6月19日(現地時間)現在、25勝47敗と大きく負け越しているシアトル・マリナーズのマクラーレン監督が解任されました。その3日前にはGMも解任されていますが、このチーム状態でしたら、仕方ないことだと思います。
ご存知の通り、マリナーズにはイチローと城島が所属していますので、日本でもBSで試合が中継されていますが、試合を見ていても本当に弱いです。地元シアトルのファンが気の毒なくらいです。先発投手は5回を持たずに降板してしまいますし、その後に出てくる投手も散々です。そして、高額を払って獲得したセクソンやベルトレも、ただ振り回すだけでチャンスでは打てないですし・・・。選手たちにも覇気が全く感じられません。
イチローがチームを批判するのも分からなくはありません。しかし、そうは言っても、イチローだって一選手であるのですから、公然とチーム批判をするのは頂けません。やる気のない選手達にも責任があるのは当然ですが、だからと言ってチームを公然と批判してはチーム内のモチベーションを更に落としてしまうだけです。
当然、イチローという選手はマリナーズの看板選手ですし、チームリーダーにならないといけない選手ですから、チームを纏めなくてはいけないと思います。イチローという選手は妥協を許さないストイックなところがある選手ですが、チームメートに対しても、同様のことを求めるところがあるのかもしれません。しかし、他の選手達にもスタイルという物がありますし、メジャーリーガーとしてのプライドもありますから、そう言うところを理解しないと、ただ批判するだけでは何も伝わらないと思います。
上から見下ろすのではなく、先輩やチームメイトとしてアドバイスすると言う方が上手く行くのではないでしょうか?ときにはチームリーダーとして活を入れることも必要でしょうが、相手を尊重することが大切だと思います。
新生マリナーズでは、先ずは投手陣の建て直しをしなくてはなりません。マリナーズにはJ.J.プッツという不動のストッパーが居るのですから、先発陣が試合をつくり、リリーフ陣が繋いで行くようなパターンを確立しなくてはなりません。投手陣が崩壊した原因には城島のリードもあると思いますので、今一度、配球を考え直した方がいいと思います。メジャーの投手は日本の投手ほど、コントロールがある訳ではないですから、コースより球威で勝負させた方がいいのではないでしょうか?(あくまでも素人考えですが・・・)
また、攻撃面では打線に繋がりを持たせるように打順を組み替えた方がいいと思います。とりあえず、イバネスを中心に調子の良い打者をその前に置くべきだと思います。一発があっても打率の低いベルトレやセクソンは当てになりません。
「それじゃ、イチローは?」という方もいらっしゃるかも知れませんが、イチローがチャンスに強いか?と言ったら、ちょっと疑問です。イチローという選手は誰もが認める超一流の選手ですが、イチローはチャンスをつくる選手であって、試合を決める選手ではないですから・・・。
そういえばイチローがマリナーズに入った頃にはエドガー・マルティネスやオルルッドと言うポイントゲッターがいました。彼らは決して派手ではありませんでしたが、確実に走者を迎え入れていました。あの頃のマリナーズは強かったですね・・・。