかり忘れていた母の命日

TV番組の"東北大震災から12年(13年でなかったですね)の明日！"に気持ちが向いていたのでしょうか。

いえいえ数日前に仏壇にお参りした時はしっかり覚えていたのに、母の命日当日にすっかり忘れているなんて。

体が重くて出歩きたくないけれど、実家へふきのとうを貰いに行かなくては、と夕方、貰いに出掛けました。

ふきのとうを摘んでもらい

"やったー、今年初の蕗味噌が作れる"と1人ニンマリしたおばちゃん。

ふきのとうの近くで咲くヒメオドリコソウを見つけて

"きれい"

"今年、始めて見るかも"

"やはり今日来てよかった"

など、呟いて帰ろうとすると、

"午前中にお参りに来ると思ったのに違ったね"と言われ、はっと気付きました。

母が亡くなって16年。

仏前に座って、

"ごめんなさい、すっかり忘れていました‥。"

と謝りながらお参りして帰りました。

毎年、忘れる事なくお参りしていたのに、悲しいけれど、ひとつ、また一つと記憶が少しづつ、遠のいて行くのでしょうか。