小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



特別パン好きという訳ではないがパン屋巡りをしていて、時折仕事で東京に出かけた際には小田原周辺には無いような高級店や有名店で買い物をするのを楽しみにしている。前回は、丸の内にある有名店ラ ブティック ドゥ ジョエル ロブションでパンを買ったが、今回も丸の内にある有名なパン屋に散策がてら立ち寄った。秋晴れの9月のとある一日、所用のため東京に出かけた。午後2時過ぎに用事が済んで東京駅の丸の内側へ。ランチタイムも終わり、周辺の歩道にはスーツ姿の人もまばら。とりあえず、散策がてら東京駅前の道路を国際フォーラム方面へ。今回訪れたのは、東京国際フォーラム近くにあるVIRON丸の内店。パン屋の人気ランキングで上位に位置する有名店で、フランスの製粉会社VIRONの小麦粉を使った本場の味わいのパンが販売されているとのこと。店の外観からしてかなり高級感が漂っている。重厚感のある扉を開けて店内へ。VIRON丸の内店はブラッスリーを併設していてパンは入口近くに陳列されている。パンは対面販売形式でガラスケースの向こう側にはやはり高級感漂うパンが整然と並べられていた。どのパンも価格は普段出かけるパン屋の倍近い。とりあえずパン2つとサンド1つを購入。店員が涼しい顔をして驚愕の会計値段を言ったが、話のネタになればと散財した。パンを持ち丸の内のビルの合間を皇居外苑へ向け歩く。9月に入りビルの間を吹く風はすっかりと秋を感じる。皇居外苑の広場のベンチに座り遅い昼食タイム。VIRONのクロワッサン・オ・ザマンドとレトロドール・オ・トロワ・フロマージとコッパの3つで2106円!!。パン3つで2000円超えはいまだかつて無く会計時にびっくりした。 550円のレトロドール・オ・トロワ・フロマージは3種類のチーズが香ばしく焼かれたパンで、チーズのコクと香りが物凄い。赤ワインに合いそうな味だった。 400円のクロワッサン・オ・ザマンドは、ダマンドクリームたっぷりの重厚な味。甘さは程ほどでクロワッサンのバターの風味と合わさり高級感ある味わい。 1000円のコッパはバゲットに豚肉の塩漬けと野菜のマリネがサンドされている。普段食べなれていない幾重にも重なる味がなんとも表現出来ないが、値段相応に美味い。しかし、舌が庶民なのでマヨネーズやケチャップのはっきりとした味の方が親しみやすく美味しく感じてしまう。話のネタにと今回は高級店で散財をしたが、世の中に、このようなパンがあると知ることが出来てなかなか面白い買い物となった。次の東京行きの時は、もう少し庶民的な価格のパン屋に出かけたい。

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