二人の若者を気仙沼を案内していると寺井さんから到着の知らせも来たので、鹿折の復幸マルシェで二人とはお別れして寺井さんを迎えに行き、その後緑さんのお宅にお迎えに行くと、緑さんはすでに外出中で途中で拾ってほしい、とのことでお嬢さんの梨紗ちゃんだけをとりあえず車に乗せ、やがて緑さんも拾って本日の公演会場である気仙沼中央公民館へ。
前日に職員さんと打ち合わせた通り上演会場をエレベーターに近い部屋に変更したのですが、おかげでいろいろな問題が一気にクリアになりました。まずは機材のセッティングをしたり椅子を並べたり。。梨紗ちゃんも受付や舞台進行のお手伝いをしてくれます。そうこうしているうちに、やはり前日 杉浦恵一さんにお願いした機材オペレーターさんが到着しました。。と思ったら、キミか!!
そう、彼は前日 杉浦さんのシェア・オフィス「co-ba KESENNUMA」で出会ったスタッフさんでした。南町の紫市場商店街で売っていた「ごろごろイチゴのかき氷」の評判を教えてくれた人で、伊藤誠さんといいます。どうも横浜の人らしいので、杉浦さん同様に気仙沼の支援に来て、そのまま住み続けているボランティアさんかな。
伊藤さんは音響機材にも詳しく。。あとで聞けば音楽もやっておられたとか。。プロジェクトの技術担当の寺井さんとともに どんどん機材の結線を進めて行きます。やがてピアノの村上典子さんとフルートの浩乃ちゃんも到着、楽器のセッティングも始まり、ぬえも装束の準備に取りかかります。
おおそれそれ、寺井さんが伊藤さんの写真を撮っていました。こちらリハーサル前のひととき。すいません冷房費ケチったので控室以外は暑い中での作業を強いてしまいました。
こっちは能『石橋』の装束を ぬえが自分ひとりで着られるように仕掛けを施しているところ。身長が ぬえとほとんど一緒の伊藤さんにモデルになって頂きました~
この「星と能楽の夕べ」公演はPCやDVDに録画した星空の映像をプロジェクターで投影して、その前で音楽の演奏や能を楽しんで頂く、という企画で、すでに石巻で1度、気仙沼ではこれが2度目の上演になります。もともとのアイデアは能楽評論家でもあり、天文にも造詣の深い 幽玄堂さんがプラネタリウムで能を上演する企画として始めたもので、彼女が大崎市のプラネタリウムでの上演の企画を ぬえたちプロジェクトにご紹介頂き、震災の翌年の冬に上演が実現しました。
このときもピアニストの山本実樹子さんをお迎えして音楽と能のロマンチックな上演としたのですが、音楽を入れるのは誰のアイデアだったかなあ? その後 ぬえがこのアイデアを発展させまして、プラネタリウムのない被災地(宮城県でプラネタリウムの設備を持つのは仙台と大崎だけなんです)に擬似的なプラネタリウムを出現させて、音楽と能を楽しんで頂く公演として上演を続けております。
大崎でも石巻でも、そして前回の気仙沼での公演も、すべて発案者の幽玄堂さんに天文解説者としてボランティア出演して頂きましたが、今回はどうしても日程が合わず。。そしてピアニストも、石巻や気仙沼ではやはりピアノ演奏で被災地支援を続けておられる御子柴聖子さんにお願いしていましたが、その後いろいろな出会いがあって、今回はフルートの浩乃ちゃんをメインに、ピアニストは地元・志津川出身で涌谷町在住の村上典子さんにお願いすることとなりました。
プロジェクトでは仮設住宅や仮設商店街の応援の一方、「文化の復興」という目標を持っております。これは震災被害を受けた街の一般の市民を対象に、震災以前の普通の生活。。芸術文化を気軽に楽しめる気風を興すことを目指す活動で、ほかにも音楽と能の上演を行ったりしておりますが、この「星と能楽の夕べ」はその目標に向けた活動の中核となっています。
ぬえがPCでオープニングの映像を作ったり、星空の映像や音楽をネットで探し出して提供をお願いしたり。。準備段階で相当な労力が必要な催しなのでありますが、出来上がった舞台の美しさは素晴らしいものだと自負しております。能は神秘的に演じるのは得意だけれど、ロマンチック。。となると意外に難しい。そこで毎回音楽の演奏とのコラボを考えるのですが、星空の下でロマンチックでもあり神秘的でもある上演をするのは ぬえにとっても楽しみでもあります。今回ははじめてフルートを入れての上演でしたが、これまたピアノだけの演奏と違う魅力があって、この公演の雰囲気とよく合っていると思います。やはり息を使って鳴らす楽器だからかも。
