JR各社で春休み、夏休み、冬休みシーズンに利用できる「青春18きっぷ」の利用ルールが大幅に変更されました。
「青春18きっぷ」はJR線全線の普通列車・快速列車に5日間乗り放題のきっぷです。
「青春18きっぷ」の歴史は古く国鉄時代の1982年(昭和57年)まで遡ります。
当時は「青春18のびのびきっぷ」と言う名称でしたが、窓口で「のびのびきっぷを下さい」と言った際に「のびのびきっぷって何ですか?」と言われたのを覚えています。
窓口の担当者にも「のびのびきっぷ」と言う名称は認知されていなかったようです。
当時は5枚綴りで有効期限が1日のきっぷが4枚と有効期限が2日間のきっぷが1枚の構成で6日間乗り放題でした。
話はルールの改変に戻します。
主なルールの変更は以下の通りです。
現行(→変更後*2024年12月発売分より)
・JR線全線の普通列車・快速列車乗り放題→変更無し
・5日間有効(12050円)→3日用(10000円)が新たに発売予定
・期間中なら5回に分けて利用可能→連続した5日間(または3日間)
・同一行程ならグループでシェアして利用可能(5人で日帰り旅行に利用など)
→グループ利用は不可(1枚を1人で利用)
・自動改札通過不可→自動改札通過可能
以上が主な変更点です。
我が家では去年の12月に「青春18きっぷ」を利用して家族4人で日帰り旅行で利用して、残りの1回分を私が一人旅で使用しましたが、こう言う使い方も出来なくなります。
自動改札を通れるようになるのはメリットがありますが、その代わり複数でシェアが出来なくなるは痛いです。
5枚または3枚綴りにすれば解決しそうですが、転売を避けるために1枚のままにしたのでしょうね。
また、連続した5日間(または3日間)と言うルールは会社勤めの身にはハードルが高すぎます。
JR各社は民間企業ですので利益を追求しなくてはいけないのは理解できますが、今回の改悪は残念です。