お昼です。あんまり腹は減っていません。
昨日インスタント味噌ラーメンを2袋買って来ています。
これを食べて見ます。
小葱は昨日摘んで来て刻んで冷蔵庫に冷やしておきました。
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外はまだ曇り空をしています。雨が降っていませんから、午後からは畑にも行けそうです。
お昼です。あんまり腹は減っていません。
昨日インスタント味噌ラーメンを2袋買って来ています。
これを食べて見ます。
小葱は昨日摘んで来て刻んで冷蔵庫に冷やしておきました。
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外はまだ曇り空をしています。雨が降っていませんから、午後からは畑にも行けそうです。
死がそこにゐて美しき桜かな
釈 応帰
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桜が美しく咲いていてくれているのですが、わたしはなかなかそれを美しく見れないのです。わたしが驕っているからです。病を病んで死を身近にしないと、せっかくの桜が無駄に散ってしまいます。傲慢をへし折られないと、この世が見えて来ないのです。この世の美しさが見えて来ないのです。
でも、大丈夫、わたしは病んで死にます。これは間違いのないことです。美しい桜を美しく見ることができる仕組みになっています。
南無阿弥陀仏を称うれば、難陀(なんだ)、跋難(ばつなん)、大龍等、無量の龍神、尊敬(そんぎょう)し、よるひるつねにまもるなり。
現世(げんぜ)利益(りやく)和讃より
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現世でわたしがこれまでに受けて来た利益はたくさんあります。たくさんたくさんあります。数限りなくあります。「現世利益なんか、望んでいない」「おれは神仏に頼んだりはしない」などと豪語してもいいのですが、すでに十分過ぎるほど受けて来ているのです。現在完了しています。
わたしは夜も昼も守られています。守っているハタラキがあるからです。見えないけれどわたしに働きかけて来ています。
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龍神さまも見えないハタラキを担っておられます。しかも無量の、推し量ることも出来ないくらい厖大なハタラキを働かせてくださっています。
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何故か? 此処は阿弥陀仏の世界だからです。仏界だからです。わたしが称えていなくとも、阿弥陀様が阿弥陀様の方から、わたしにハタライテ、念仏してくださっています。安心していていいのです。
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難陀も跋難も龍神様のお名前でしょう。八大龍王さまのお一人なんでしょう。
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生きている間も阿弥陀仏の世界。死んでいっても阿弥陀仏の世界。此処は真如界です。
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阿弥陀のアミタは「永遠の命」「わたしが推し量ることなど出来ないほどの光輝く豊かな安らぎ世界」の謂いです。此処にわたしがいます。生きたり死んだりしながら永遠の命を生きています。
「半夜」 良寛
首(こうべ)を回(めぐ)らせば、五十有余年
人間(じんかん)の是非は一夢の中
山房五月、黄梅の雨
半夜 蕭々(しょうしょう) 虚窓に(そそ)ぐ
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「そそぐ」の漢字は氵篇に「麗」。探し当てきれませんでした。
「山房」とは、五合庵のことでしょうか?
「黄梅」とは、やや熟れてきた梅の実のことでしょうか?
「人間(じんかん)」は人間界のことだろうか?
「五十有余年」とあるから、このとき、作者良寛禅師は50台の頃か?
「半夜」とは? 夕暮れ方から朝方までの時間帯だろうか? まだ明けきれない夜明け前のことだろうか? 夢を見ておられる夜の、眠りの浅さだろうか?だろうか? ???
「虚窓」とは? 誰もいない家に開け放たれた木窓のことだろうか? 風が抜けて行く涼しい木窓のことだろうか?
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夜に入って雨になった。五月の雨はなまぬるい。雨に濡れた梅の実が半分熟れて来る。住処にしている五合庵に一人でいると、回顧の情が押し寄せる。五十有余年生きて来たが、で、どうだったのか? 半夜、蕭々と降る雨が木窓にそそいでいるきりだ。この人間界に起こるできごとの是非を問うても詮無いことだ。夢幻に過ぎない。
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人間界の五十有余年は一夢の中、是非のつけようもないではないか。是非をつけるのはよそう。五月、青い梅の実が黄色く熟れた。これでいい。
夕方、裏の畑の、伸び盛りの黄緑色の蕗を摘みました。包丁で、根元を切って、葉っぱを捨てて。容れ物いっぱいになりました。
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夕食が終わって、お爺さんは夜なべ仕事をしました。
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摘んで来た蕗の筋剥きをしました。筋を剥きつつ、ポキンポキンと7~8cmの長さに切りました。
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春の山菜はアクが強いので、指先が灰褐色になりました。特有な匂いの春がぷんと匂います。
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家内がこれをさっそく茹でて、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保存しました。
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2軒分はたっぷりあります。我が家だけでは食べきれません。*
朝になって、家内が半分をお隣さんにお分けしました。お隣さんも蕗がお好きなようで、よかったです。
欲が深いんだよねえ、このお爺さんは。
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あれもしてもらい、これもしてもらったのに、それでも、不満げな顔をして過ごしているよ。
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生きている間ずっとずっとずっと、してもらってばかりだったのに、まだ要求している。
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79年も生かしてもらったというのに、こんどはよく死なせてくださいと申請している。なんと欲深い。
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スカートをふくらませた踊り子草が、垣根に咲いて楽しく美しく踊って見せている。
それだけのサービスをして貰っているのに!
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麦畑の上空、雲井の宮から、雲雀が鳴いて、「ここは楽園です、お楽しみあれ」と言って聞かせている。
それだけの特上のサービスをして貰っているというのに!
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不届き者のお爺さんは、顔の曇りを消せない。
春菊が花を着けました。
秋冬ずっと鍋物料理にして食べました。
今度は花をめでます。
サービス満点な春菊さんです。ありがとう❗
今日から日本国中、休日祝日のゴールデンウイークに入る。楽しみ計画満載だろう。
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でも、お爺さんのわたしは失職後はずっとゴールデンイヤーを享受している。
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だから、人様のゴールデンウイークは、特別視するには当たらない。
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一年中がずっとゴールデンなんだから、お爺さんとはいいご身分だ。
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一年中がずっとゴールデンだと、一年は、しかし、実に平べったい。
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結局は、ぐうたらぐうたらして過ごすことになる。
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ゴールデンがゴールデンにならない恐れが大になる。
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世間様のゴールデンウイーク初日目の今日4月27日は曇り。小雨がち。
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せっかくだから、お慈悲を垂れて、お楽しみのみなさんにお日様が顔を出してくださいますように!