この日は実際に夕暮れになる時刻を見計らって18:00の開演としました。。が、あいにくの雨。。しかもお盆の中日ということもあって。。ちょっとお客さんが少なかったのが残念ではありました。リアスアーク美術館のときは100名さまを超えていたのですが~。
でも内容は充実していたと思います! 能は『羽衣』と『石橋』の2番で、着替えが間に合うのか心配したのですが、伊藤さんの体型に合わせて仕掛けた装束も ぬえの身体にうまくフィットしました~
『羽衣』を舞っているとき、女の子とお母さんの二人連れのお客さまが最前列にいらしていることに気づいて、その女の子に向かって扇を出す型をしたり、『石橋』のときにもその席のそばまで行って印象づけようとしていたのですが。。あとで聞けばその女の子、ぬえが扇を出すと受け取ろうとしたのだとか。とっても可愛かったですよ~、と聞きました。ああ、それだけでも上演した甲斐がありましたね~。
やがて終演となり、大急ぎで片づけ、車に装束や機材を積み込んで。。例によってホテル観洋でお風呂に入ってから宿に帰りました。仙台からわざわざ駆けつけてくださった料理研究家の浅野ゆかさんが作ってくれた。。途方もない量のご馳走を頂いて。。食べきれない。。コンビニ弁当でなきゃ受け付けない身体に。。いつの間にか。。(うそ)
最後になりましたが、星空の映像を提供してくださったStarDust☆彡さまとPhotoGalleryNorthさま、彗星の画像を提供頂いたサザンクロス☆スターウォッチングツアーさま、オープニング映像のための音楽を提供頂いた秋山裕和さまには改めまして厚く御礼申しあげます。
とくにStarDust☆彡さまは。。震災で南三陸町在住のお身内を亡くされたそうで。。そのせいか ぬえのお願いに大変親身になってご協力頂き、なんとこの日の上演のために新たにご自身が撮り貯められた映像を編集して提供くださいました! おかげで素晴らしい映像をお客さまにご覧頂くことができました。心より御礼申しあげます!
→StarDust☆彡さまのブログ「Starry Sky~星空への誘い~」でご紹介頂きました!
前日に職員さんと打ち合わせた通り上演会場をエレベーターに近い部屋に変更したのですが、おかげでいろいろな問題が一気にクリアになりました。まずは機材のセッティングをしたり椅子を並べたり。。梨紗ちゃんも受付や舞台進行のお手伝いをしてくれます。そうこうしているうちに、やはり前日 杉浦恵一さんにお願いした機材オペレーターさんが到着しました。。と思ったら、キミか!!
そう、彼は前日 杉浦さんのシェア・オフィス「co-ba KESENNUMA」で出会ったスタッフさんでした。南町の紫市場商店街で売っていた「ごろごろイチゴのかき氷」の評判を教えてくれた人で、伊藤誠さんといいます。どうも横浜の人らしいので、杉浦さん同様に気仙沼の支援に来て、そのまま住み続けているボランティアさんかな。
伊藤さんは音響機材にも詳しく。。あとで聞けば音楽もやっておられたとか。。プロジェクトの技術担当の寺井さんとともに どんどん機材の結線を進めて行きます。やがてピアノの村上典子さんとフルートの浩乃ちゃんも到着、楽器のセッティングも始まり、ぬえも装束の準備に取りかかります。
おおそれそれ、寺井さんが伊藤さんの写真を撮っていました。こちらリハーサル前のひととき。すいません冷房費ケチったので控室以外は暑い中での作業を強いてしまいました。
こっちは能『石橋』の装束を ぬえが自分ひとりで着られるように仕掛けを施しているところ。身長が ぬえとほとんど一緒の伊藤さんにモデルになって頂きました~
この「星と能楽の夕べ」公演はPCやDVDに録画した星空の映像をプロジェクターで投影して、その前で音楽の演奏や能を楽しんで頂く、という企画で、すでに石巻で1度、気仙沼ではこれが2度目の上演になります。もともとのアイデアは能楽評論家でもあり、天文にも造詣の深い 幽玄堂さんがプラネタリウムで能を上演する企画として始めたもので、彼女が大崎市のプラネタリウムでの上演の企画を ぬえたちプロジェクトにご紹介頂き、震災の翌年の冬に上演が実現しました。
