ちょっとぉ、失礼だと思いません
最近のマーちゃんったら、何でもお返しはビールなんですよ。
そんなに私は酒飲みですか
(ちゃうのん?←息子の声)
確かにビールは、あれば、毎日でも頂いておりますけれどもね
あればの話です。ええ、ない時はもちろん飲みませんとも
最近は、息子たちまでマネして私の誕生日にはビールをくれてます。
なくなれば、知らぬ間に安かったでと買ってくれてます。
なもんで、ほとんどビールのない日はございません。
おいおい、息子たちよ
せめて誕生日ぐらいはワインとかブランデーとか
洒落ておくれでないかい
去年のホワイトデーは、ビールのほかに
エンゼルパイをつけてくれてたのに・・
(ホントはホワイトチョコレートならどんなんでもいいから
山ほどちょうだいね、と大昔に言ったんだけど・・、
私の一番好きなん忘れちゃったのかな?)
私の人生の中での忘れられないことを、「思い出語り」として書いています。
今は、 『看病記3☆2』 高校1年生、冬休み前~春休みの時の話・・
第3部_2話 ≪3度目の入院≫
私は慌てて帰り支度をして、みんなの視線をふりきって教室を出ました。
学生服のまま、いつもの病院へと向かう途中の電車の中で、
ーーー 父には連絡いったのかしら・・
ーーー 検査結果はどうだったんだろう・・
ーーー やっぱりこのまま入院かなあ・・
などなど、いろいろなことを考えながら、病院へと向かいました。
病室に入ると、母がベッドから申し訳なさそうな顔で言いました。
「来てくれたんか 悪いなあ・・。
このまま入院せなあかんみたいやわ。」
・・・このときは思ったほど具合悪そうには見えませんでした。
「しやーから(=だから)、はよう病院行きや、って言うたのに・・・」
「たいしたことない思てんけど、ちょっとめまいがしたな思ったら
道で倒れてしもたみたい。お父さん、先生に話聞きに行ってるわ。」
「ふ~ん、そうか・・・・。ああ、ちょっとトイレ行ってくるわ。」
母にはそう言って、私は 廊下へと出ました。
私はなんとなく嫌な予感がしていたので、一刻も早く父に容体を聞きたい
と思って 父は何処にいるのだろうと、あたりを見渡しましたが、
いないようだったので、病室のドアから離れたところで待っていました。
暫くして、父ががっくり肩を落としてやって来るのが見えました。
私を見つけて声をかけました。
「おっ、来てたんか。
・・・マツコ(=母の名前)な、暫く入院しなあかんねんて」
「・・そうか。ほんで、どれぐらいしなあかんのん」
内心は である。
「まだ、わからんらしいわ・・」
何となく歯切れの悪い答えだなと感じつつ、
いつもと様子の違う父に、この時は深く聞けなかったのでした。
つづく。。。