小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



10月21日、小田原は朝からどんよりとした曇り空が広がる天候。あいにくこの週末は雨の天気予報なので、昼食は屋外で食べようとパンを買い一夜城歴史公園に出かけた。一夜城歴史公園に向かう農道。途中、何台かの工事車両とすれ違った。一夜城歴史公園駐車場横ではトシ・ヨロイヅカの工房を建設中なので、その関係車両のようだ。一夜城歴史公園の駐車場に到着。建設関係の車が多く停まっていた。工事も佳境のようで大勢が作業にあたっている。駐車場の西側に建設中の工房は外装もほぼ完成しているようで、設備関連の工事が行われていた。ファミレスくらいの大きさの工房はレストランも併設しているとのことで、11月5日のオープン予定。名称は一夜城yoroizukaFarm。駐車場から一夜城歴史公園の二の丸跡広場へ。落ち葉舞う坂道を歩く。坂道の所々にはどんぐりが落ちていた。ツヤツヤしていて綺麗。一夜城歴史公園の二の丸跡広場に到着。今日は遠足の子供や団体も居なくてとても静か。この週末23日に一夜城祭りが、この広場で開催されるが雨天中止なので開催は微妙かもしれない。広場脇のベンチに座り昼食にする。今日はそれほど寒くなく過ごしやすい。小田原百貨店板橋店内のインストアベーカリーpullmanで、フランクとピザトーストとマロンメロンパンとさつま芋のデニッシュを購入。4つで570円。さつま芋のデニッシュはカスタードクリームの中にさつま芋が入っていて美味しかった。パンを食べながら、つかの間の昼休みをのんびりと過ごせた。足元には赤く色付いた落ち葉。だんだんと秋が深まっている。

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一日一日と秋の深まりを実感する。風はだんだんと冷たくなり、落葉樹は色付いて、やがて葉を落とす。個人的に秋から冬にかけての季節が一番好きで、散策の途中に陽光に照らされて黄色に輝くイチョウの木を眺めるのを何より楽しみにしている。今年も綺麗なイチョウの紅葉が見れることを楽しみにしていたが、先月の台風によりかなり枝や葉を落としてしまったようだ。先日、散策の途中で小田原市内の何ヶ所かのイチョウを撮影したので昨年の様子と比べてみた。小田原市飯泉の勝福寺の大イチョウ。かながわ名木100選にも選ばれている大イチョウは樹齢700年、樹高30mの大木で毎年見事な紅葉を見せてくれる。今年の10月に撮影した勝福寺の大イチョウ。台風で大きな枝が何本も折れてしまい、葉もかなり落としてしまっている。今年はあまり期待できそうにない。小田原市板橋の板橋地蔵尊境内の2本のイチョウも、毎年訪れて写真を撮っている。お堂の前の2本のイチョウが同じくらいの大きさで調和が取れていて美しい。今年の10月に撮影した板橋地蔵尊のイチョウ。こちらも台風の影響でかなり葉を落としてしまっていた。小田原市城山の光円寺のイチョウ。国道1号沿いにそびえる光円寺のイチョウも見事で毎年紅葉を楽しみにしている。数年前に大規模な剪定を行ったようで細長くなっている。今年の10月に撮影した光円寺のイチョウ。台風の影響で南側半分ほど葉が落ちてしまっている。今年はどんな感じに紅葉するのだろうか。小田原市浜町、新宿交差点近くのイチョウ。海の近くの住宅街のイチョウも大きくてなかなか素晴らしい紅葉を見せてくれる。今年の10月に撮影した新宿交差点近くのイチョウ。ここは海から50mくらいの場所なので台風で相当に葉を落としてしまっているものと思っていたら、あまり大きな被害は無かったようだ。昨年と比べると若干葉が少ないが、今年も綺麗な紅葉が見られそうである。小田原市扇町、大聖院のイチョウ。新幹線のガードを抜けると目に飛び込んでくるのが大聖院のイチョウ。ここのイチョウの紅葉も毎年楽しみにしている。今年の10月に撮影した大聖院のイチョウ。やはり台風の影響で南側半分くらいの葉が落ちてしまっている。今年は期待出来そうにない。小田原フラワーガーデンのイチョウ。入口ロータリーに立っているイチョウもなかなかの大きさで、秋の終わりに訪れては写真を撮っている。今年の10月に撮影した小田原フラワーガーデンのイチョウ。ここも台風の影響で南側の葉が落ちてしまっていた。小田原市扇町の池上稲荷神社のイチョウ。個人的に一番好きな市内のイチョウスポットで狭い境内に2本の大きなイチョウが植えられている。今年の10月に撮影した池上稲荷神社のイチョウ。このイチョウの被害を心配していたが、周りに建物がいくつかあるので台風の強風も若干緩和されたのか、あまり葉を落としていないようだった。来月にはイチョウの葉も色付き始め、秋から冬へと季節は移り変わる。今年はどんな紅葉が見れるだろうか。

