この映画は、1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故の16年後(2002年)に、原発事故の放射性降下物で汚染された周辺地域(ベラルーシ共和国など)や病院を訪れた時の記録映画(2003年に制作)です。
更に、原発事故から20年経った2006年に事故があってから初めて故郷(爆心から3kmの強制退去地域)を訪れた1人の青年(26歳)が廃墟となった自宅(アパート)を訪れた記録が追加されています。
ベラルーシ共和国は原発から半径30km以内の居住は禁止されていて、北東350km以内には、局所的な高濃度汚染地域“ホットゾーン”(日本では”ホットスポット”と呼び矮小化している)が約100ヶ所あります。ホットゾーンでの農業や畜産業は、全面的に禁止されていますがホットゾーンで住み続けている住民もいます。
16年後の記録では、特に、放射性降下物で免疫システムや遺伝子に異常をきたした乳幼児が入院している乳児院(含む、孤児院)の映像は凄惨で観るのがとても辛かったです。
又、20年後の記録では自宅は1986年で時間が止まっていて、近親者の10人がガンで死んで、やがて自分もそうやって死ぬだろうと語る映像もショックでした(その青年も1年後の27歳で生涯を閉じる)。
国際原子力事象評価尺度(INES)によると、チェルノブイリ原発事故は「深刻な事故」のレベル7だったが、日本の福島第1原発事故も最終的に(レベル4→レベル5→レベル6→)レベル7になった。
チェルノブイリ原発と福島第1原発の事故は同一視することはできないが、長期的にみれば放射性物質の放出による地域汚染は必ず起きると言っても過言ではない。福島第1原発から350kmと言えば首都圏もそのエリアに含まれていることを肝に銘じておいた方が良い。
福島第1原発事故の直後に枝野官房長官(当時)が言った『直ちに人体に影響がでることはない』は、『将来は知らないよ!』だったと考えると腹が立ちますね!
尚、チェルノブイリ原発事故の放射線の影響で心臓に重度の障害をもった子供たちを「チェルノブイリ・ハート」と呼んでいます。
映画評価:★★★(最高)
更に、原発事故から20年経った2006年に事故があってから初めて故郷(爆心から3kmの強制退去地域)を訪れた1人の青年(26歳)が廃墟となった自宅(アパート)を訪れた記録が追加されています。
ベラルーシ共和国は原発から半径30km以内の居住は禁止されていて、北東350km以内には、局所的な高濃度汚染地域“ホットゾーン”(日本では”ホットスポット”と呼び矮小化している)が約100ヶ所あります。ホットゾーンでの農業や畜産業は、全面的に禁止されていますがホットゾーンで住み続けている住民もいます。
16年後の記録では、特に、放射性降下物で免疫システムや遺伝子に異常をきたした乳幼児が入院している乳児院(含む、孤児院)の映像は凄惨で観るのがとても辛かったです。
又、20年後の記録では自宅は1986年で時間が止まっていて、近親者の10人がガンで死んで、やがて自分もそうやって死ぬだろうと語る映像もショックでした(その青年も1年後の27歳で生涯を閉じる)。
国際原子力事象評価尺度(INES)によると、チェルノブイリ原発事故は「深刻な事故」のレベル7だったが、日本の福島第1原発事故も最終的に(レベル4→レベル5→レベル6→)レベル7になった。
チェルノブイリ原発と福島第1原発の事故は同一視することはできないが、長期的にみれば放射性物質の放出による地域汚染は必ず起きると言っても過言ではない。福島第1原発から350kmと言えば首都圏もそのエリアに含まれていることを肝に銘じておいた方が良い。
福島第1原発事故の直後に枝野官房長官(当時)が言った『直ちに人体に影響がでることはない』は、『将来は知らないよ!』だったと考えると腹が立ちますね!
尚、チェルノブイリ原発事故の放射線の影響で心臓に重度の障害をもった子供たちを「チェルノブイリ・ハート」と呼んでいます。
映画評価:★★★(最高)