小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



古い自動販売機が好きで街中で見つけては写真を撮っている。小田原市曽比のお米屋さんの店先に古びたお米の自動販売機があったが、先日店の前を通ると自動販売機の利用が出来なくなっていた。小田原市曽比、桜井小学校近くの県道715号沿いのお米屋さんの前にお米の自動販売機が2台並んでいる。かつてニッチな分野の自動販売機として、電気屋の乾電池の自動販売機や暗闇に妖しく光るエロ本の自動販売機などがあったがコンビニ等の台頭により近頃ではすっかりと姿を消した。かつてはお米の自動販売機も市内で何カ所か見かけた記憶はあるが恐らく現存しているのはここだけではないかと思う。一見すると長い事稼働していないように見えるが右側の自動販売機は少なくとも4年前までは稼働しており、この自動販売機でお米を買ったことをブログの記事にしたことがある。レトロでニッチな自動販売機なので県道715号沿いを通る時にはよく眺めていたが、先日散策の途中に前を通ると硬貨の投入口と取り出し口がガムテープで塞がれていた。とうとう稼働終了となってしまいとても残念。このお米の自動販売機はシャープ社製で側面には設置据付工事完了証が貼られている。それによると78年~85年までの年号が記載されているが、据付日の表記はなかった。しかし85年に設置されたとしても既に30年前で恐らく昭和50年代に設置された可能性が大きい。残念ながら自動販売機としての機能は失われてしまったが、昭和の時代の消費文化を伝える遺産として、これからも街角で残り続けることを願っている。

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