引き続き、神奈川県横須賀にある記念館「三笠(みかさ)」です。
戦艦「三笠」は明治35年(1902年)に竣工した船です。
当時の日本政府がイギリスに発注した4隻のうち、最後に造られた船だそうです。
敷島型戦艦と呼ばれ、同型の戦艦は「三笠」の他に「敷島」「朝日」「初瀬」があります。
ワシントン軍縮条約(1921~1922年)により「三笠」は廃艦になり、大正15年(1926年)に現在の場所に保存されました。
戦後は米軍に接収され、艦上には「キャバレー・トーゴー」と言うダンスホールや水族館が造られたそうです。
東郷元帥も無念だったでしょうね。
この惨状を憂いた米軍のチェスター・ニミッツ元帥の働きかけにより、保存運動が起こり、現在の状態に復元されたそうです。
チェスター・ニミッツ元帥は東郷平八郎を敬愛していたそうです。
そのお陰で三笠に勇姿を見ることが出来るのです。
艦内の施設も復元されています。
明治時代にタイムスリップした様な空間が広がります。
120年も前の戦艦ですが、船内の設備は意外と近代的です。
当時最新鋭の設備が備わっていたのでしょうね。