@ 1091F林檎の樹のパイのオーロラ風食う980円 仙波龍英「わたしは可愛い三月うさぎ」より
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仙台の秋保(アキュウ)温泉で開かれたNHK短歌大会に行ってみた。佐々木幸綱氏が「歌を読む楽しみ」と題して講演された。上記の歌はその講演資料にあった作品。
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<109>は<トウキュウ>と読むのだそうだ。<東急>のことらしい。<1F>は東急デパートの一階のこと。<林檎の樹>はそこにある店の名前だ。<オウロラ風パイ>をそこで食べた。それが980円だった。オーロラ風というから、形がオーロラに似ていたのだろう。仙波龍英は若くしてなくなった歌人。新風を巻き込んだ。これがその新風の短歌である。面白いと言えば面白い。深い意味は込められていないが、それでも短歌である。詠む楽しみというものだろう。
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仙台の秋保(アキュウ)温泉で開かれたNHK短歌大会に行ってみた。佐々木幸綱氏が「歌を読む楽しみ」と題して講演された。上記の歌はその講演資料にあった作品。
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<109>は<トウキュウ>と読むのだそうだ。<東急>のことらしい。<1F>は東急デパートの一階のこと。<林檎の樹>はそこにある店の名前だ。<オウロラ風パイ>をそこで食べた。それが980円だった。オーロラ風というから、形がオーロラに似ていたのだろう。仙波龍英は若くしてなくなった歌人。新風を巻き込んだ。これがその新風の短歌である。面白いと言えば面白い。深い意味は込められていないが、それでも短歌である。詠む楽しみというものだろう。