小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



南足柄市と開成町との境の近く、南足柄市の壗下にたまに訪れる料理店がある。北海亭という小さな料理店で初めて訪れたのは5年ほど前。酔芙蓉農道に散策に出かけた帰りに偶然店の前を通り、その佇まいに惹かれてふらりと立ち寄った。以来、南足柄方面へ散策に出かけるときには北海亭で食事をするのが楽しみとなっている。南足柄市壗下、スーパーふるぎやの前に北海亭はある。こじんまりとした古い佇まいのお店の上には年季の入った看板、入口の赤い暖簾には中華料理の染め抜き。この雰囲気が堪らなく気に入っている。店内はL字のカウンターにテーブルが一卓。年配のママさんが切り盛りしている。壁や卓上を見てもメニューがどこにも見当たらない。北海亭ではママさんに出来るメニューを聞いてオーダーする仕組みとなっている。大衆的な中華料理店にあるようなメニューはほぼ出来るようだ。北海店のラーメンはシンプルな醤油ラーメン。ラーメン通ではないが、鳥と魚介系のダシのスープのようだ。五目そばは塩味。野菜がたっぷりで美味しい。個人的には塩味のスープのほうが好み。キャベツがたっぷりのった中華丼も好きなメニュー。キャベツのシャキっとした食感を残しつつ甘みを引き出す炒め方が絶妙で美味い。北海亭でほぼ毎回注文するのがこのチャーハン。具に干しエビが入っているのが特徴で、このエビの食感と風味がなんとも美味い。ママさんに話を聞いたところ北海亭は30年以上前から営業しているとのこと。このままのスタイルで長く続けて欲しいお店である。

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