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9月15日、台風15号の影響で小田原市内の各河川の水位が上昇し、流域の住民約10万人に避難勧告が出た。酒匂川では富士道橋の水位が午後5時40分に避難判断水位まで上昇、当日の夜は川の様子が気になり、神奈川県の神奈川県雨量水位情報のページで何度か水位と監視カメラの情報を見た。河川の水位は神奈川県の土木事務所が観測を行っており、主要な河川には水位観測所と河川監視カメラが設置されている。小田原市内の酒匂川水系の水位観測所は3箇所でそのうち2箇所には河川監視カメラも設置されておりネットを通じて河川の様子を見ることが出来る。その水位観測所と河川監視カメラが設置されている富士道橋へ出かけた。富士道橋右岸側の土手を小田原アリーナ方面に曲がり10mほど進むとカメラとボックスが取り付けられた電柱が立っている。電柱の下に取り付けられているボックスには「河川監視カメラ作動中」のステッカー。どうやら上部に取り付けられている監視カメラの制御盤のようだ。プレートによると製造年月日は平成20年5月で正式には機側盤という機器で三菱電機製だった。電柱の上部には監視カメラが2台設置されている。上のカメラは下流の河川方向、下のカメラは富士道橋の橋脚方向に向けられていた。上のカメラの向いている方向を撮影。ライブカメラと同じような風景が撮影できたので、ネットで公開している河川監視カメラの画像はこの上のカメラで撮影しているようだ。一方、下のカメラの向いている方向には富士道橋の橋脚があり、その橋脚には水位のスケールが取り付けられている。こちらのカメラ画像は公開されていない。監視カメラの場所からさらに10mほど下流方向の堤防脇にフェンスで囲まれた小さな建屋があった。フェンスの中の建屋に取り付けられたプレートには富士道橋水位観測局と表記されている。物置ほどの大きさの水位観測局は特に機器の作動音や水音が聞こえる訳でもなく静か。この状況から無人観測を行っているようだ。水位観測局近くの護岸や河原に下りて周辺を見てみたが、水位観測用の機器やセンサーなどは見当たらなかった。どのように水位を観測しているのか良く分からず。せっかく河原に下りたので、富士道橋の橋脚に取り付けられたスケールを近くから見ることにする。富士道橋の橋脚に取り付けられている水位を示すスケール。ペイントされているのかと思ったら、アクリルのような樹脂で作られたスケールが橋脚に取り付けられていた。9月15日には、1.96mのところまで水位が上昇したとのこと。この先、この避難判断水位に達するような大雨が降らないことを願いつつ、穏やかな流れの酒匂川を後にした。

