小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



先日、広報おだわらアーカイブで昭和48年5月号(PDF)を読んでいたところ、写真入の興味をそそる記事があった。昭和48年5月号の3ページ左上に酒匂浜公園が同年4月1日に開園した記事が写真入りで掲載されている。記事によると園内には、滑り台・ブランコ・ジェットジム・ローラースケートリンク・緑地帯が整備されたとのこと。写真には入口の近くに門柱のようなモニュメントが写っている。公園のモニュメントなら当時のまま残っている可能性が高い。先日、開園から38年が経過した酒匂浜公園へ写真の場所を探しに出かけた。国道1号、酒匂県営住宅入口交差点を海方面に進むと程なく酒匂浜公園が見えてくる。海沿いの道に沿って細長い敷地で何ヶ所かに入口がある。とりあえず一番海寄りの入口を撮影。昭和48年当時のモニュメントは見当たらない。入口を入りすぐ、左側の植込みの近くに市章と公園名が刻まれた石が置かれていた。比較的新しいもののようだ。酒匂浜公園を反時計回りに探索する。海側の遊歩道の右側は西湘バイパス。先ほど撮影した入口の反対側にある入口を撮影。やはりモニュメントらしきものは見当たらない。反時計回りに進みもう一ヶ所の入口へ。現在の酒匂浜住宅には3ヶ所の入口があり、ここが最後の場所。やはりモニュメントらしきものは見当たらなかった。当時の写真は西湘バイパスの配置などからこの周辺で撮影したと思われる。写真のモニュメントは改修工事の際に撤収されてしまったのだろうか。モニュメントが見つからなかったので、代わりに園内の設備を見ることにした。公園東側には、ローラースケートリンクらしきコンクリート舗装が残っていた。公園中央北側付近にはブランコと滑り台が設置されている。それなりに経年していたが当時のままのものではないと思われる。ジェットジムは見当たらなかったが、代わりに錆びついた舟形の遊具が寂しげに置かれていた。当時のモニュメントが残っていると期待していただけあって今回の探索はがっかりした。早く次の探索ネタを見つけよう。

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