広瀬隆「福島原発事故と放射能汚染」（ＤＶＤ）

　３月２６日の「広瀬隆 怒りの緊急講演会」の記録ＤＶＤです。東日本大震災による福島第一原発事故から２週間後の講演会なので当然、映画のような脚色はないのですが政府や東電そして特にメディアに対しては以前にも増して憤りを感じているところです。
　我々がいろんな情報を知るのはＴＶや新聞等のメディアしかありませんが、そのメディアが情報を隠蔽したり自分達に都合の良い情報しか流さなくなってしまってはこの国の将来は知れたものです。
　時代劇では、原発利権に絡む悪代菅とその一派の家老（官房長官、大臣、・・）や御用学者（原子力、地震、経済、・・）などを誰かが成敗してくれるものですが、情報隠蔽や情報操作をする輩が「お前たちも悪やのう」と言われて原発推進派に取り込まれているようでは救いようがありません。
　最後に、放射性物質の放出、高濃度の水の放出などによる食物連鎖と生物濃縮が始まっていることを事実として受け止め、「『すぐに健康に影響の出る状況ではない』のだから」と皮肉っていました。
　映画評価：★★★★☆

元キャンディーズの田中好子さん死去

　元キャンディーズのスーちゃんが乳がんで亡くなったと朝のニュースでやっていました。福島第一原発事故の放射性物質の降下雨が気になっていたので「黒い雨」を観終わったばかりでこのニュースにはびっくりしました。
　この映画は、”黒い雨”を浴びてしまった叔父夫婦（北村和夫、市原悦子）と矢須子(田中好子)を中心に原爆後遺症に悩む人々（小沢昭一、三木のり平、他）の生活を淡々と描いた作品です。
　原爆病に侵された矢須子(田中好子)が風呂場で髪を梳かす場面では、髪の毛が抜けるシーンがあり乳房が見えますが、今回の死因（乳がん）を考えると大変切なく思います。又、乳がん闘病１９年はがんの恐ろしさを改めて痛感しています。
ご冥福をお祈りいたします。
映画評価：★★★★★

浪曲師のケイコ先生

　４月８日のＮＨＫラジオ深夜便に電波少年のケイコ先生が浪曲師（春野恵子）として出ていました。浪曲については、むかし祖父や親父が聴いていたので若干の知識はありますがまったくの門外漢です。
　冒頭で浪曲「番町皿屋敷～お菊と播磨～」（前半）を聴いた時、いい声をしている女流浪曲師がいるなと思い続く１時間位のインタビューも聴きいってしまいしました。そして、インタビューの中で始めて電波少年のケイコ先生が浪曲師になったことが判った次第です。
　インタビューは浪曲師になるきっかけから始まって弟子入りするまでの努力、浪曲には譜面がないこと、浪曲は一人ミュージカルである等々興味ある内容でした。
　最後は「番町皿屋敷～お菊と播磨～」（後半）を聴かせて終わるのですが、再度、この浪曲が聴きたくなってインターネットで探して見ましたがありませんでした。
　今は、しかたなく師匠・二代目春野百合子のＣＤを聴いて我慢している状況です。

チャイナ・シンドローム

　１９７９年米のサスペンス・アクション映画で、米で公開されたのが３月１６日でその１２日後の３月２８日にスリーマイルド島原発事故が起きており時宣をえた示唆にとんだ映画です。
　さて、東日本大震災による福島第一原発事故が起きて１ヶ月以上経つのにいまだ収束していない状況では悪夢のチャイナ・シンドローム（アメリカの原発がメルトダウンしたら、地球の裏側にある中国まで突き抜けてしまう）が起きる可能性は十分ある。
　映画では政府、電量会社、地方テレビ局が絡んで原発事故を隠蔽しようと画策するが、最後は地方テレビ局の女性キャスターが・・・
　日本では、政府は原子力安全委員会、原子力安全・保安院などを含む政権与党、ベンタナ原子力発電所は東京電力の福島原子力発電所、そして地方テレビ局と大所は揃うが、大スポンサーに盾突くようなキャスターはいないか？
評価：★★★★☆

