最近、神権会で「歴代大管長の教え ハワード・W・ハンター」の19章を学んでいて、この問題に気づいた。というのは、「神への忠誠を決意する」という題のレッスンで、「神への全面的な服従」という言葉が出てきて、さすがに保守的な副監督でさえ、少し首を傾けていた。「服従」という言葉が、神に対してでさえ強すぎて、しっくりしないからだと思う。これは英語で fully committed to God とあって、「十分神に帰依する」、「優先順位を神第一にしている」くらいにするのがよいと思われた。
英語のcommit という語は、前から日本語に訳しにくいと思っていた。そのためであろうか、日本語の中にコミットする、という表現をそのまま使うことが増えている。私が受け取っているニュアンスは「本気である、やる気でいる、そのことに重心を置いている、いつも関心があり責任をもって臨む」といった感じで受けとめていた。
神に対する commitment は、このテキストの訳のように、「・・に対する忠誠を決意する」と「忠誠」を入れて訳すと確かに原意が訳出できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/74/8d/a0132aa0c00fe166523dd409c1b27978_s.jpg)
[なすべき事を主にゆだねよ。そうすれば計るところは必ず成る。箴言16:3]
また、少し後のページで「絶対的な忠誠」total commitment という訳語が出てくるが、「絶対的」ながやはり私には強すぎる印象である。語感の問題にすぎないが、「全面的な」くらいが無難に思われる。日本人は律儀で、このような強い言葉を見ると文字通り受けとめて、悲壮になるかあきらめてしまう傾向があるのではないだろうか。私としては、柔和で理解のある故ハンター大管長は、その人柄からも良識的な読み方が許されるのではないか、と思った次第である。
[註:この commit は聖書にも出てくるが、上のような現代英語の意味で使われることはない。聖書では「ゆだねる、する、罪を犯す」など。]
英語のcommit という語は、前から日本語に訳しにくいと思っていた。そのためであろうか、日本語の中にコミットする、という表現をそのまま使うことが増えている。私が受け取っているニュアンスは「本気である、やる気でいる、そのことに重心を置いている、いつも関心があり責任をもって臨む」といった感じで受けとめていた。
神に対する commitment は、このテキストの訳のように、「・・に対する忠誠を決意する」と「忠誠」を入れて訳すと確かに原意が訳出できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/74/8d/a0132aa0c00fe166523dd409c1b27978_s.jpg)
[なすべき事を主にゆだねよ。そうすれば計るところは必ず成る。箴言16:3]
また、少し後のページで「絶対的な忠誠」total commitment という訳語が出てくるが、「絶対的」ながやはり私には強すぎる印象である。語感の問題にすぎないが、「全面的な」くらいが無難に思われる。日本人は律儀で、このような強い言葉を見ると文字通り受けとめて、悲壮になるかあきらめてしまう傾向があるのではないだろうか。私としては、柔和で理解のある故ハンター大管長は、その人柄からも良識的な読み方が許されるのではないか、と思った次第である。
[註:この commit は聖書にも出てくるが、上のような現代英語の意味で使われることはない。聖書では「ゆだねる、する、罪を犯す」など。]
ただ、多くの宗教で、「神への服従=教団指導者への服従」と言う暗黙の構図を作ってしまうのが問題かと思われます。
特に「神に召された現在の預言者」を有する組織ではね。
ま、服従、盲従による結束では、教団は大きくも強くもなれません。
皆が納得して、積極的になれるような信頼関係を気付かないとダメでしょうね。
副監督が聖餐会でとうとうと「日ユ道祖論」を述べてるようでは、私としてはいささか引いてしまいますね。(笑)
それはそれとして、本題に戻りますが、外国語が分からない私でも、日本語が難しいというのはよく分かります。
例えば、「私」と言う単語は、英語ではほぼ一つですが、日本語では、自分、僕、俺、てまえ、小生、等等いくつもあります。
英語では同じ単語であるのを、どれにするかは、翻訳者の総合的な解釈に頼るしかないわけですね。
ただ、間違いなく言えるのは、翻訳者の解釈がそこに入ってしまうと言う事です。
翻訳者の名前を書いとくといいんですかね?
父なる神は子である人に自由意志、選択の自由によって服従、盲従ではなく自ら正義を選ぶことができるよう望んでいるというのが末日聖徒の信条だと思います。
今は。コミットがビジネス語になってるんですかぁぁ。
http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=commit%20%20%20%E8%A8%80%E8%B3%AA
ハンタ氏は法律家で、仕事仲間から何で辞めてまで教会のことするの?と聞かれ、そこまでコミットしてるからと答えた面もあるのかな?
環境が仕事仲間の法律家から教会専属の法律家にと環境が変わった?彼らとの折衝役みたいだった??教会ビジネス・トップ、政府機関関連や法律顧問団との合議制の面が強まっていた??教会のポリシーも教会幹部だけでは成立しない?!
結果にコミットする
って、約束するとか責任を持つって言いなんでしょうか?
「固い約束夢じゃない よいしょこ~ら夢じゃない・・・」って歌が有りましたけど。
ここの同義語、類語で見ると、dedicate に近いのかも・・・
http://www.thesaurus.com/browse/commit