小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内には神社仏閣が多くて、文化財や天然記念物が各所に点在している。以前から小田原市内にある天然記念物を全て撮影しようと計画していて、今年のGWから天然記念物巡りを始めた。小田原市内には27件の天然記念物があり、そのほとんどが神社仏閣の境内にある樹木で占められている。天然記念物巡りの1ヶ所目は早川にある真福寺に出かけた。真福寺は真言宗東寺派の寺院で周辺は小高い丘で緑豊か。真福寺には二つの天然記念物があり、そのうちの一つが本堂横にあるイトヒバ。イトヒバはヒノキ科のサワラの変種である針葉樹。昭和56年3月30日に小田原市指定天然記念物に指定された。イトヒバの近くには小田原市教育委員会が設置した解説看板がある。それによると樹高は約16m。推定の樹齢の記載はないが小田原市内にあるイトヒバの中では最大の古木とのこと。真福寺のイトヒバの特徴は幹が地上4mの所で分岐し5本の支幹となって約10m近くまで伸びて独特な樹形となっているところ。真福寺境内は庭木が多くて、天然記念物のイトヒバは遠くから見るとそれほど特別には感じないが真下から見上げるとそれなりに威厳があるように見える。針葉樹なので新緑の鮮やかさはなかったが地味でお寺の境内に調和していた。

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