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先日、久野の諏訪の原を車で移動中、道路脇の農産物直売所でポポーを販売していた。車で横を通っただけなので、そのときはパックに入った緑色っぽい果物としか分からなかったが、気になったのでポポーを調べたところ北米原産の珍しい果物だと分かった。昨日、その農産物直売所の前を通ったところ、まだポポーが売っていたので試しに買ってみた。小田原市久野の諏訪の原。環境事業センター近くのT字路脇の農産物直売所でポポーを売っていた。幅は1mちょっとの小さい無人の農産物直売所ではポポーのほかに、ラディッシュも売られていた。発砲スチロールの手製の看板には「甘い果実ポポー」と書かれている。ポポーなる果物はこの看板で初めて知った。そのポポーはパックに2つ入って売られている。1パック200円。見たところアケビのような形をしている。ポポーを買い、少し離れたところに停めた車まで戻る。手に持ったポポーからバナナカスタードのような甘い香りがする。事前に調べたところ、かなり強い芳香があると記載されていた。外で持ち歩く分にはそんなに、気になるほどの香りではなかったが、車に積んでものの1分もしないうちに、車内に甘い香りが充満した。車の窓を開けても甘い香りが鼻に残る。家に持ち帰ってから、少しの間、食卓の上に置いておいたが、家中に甘い香りが漂う。やはりかなり香りが強い。パックの中に入っていた説明書によると「木になるカスタードクリーム ポポー 甘みが強く熱帯果実のような独特の強い芳香があります ねっとりとしたカスタードクリームのような食感です」と書かれていた。甘ったるい強い香りを発するポポーを手にとってみる。見た目はアケビのようだが、触感はバナナのような感じ。裏側はバナナが傷んだときのような黒っぽい色をしていて柔らかい。この状態が食べごろなのか分からないが、調べたところによると緑色の状態で食べるようだ。どのように食べるのか分からないが、とりあえず果物ナイフで真ん中を切る。かなり柔らかな果肉ですんなりと切れた。ポポーの果肉はクリーム色で、見た感じは繊維質が多いようだ。またポポーの種は潰した梅干の種のような形をしている。果肉からもかなりの芳香があると思われるが、それ以前にポポーの強い香りで嗅覚がおかしくなっていたので、果肉部分の香りはよく分からず。半分に切ったポポーの皮をむく。皮は薄くて桃のような感じでむける。香りが強いので若干躊躇しながら口をつけると、ねっとりとした甘さが口に広がる。マンゴーやバナナのようなねっとりとした食感。味は上手く表現できないがちょっと痺れるようなまったりとした甘さ。種が多くて食べづらい。このポポーは北米原産のバンレイシ科の樹木で、日本に導入されたのは明治期。温帯果樹だが寒さにも強いので、日本でも栽培することが出来るようだ。諏訪の原で売られているので、久野のどこかにポポーの木があると思われる。ポポーの木に実る果実も是非見てみたい。

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散策やランニングに出かけると、道端で様々な植物を目にする。この時季は、香り豊かな金木犀や、色鮮やかな彼岸花やコスモスなどが目を楽しませてくれる。先日、ランニングに出かけた際に、華やかではないがガマの穂がゆれる道路脇に撮影に立ち寄った。酒匂縦貫道路の鬼柳付近。道路脇は水田が多く広がっているが、所々休耕地になっている。昨年の秋に酒匂縦貫道路の工事の様子を撮影に訪れた時に、この周辺の休耕地にガマが群生しているのに気がついた。道路脇の休耕地に群生しているガマ。もともと田んぼのような場所だったようで地面は水分を多く含んでいる泥地。ガマは沼や池の水辺に生える植物で、この周辺の休耕地は適度にぬかるんでいてガマの成育にはぴったりの場所のようだ。風にゆらゆら揺れるガマの穂を撮影。ガマは夏に茎をのばして円柱形の穂をつける。来年は夏の早い時期に訪れて褐色になる前の穂の様子も撮影したい。街中ではあまり見かけないガマだが、日本の文化に古くから登場する植物で、水墨画に描かれたり、また一説には蒲鉾や蒲焼などの語源にもなっている。不思議な形のガマの穂だが、晩秋になると穂から綿毛のような実を飛ばす。すでにいくつかの穂から綿毛が出ていた。昔は、この綿毛を集め布団に用いていたとのこと、もともとは蒲にちなみ蒲団と書いていた。日本では古代から寝具に蒲を利用してきたようで、因幡の白兎の神話でも傷ついた白兎が蒲の上に寝転ぶ場面が出てくる。蒲の綿毛の布団はどのような寝心地なのだろうか。

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