さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

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看病記3☆5

2008年03月18日 11時36分00秒 | 看病記

私の人生の中での忘れられないことを、「思い出語り」として書いています。

今は、 『看病記3☆5』 高校1年生、冬休み前~春休みの時の話・・ 

 

 

 第3部_5話  ≪献血依頼≫
 

父は母のために、会社・近所・親戚などに献血依頼をしたようです。 

そして、何人かの人が献血手帳を持ってきてくれました。

また、新たに献血をしてくれるという人もありました。

そんな人たちを見ながら、私もできるなら同じA型なので協力しようと

父に申し出ましたが、「おまえはでけへんねんと言われ、

 

ーーーえ~なんで  と思いました。 

すると、すかさず、看護婦さんが言いました。

 「16歳以下は無理なのよ。できないことになってるの。

あなたはお母さんの傍に付いてあげててね

血液型は何型でもよかったのです。その人のを頂くわけではなく、

血液センターの検査済みのと交換するようでした。

  

 

この、再生不良性貧血は、今でこそ芸能人の渡辺謙さんの

ように、急性骨髄性白血病に移行した例で、骨髄移植をして

完治された例もありますが、昔は「不治の病」といわれ、

重症例の50%が半年以内に死亡するとされていました。

 

 ・・・・・・

 

ーーー 今、私は思うのです。

 

ーーー あのとき、

 

ーーー がっくりと肩を落としていた父の姿を見たとき、

 

ーーー 父はすでに、

 

ーーー 母への、命の宣告を受けていたのではないだろうか・・・と。

 

                              つづく。。。

コメント (4)
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