福島原発事故評価をレベル７に引上げ

　東日本大震災から１ヶ月経過した４月１２日に福島第一原発の事故評価レベルを「レベル５」から「レベル７」に引上げた。又、枝野官房長官も３月末までには経済産業省原子力安全・保安院から「レベル７」の可能性があるとの報告を受けていたと明らかにし、公表しなかった理由も述べているがまったく馬鹿にした話である。
　確か、震災の１週間後の３月１８日には経済産業省原子力安全・保安院は米スリーマイル島並の「レベル５」と言っていた。
　その後、国や東電は「すぐに人体に影響のでるレベルではない」、「直ちに人体に影響を与える範囲ではない」などと言って深刻な状況になる可能性があることを国民に隠していたことは絶対に許せない。
　事実を公表しない、国や東電は当然として、それを追求しない御用メディアや御用原子力学者に苛立つ毎日です。
　福島第一原発三号機の原子炉建屋天井の異常崩壊や黒い煙の原因も既に判っているのでは？

余震は予震でないことを祈るだけ

　東北地方太平洋沖地震が起きて１ヶ月が経ったが、福島第一原発事故については、冷却水放水、低濃度放射能汚染水の海上放出、窒素ガス注入、高濃度汚染水の復水器への移送などが行われているが、なんら根本的な対策が打てず厳しい状況が続いている。
　この間、７日には宮城県沖で震度６強の地震（余震と発表）が発生し、東北電力の女川原発の外部電源の一部が故障していた。もしこれが余震でなく予震（大地震の予兆？）であれば、これから起こる大地震で女川原発も福島原発と同じ状況に陥ることになる。
　又、３月１１日以降、関東地方に発生している小さな地震が東海地震の予震（大地震の予兆？）であれば、いずれ中部電力の浜岡原発も福島原発と同じ状況になる。
　昨年６月には福島県沖でかなり大きな地震が発生していたが、メディアはその後に東北地方太平洋沖地震が起きる（確率）とは言っていなかった。
　大地震が起きたら、「あってはならないこと」、「想定外」のことが起きたと言って政府・電力会社やメディアは言い逃れをするつもりか！

KYな菅首相

　１０日の統一地方戦況で予想通り民主党は完敗でしたね！選挙当日の被災地訪問パフォーマンスが票に繋がると考えていたら本当にＫＹな首相です。
　今回の東日本大震災に対して自ら考えて早い復旧・復興策を出していれば政権与党なので震災選挙は有利に展開できた筈だと思います。
　菅首相の考え方が伝わってこない行動や態度を見ていると苛立ちさえ覚えます。
　今すぐに出来ることはいろいろある思うのですが、例えば、復興経費が予算化できるまで、民主党の国会議員の歳費から見舞金を出すとか、風評被害の野菜を首相自ら食べるパフォーマンスをするとか、考えられないのですかね？

東日本大震災による福島原発事故

　事故発生から一ヶ月近くなろうとしているのに、なんら根本的な事故対策が打てていないこと。そして、危機意識や当事者意識が感じられない政府や東電の形式的な会見や発表、そして大本営発表をただ垂れ流すだけのメディア(含む、不勉強）に憤りを感じています。
　原発の開発については素人なので間違っているかも知れませんが、一般的にシステムを開発する場合は、設計書（設計図）があってそれに基づいて開発を行います。よく説明に使われる「原子炉の仕組み」は模式図（中学性の勉強に役立つ程度）であって事故対策にはなんの役にも立っていません。
　何か問題（水素爆発、冷却水の蒸発、放射性物質の漏れ等々）が起きるとそれの対処で右往左往している状況から判断すると設計書（設計図）はないと考えざるを得ない。もしかしたら、設計書（設計図）があっても、事故が公表できない最悪の事態になっているのか、下請企業や外注に丸投げしていたのか、或いは、メンテナンスが行われていなかったのか疑わざるを得ない。
　政府や東電とメディアは、起きてしまてからの問題の対応にしか関心がない原発擁護派？
一刻も早い収束を願うばかりです。

桜ヶ丘の千本桜を見に行きました

　４月３日は桜まつりなのですがまだ五分咲き程度でした。
今週の中ごろが見ごろですかね？

東日本大震災による福島第一原発事故について

　ＰＭＳ（個人情報保護マネジメントシステム）やＩＳＭＳ（情報セキュリティマネジメントシステム）の認証を取得（含む、更新）する場合、リスクアセスメントを実施していないと認証は難しいと厳しく言われましたが、原発に関してはリスクアセスメントをする必要はないのですかね？
因みに電力９社のＨＰを見ましたが、個人情報保護方針（認証はされていません）はありましたがリスクアセスメントの記述は見つかりませんでした。個人情報の漏えいよりもっと重要なことがあるのではないですか！！