飲んでもブログ

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最後の忠臣蔵

2011年07月19日 | Weblog
 赤穂浪士四十七士に加わることを許されなかった二人の武士の物語である。
 一人は討入り後、切腹の列に加わることを許されず、大石内蔵助(片岡仁左衛門)から「生き証人として真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助するように」との密命を受けた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)である。
 もう一人は、討入り前夜に忽然と姿を消した瀬尾孫左衛門(役所広司)である。孫左衛門は、まもなく生まれてくる内蔵助の隠し子を守り抜くという極秘の使命を内蔵助本人から直々に受けていた。
 そして、討入りから16年間が経ち世は移り変わり内蔵助の名誉も回復していたが、吉右衛門は赤穂浪士の遺族を捜して全国を渡り歩き、遂に最後の一人にたどり着く。
 一方、孫左衛門は武士の身分を捨て素性を隠し、可音(桜庭ななみ)と名付けた内蔵助の忘れ形見を密かに育てあげる。
 可音は孫左衛門に恋心を抱いていたが、天下の豪商・茶屋四郎次郎(笈田ヨシ)の嫡男・修一郎(山本耕史)に見初められる。自分の素性と孫左衛門の使命を知った可音は茶屋家に嫁ぐことを決心する。可音を名家に嫁がせれば、孫左衛門の使命もまた終わるのだった。
 そんな中、かつては厚い友情で結ばれ、主君のために命を捧げようと誓い合った二人が再会する。吉右衛門は命惜しさに逃げた裏切り者と孫左衛門を罵るが孫左衛門の口から真実が明かされることはなかった。
 そして可音の嫁ぐ日がやってくる。その存在すら隠してきた可音のお供は孫左衛門ただ一人だったが、孫左衛門の使命を知った吉右衛門や元赤穂の家臣たちが続々とお供の行列に加わわっていく。そして行列は、忠義の炎を松明にして掲げる男たちの大行列へと変わっていく。
 遂に使命を果たした孫左衛門だったが、彼にはまだなすべきことが残っていた・・・・・。

 家臣に隠し子の面倒を頼む内蔵助の狡猾さと「みどもは武士である」と言って女性の誘惑を断る愚直な孫左衛門のアンバランスさに
映画評価:★★★★★

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