
今日の「プロジェクトX」は釧路湿原を開発から守った人々の話でした。
高度成長期に国家プロジェクトで釧路湿原の開発が計画されたときに、地元の人々が立ち上がり、ある大学教授のもとで独自に湿原を調査し、湿原の素晴らしさをアピールして、釧路湿原を開発からを守ったと言うストーリーでした。
現在のように環境問題に関心を寄せる人々が多くなっている時代ならともかく、今から30年以上前に普通の人々が環境問題に取り組んで闘ったと言うことは本当に凄いことです。きっと周りの人々からは決して温かい目では見られていなかったと思います。この人たちの行動には本当に頭が下がります。
私もタンチョウの撮影などで年に一度は釧路湿原を訪れていますので、この人たちの行動には本当に感謝したいと思っています。あの時に釧路湿原の開発が進んでいたら、タンチョウなどの動物や雄大な風景を見る事が出来なかったでしょう。
先日、過剰な演出で問題となった「プロジェクトX」ですが、結構好きな番組で基本的にはいい話が多いので、今後も感動できる話を取り上げて行って欲しいです。過剰な演出をしなくても、人の心を動かすことは十分出来るはずです。
掲載写真:旅の写真館「四季優彩」より