ワールドカップのブラジル戦が行われるドイツのドルトムントで行われたボスニア・ヘルツェゴビナ戦は、後半終了間際に中田のヘディングシュートが決まり2対2で辛うじて引き分けました。
前半は日本のペースで試合が進み終了間際の中村俊輔のコーナーキックに高原が頭で合わせて先制をしたまでは良かったのですが・・・。
後半は相手にボールを支配され、何度も崩されて2点を奪われました。とにかく後半はボロボロでした。ボスニア・ヘルツェゴビナに好きなようにボールを回されて、1点目は微妙な判定のPKでやられて、2点目は川口が相手のシュートを抑えたかと思ったところをポロリとやってしまい、そのボールをゴールに叩き込まれてしまいました。
1点目の失点はあれは中澤は何もしてないと思うので、ある程度仕方ないと思いますが、2点目は雨でボールが濡れていたとは言え、川口にしっかり抑えて欲しかったです。川口は神懸り的なファインセーブもあるのですが、このような「???」なプレーもたまにやってしまいます。
しかし、PKも川口のポロリも結局のところ、ディフェンスを崩された結果ですから、問題はこちらの方だと思います。まあ、まだテストの段階なので、悪いところが出たらしっかり修正していけばいいのですが・・・。
一方、攻撃面ではある程度良かったと思います。中田や中村俊輔、小笠原そして後半から出てきた小野などの中盤の選手があらゆるバリエーションの攻撃を仕掛けられるので、攻撃にも厚みがありますし、高原や久保の動きも良かったです。そして、何より最後の最後まで諦めないで点を取りに行く姿勢が、最後の中田の同点弾に繋がりました。
でもしかし、ボスニア・ヘルツェゴビナは強かったです。W杯にこそ出られませんが、ヨーロッパ予選で同じグループだったスペインを最後まで苦しめたチームですので、流石に好きにはやらせてはくれません。W杯を戦う日本にとっては良い相手だったと思います。