私は若い頃、聖書の約束が実現していると思って、イスラエルの建国を喜んでいました。しかし、イスラエルが国として定着し力をつけるに従って、国土を分け合って暮らすはずのパレスチナ人を圧迫し始めます。
厳しい検問でパレスチナ人を封鎖し、人流と物流を抑制して、分離壁を築くに至ります。さらに、パレスチナ人の領域に住宅を建設し入植政策を推し進めてきました。
[イスラエルの入植政策] [分離壁]
[ユダヤ人違法入植地拡大 毎日新聞 '21.06.25]
村上春樹は、「高く、堅い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ」と言っています(文芸春秋 2009年4月号)。私も同じ気持ちです。
また、出エジプト22:20, 21には、「寄留者を虐待してはならない。抑圧してはならない。・・いかなる寡婦も孤児も苦しめてはならない」とある言葉に反している現状ではないでしょうか。
イザヤはイスラエルがしばしば道を外れ、背教に陥り、裁きを受けて回復・救いに至る姿を記しています。(アブラハム・ギレアディ、「終わりのことを初めから」参照。)イスラエルのユダヤ人の中にも現状に抗議する人が現われていることを付記したいと思います。
「義憤覚ゆ イスラエルの仕打ち見て
壁と入植政策を見よ」
参考
・広河隆一編「パレスチナ1948 ナクバ(NAKUBA)」合同出版、2008年
・村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチ「壁と卵」(2009/02/15)。 文芸春秋 2009年4月号
・板垣雄三「ナクバの奈落の底 - - パレスチナ問題の現在を突破するには - - 」、「世界」 2018年7月
・アブラハム・ギレアディ著、下川健一訳「終わりのことを初めから」イザヤ研究所インターナショナル、2021年
当ブログの関連記事
・「パレスチナの声を聴く」2021.09.29
一時そう見えても、冷静に批判する目も持ちたいと思います。
個人的にはどちらも気の毒なことだなと思います。
原因はどちらにも良い顔をして利を得ようとした先進国にあるのでしょう。
しかし、仰るように予言の成就的理解には閉口しますね。
インステの教材には。。
終末にイスラエルはシナイ山の麓に追い詰められ、絶滅の危機に。
そこに紅き衣を纏ったキリストが復讐よろしくイスラエルの民を救う。
その時には核兵器が使用される。
救われたイスラエルは手の傷を見せられ、かつて磔にしたキリストこそがエホバだと悟る。。。
こんな感じでしたか。
磔にして葬りたい思想です。
いつに成ったら国境がなくなるんでしょうか?
まずオリンピックから個人参加にしないとね。
すみません、パレスチナの話は、そんな遠い話じゃなく、今起きている話でしたね。
数日前も、イスラエルがパレスチナの人の住居を壊してるってはなしが新聞に載ってました。
ひどい話です。
https://rapt-plusalpha.com/22181/
村上春樹 ”満州国”
https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9%20%20%E2%80%9D%E6%BA%80%E5%B7%9E%E5%9B%BD%E2%80%9D&ei=UTF-8
村上春樹 パレスチナ
https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9%20%20%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A&ei=UTF-8
」
http://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/a1f1402.html
村上春樹の原点は、殺人者・処刑者だったとの父親の告白??
「村上の父は最終的に歩兵第二十連隊に所属していた。南京陥落の際に一番乗りをした部隊である。
・・父から語られたある記憶とが、触れることのできない中心のように、著者のこころに
影を落とし続けていたものと思われる。
その記憶とは、中国人の捕虜を軍刀で処刑したというものだ。父親は毎朝、家の菩薩像に向かって、
その捕虜と死んだ仲間の兵士たちのためにお経をあげていたというのだった。
」
https://dokushojin.com/review.html?id=7343
「浄土宗の僧侶であった彼の父親は戦争体験をもち、戦死者の冥福を祈る父親の周囲には
死の影が漂っていたと述べている。これは『ねじまき鳥クロニクル』の戦場の描写や・・
村上春樹文学の宗教性
」
https://genshu.nichiren.or.jp/genshu-web-tools/media.php?file=/media/kyokagaku1-17.pdf&type=G&prt=958
「一度だけ父は僕に打ち明けるように、自分の属していた部隊が、捕虜にした中国兵を
処刑したことがあると語った。(中略)僕は当時まだ小学校の低学年だった。
父はそのときの処刑の様子を淡々と語った。中国兵は、自分が殺されるとわかっていても、
騒ぎもせず、恐がりもせず、ただじっと目を閉じて静かにそこに座っていた。
そして斬首された。実に見上げた態度だった、と父は言った。
彼は斬殺されたその中国兵に対する敬意を――おそらくは死ぬときまで――深く抱き
続けていたようだった。〉
父から子に記憶を語り継ぐということ――佐藤優が村上春樹『猫を棄てる』を読む
」
https://books.bunshun.jp/articles/-/5408?page=3
村上春樹 父親 処刑
https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E6%9D%91%E4%B8%8A%E6%98%A5%E6%A8%B9%20%20%20%E7%88%B6%E8%A6%AA%20%E5%87%A6%E5%88%91&ei=UTF-8
豚さん、オムナイさん等々、皆々さまの父親の影響や如何に??
パレスチナ問題は、15,6世紀以降の米大陸先住民の征服支配が、全世界に継続・拡大の一環??
http://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/_floorA1F.html
「蛙の子は蛙」と言う諺が有りますが、あれは嘘です。
WEBさんの御父上もWEB検索が好きだったんですか?
私は宗教学教授山形孝夫の母の自死(海に入って)の話が辛いものとして、心に残っています。
https://blog.goo.ne.jp/numano_2004/e/cb513de79123275cb0d6cd9bee0e03b7
学力は母親で決まる?
・・・
知性をつかさどる大脳皮質の遺伝子は、母親から受け継がれたときのみ機能するらしいです。
父親から遺伝子を受けついてもほとんど機能しないそうです。
これは、この遺伝子がX染色体上にあるからで、女性は両親からX染色体を受け継ぎますが、男性は母親からしかこの遺伝子を受け継ぎません。
そのため、男子の方が女子より母親の知性の遺伝の影響が大きくなるのです。
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知性の面では父親の影響って少ない気がしますね。
家庭の環境作りの影響が大きいのかも。
亭主元気で留守がいい、世代で育ったので。
アンモンの民はシングルマザーな家庭で育ったのでした。