子ども創作能の公開稽古の前夜、突然もたらされた出演者の子どものクラスメイトの感染発覚。。まさかの展開です。
公開稽古では入口で検温したり座席の間隔をあけて密を避けたり、と感染予防の対策はかなり考えていたのですが、まさか出演する側の身近からウイルスが忍び寄っていようとは。。
クラスメイトの感染がわかったのは中学生の参加者で、この子は出演を切望していましたが、さすがに参加は見合わせてもらいました。中学生なのでお役は地謡だったので、欠席でもまあ上演不能にはならない。最近は参加者の減少に悩む子ども創作能ですが、最後には ぬえが一人で地謡を謡う覚悟でもありました。
さらにもう一人、小学生の参加者にも同じように学校に感染者が出たとのこと。まさかの一度に2件の発覚とは。。ただ、こちらは参加児童と同じ学年ではあるけれども違うクラスの子とのことなので、児童の扱いを慎重にして参加してもらうことにしました。
もちろん公開稽古そのものの中止も熟考しましたが、中止するにしても観覧のお客さまにそれをお伝えするすべもなく、結論は出ず。保護者には一応上演する用意をしたうえで、開演2時間前に集合して、その場でみなさんで話し合うことにしました。感染を心配されるご家庭は欠席も可で判断はお任せしました。その結果上演不能となった場合は ぬえが即席の能楽講座を行うつもりで、展示のための面装束を用意して。
その後近所のホームセンターかどこかで感染予防のためのパーテーションなどを買い求めることも考えましたが、どこで売っているのか見当はつかず(疎開先の茨城県のホームセンターで一度パーテーションを売っているのを見かけたことはあったのですが。。)すでに21時をまわっていて検索の結果どこも閉店している模様。これで万策尽きて翌日の出発を迎えることになりました。感染予防パーテーションなどの購入は文化庁の助成金をすでに7月に申請していたものの、採択が知らされたのはこの1週間前で間に合わず。
さて公開稽古当日、伊豆に到着してママさんたちと話し合ったところ、あまり心配している方はなく、かえって久しぶりの上演で子どもたちは楽しみにしていた、友人などがたくさん見学に来ます、とのこと。
なので公開稽古は決行することにしましたが、子どもたちには よくよく次のように言い含めました。
・今日だけはお友だちに絶対に触れない。お菓子を分け合ったりするのもダメ。
・上演時も含め、常にマスクを着用。
・今日だけは楽屋ではお友だちではなくママのそばにいなさい。
・今日だけはみんなで恐れよう。今日だけ我慢すれば明日は普通の生活に戻れる。
この日に市内で感染者が一気に6人も判明したこともわかりましたが、一部の地区に集中している傾向も見え、それだけに子ども創作能で集まった子どもたちから他の地区への感染拡大や、ましてやクラスターなどは絶対に発生させるわけにはいかない。着替えも狭い場所を避けて広いロビーに換えて、窓を開け放して。。
こうして公開稽古は始まりましたが、意外や20名以上のお客さまが集まってくださいました。ぬえが一人で謡おうかと思っていた地謡も、中学生の子ども能OGが急遽応援参加してくれて解決。ぬえの能楽講座に引き続いて子ども創作能の上演を行いました。
やれやれ、いや、それでも良い舞台だったと思います。上演前日からの騒ぎのせいか、ちょっと間違った子もあって、この時は落ち込んでいたけれど、夜になって頂いたママさんからのメールでは「でも楽しかった!」とうれしそうにしていた、とのこと。そういえば子ども創作能に入会したけれど、出演する機会がなかった子どももあって、その子も無事初舞台を踏むことができました!
(画像撮影;内田隆久さん)
公開稽古では入口で検温したり座席の間隔をあけて密を避けたり、と感染予防の対策はかなり考えていたのですが、まさか出演する側の身近からウイルスが忍び寄っていようとは。。
クラスメイトの感染がわかったのは中学生の参加者で、この子は出演を切望していましたが、さすがに参加は見合わせてもらいました。中学生なのでお役は地謡だったので、欠席でもまあ上演不能にはならない。最近は参加者の減少に悩む子ども創作能ですが、最後には ぬえが一人で地謡を謡う覚悟でもありました。
さらにもう一人、小学生の参加者にも同じように学校に感染者が出たとのこと。まさかの一度に2件の発覚とは。。ただ、こちらは参加児童と同じ学年ではあるけれども違うクラスの子とのことなので、児童の扱いを慎重にして参加してもらうことにしました。
もちろん公開稽古そのものの中止も熟考しましたが、中止するにしても観覧のお客さまにそれをお伝えするすべもなく、結論は出ず。保護者には一応上演する用意をしたうえで、開演2時間前に集合して、その場でみなさんで話し合うことにしました。感染を心配されるご家庭は欠席も可で判断はお任せしました。その結果上演不能となった場合は ぬえが即席の能楽講座を行うつもりで、展示のための面装束を用意して。
その後近所のホームセンターかどこかで感染予防のためのパーテーションなどを買い求めることも考えましたが、どこで売っているのか見当はつかず(疎開先の茨城県のホームセンターで一度パーテーションを売っているのを見かけたことはあったのですが。。)すでに21時をまわっていて検索の結果どこも閉店している模様。これで万策尽きて翌日の出発を迎えることになりました。感染予防パーテーションなどの購入は文化庁の助成金をすでに7月に申請していたものの、採択が知らされたのはこの1週間前で間に合わず。
さて公開稽古当日、伊豆に到着してママさんたちと話し合ったところ、あまり心配している方はなく、かえって久しぶりの上演で子どもたちは楽しみにしていた、友人などがたくさん見学に来ます、とのこと。
なので公開稽古は決行することにしましたが、子どもたちには よくよく次のように言い含めました。
・今日だけはお友だちに絶対に触れない。お菓子を分け合ったりするのもダメ。
・上演時も含め、常にマスクを着用。
・今日だけは楽屋ではお友だちではなくママのそばにいなさい。
・今日だけはみんなで恐れよう。今日だけ我慢すれば明日は普通の生活に戻れる。
この日に市内で感染者が一気に6人も判明したこともわかりましたが、一部の地区に集中している傾向も見え、それだけに子ども創作能で集まった子どもたちから他の地区への感染拡大や、ましてやクラスターなどは絶対に発生させるわけにはいかない。着替えも狭い場所を避けて広いロビーに換えて、窓を開け放して。。
こうして公開稽古は始まりましたが、意外や20名以上のお客さまが集まってくださいました。ぬえが一人で謡おうかと思っていた地謡も、中学生の子ども能OGが急遽応援参加してくれて解決。ぬえの能楽講座に引き続いて子ども創作能の上演を行いました。
やれやれ、いや、それでも良い舞台だったと思います。上演前日からの騒ぎのせいか、ちょっと間違った子もあって、この時は落ち込んでいたけれど、夜になって頂いたママさんからのメールでは「でも楽しかった!」とうれしそうにしていた、とのこと。そういえば子ども創作能に入会したけれど、出演する機会がなかった子どももあって、その子も無事初舞台を踏むことができました!
(画像撮影;内田隆久さん)