このときもピアニストの山本実樹子さんをお迎えして音楽と能のロマンチックな上演としたのですが、音楽を入れるのは誰のアイデアだったかなあ? その後 ぬえがこのアイデアを発展させまして、プラネタリウムのない被災地(宮城県でプラネタリウムの設備を持つのは仙台と大崎だけなんです)に擬似的なプラネタリウムを出現させて、音楽と能を楽しんで頂く公演として上演を続けております。
大崎でも石巻でも、そして前回の気仙沼での公演も、すべて発案者の幽玄堂さんに天文解説者としてボランティア出演して頂きましたが、今回はどうしても日程が合わず。。そしてピアニストも、石巻や気仙沼ではやはりピアノ演奏で被災地支援を続けておられる御子柴聖子さんにお願いしていましたが、その後いろいろな出会いがあって、今回はフルートの浩乃ちゃんをメインに、ピアニストは地元・志津川出身で涌谷町在住の村上典子さんにお願いすることとなりました。
プロジェクトでは仮設住宅や仮設商店街の応援の一方、「文化の復興」という目標を持っております。これは震災被害を受けた街の一般の市民を対象に、震災以前の普通の生活。。芸術文化を気軽に楽しめる気風を興すことを目指す活動で、ほかにも音楽と能の上演を行ったりしておりますが、この「星と能楽の夕べ」はその目標に向けた活動の中核となっています。
ぬえがPCでオープニングの映像を作ったり、星空の映像や音楽をネットで探し出して提供をお願いしたり。。準備段階で相当な労力が必要な催しなのでありますが、出来上がった舞台の美しさは素晴らしいものだと自負しております。能は神秘的に演じるのは得意だけれど、ロマンチック。。となると意外に難しい。そこで毎回音楽の演奏とのコラボを考えるのですが、星空の下でロマンチックでもあり神秘的でもある上演をするのは ぬえにとっても楽しみでもあります。今回ははじめてフルートを入れての上演でしたが、これまたピアノだけの演奏と違う魅力があって、この公演の雰囲気とよく合っていると思います。やはり息を使って鳴らす楽器だからかも。
この日は実際に夕暮れになる時刻を見計らって18:00の開演としました。。が、あいにくの雨。。しかもお盆の中日ということもあって。。ちょっとお客さんが少なかったのが残念ではありました。リアスアーク美術館のときは100名さまを超えていたのですが~。
でも内容は充実していたと思います! 能は『羽衣』と『石橋』の2番で、着替えが間に合うのか心配したのですが、伊藤さんの体型に合わせて仕掛けた装束も ぬえの身体にうまくフィットしました~
『羽衣』を舞っているとき、女の子とお母さんの二人連れのお客さまが最前列にいらしていることに気づいて、その女の子に向かって扇を出す型をしたり、『石橋』のときにもその席のそばまで行って印象づけようとしていたのですが。。あとで聞けばその女の子、ぬえが扇を出すと受け取ろうとしたのだとか。とっても可愛かったですよ~、と聞きました。ああ、それだけでも上演した甲斐がありましたね~。
やがて終演となり、大急ぎで片づけ、車に装束や機材を積み込んで。。例によってホテル観洋でお風呂に入ってから宿に帰りました。仙台からわざわざ駆けつけてくださった料理研究家の浅野ゆかさんが作ってくれた。。途方もない量のご馳走を頂いて。。食べきれない。。コンビニ弁当でなきゃ受け付けない身体に。。いつの間にか。。(うそ)
最後になりましたが、星空の映像を提供してくださったStarDust☆彡さまとPhotoGalleryNorthさま、彗星の画像を提供頂いたサザンクロス☆スターウォッチングツアーさま、オープニング映像のための音楽を提供頂いた秋山裕和さまには改めまして厚く御礼申しあげます。
とくにStarDust☆彡さまは。。震災で南三陸町在住のお身内を亡くされたそうで。。そのせいか ぬえのお願いに大変親身になってご協力頂き、なんとこの日の上演のために新たにご自身が撮り貯められた映像を編集して提供くださいました! おかげで素晴らしい映像をお客さまにご覧頂くことができました。心より御礼申しあげます!
→StarDust☆彡さまのブログ「Starry Sky~星空への誘い~」でご紹介頂きました!