秋も深まってきまして東京でも木々が色づいてきましたが、
東京のもみじの見頃はもう少し先の様ですので、少し足を延ばして
埼玉の嵐山(らんざん)町にある嵐山渓谷へ行ってきました。
嵐山渓谷はその風景が京都の嵐山に似ており、昭和初期に
「武蔵国の嵐山」と言う名が付けられ、嵐山渓谷と呼ばれるように
なりました。
京都の嵐山(あらしやま)と違って、こちらは「らんざん」と呼びます。
嵐山渓谷までは我が家からは東武東上線で1時間で行けます。
武蔵嵐山駅からはバスで10分程度の入り口に到着し、そこから
15分程度歩くと、河原に出ます。
ご覧の通り、もみじがきれいに色づいています。
川の流れは穏やかで水面に紅葉を映し出しており、とても美しいです。
川に架かる橋を渡って対岸の丘を遊歩道を登ると展望台があり、
その周りの木々も色づいています。
ススキと紅葉の組み合わせも秋らしいです。
紅葉のトンネルを歩いていくと、やがて一つの歌碑あります。
女流歌人の与謝野晶子の歌碑です。
昭和14年に訪れて歌碑に刻まれている「比企の渓 槻の川
赤柄の傘を さす松の 立ち並びたる 山の しののめ」をはじめ、
29首の歌を残したそうです。
バスの時間が合わなかったので帰りは駅まで歩いて帰りました。
嵐山渓谷より1時間程度でしたが、陽気も良く気持ち良かったです。